今回は、Windows 11 のブルースクリーンエラーの停止コード:MEMORY_MANAGEMENT(0x0000001A)が出た場合の原因と対処法を紹介します。
「MEMORY_MANAGEMENT」を日本語に直すと「メモリー 管理」であり、このエラーはメモリーの管理エラーになります。
停止コード:MEMORY_MANAGEMENT(0x0000001A)の原因と対処法
このエラーが出て操作ができない場合、まず電源ボタンを長押しして強制終了し、もう一度電源ボタンを押して起動してみましょう。
停止コード:MEMORY_MANAGEMENT(0x0000001A)が出る主な原因は次の 5つです。
1.メモリーの不具合
メモリー自体に問題がある場合に MEMORY_MANAGEMENT(0x0000001A)エラーが出ます。
PC をセーフモードで起動し、メモリーの診断を行ってみてください。
Win11 セーフモードなどが選択できる「高度なスタートアップ オプション」の開き方
Win10/Win11 システムメモリーの問題の有無を診断する方法
2.ハードウェアの問題
ハードウェアに問題がある場合にも MEMORY_MANAGEMENT(0x0000001A)エラーが出ます。
ハードウェアには上記のメモリーも含まれますが、特にグラフィックボードが大きく関係していることが多く、接触不良などが原因であることもあります。
一度グラフィックボードを外し、再度しっかりと挿してから起動すると解決できる場合があります。
3.ドライバーの問題
ドライバーの不具合で EMORY_MANAGEMENT(0x0000001A)エラーが出ることがあります。
最新のドライバーは不具合の修正やパフォーマンスの改善などが含まれるため、更新したほうが良いと思う方が多いと思いますが、新たな不具合が出てしまうこともあります。
もしもグラフィックドライバーが最新のバージョンである場合、一度過去のバージョンに戻してみみましょう。
4.サードパーティ製のアプリケーションやシステムファイルの問題
サードパーティ製のアプリケーションのバグやシステムファイルが壊れている場合にも EMORY_MANAGEMENT(0x0000001A)エラーが出ることがあります。
まずはシステムファイルの修復を実行して様子を見てみましょう。
Win10/Win11 システムファイルの修復「システムファイルチェッカー」
解決できない場合は、症状が出る前にインストールしたアプリケーションを疑いましょう。
更新があれば更新し、変化がなければアンインストールもお試しください。
5.ハードディスクの問題
ハードディスクは多くの不具合の原因となる可能性の高いものなので、定期的な点検をおすすめします。
Win10/Win11 定期的に HDD,SSD のエラーチェックをしよう
メモリー関連の設定
上記の方法以外に、例えば BIOS でのメモリーのオバークロック、Windows 11 のメモリー関連の設定(レジストリや仮想メモリ、メモリー圧縮など)を行っている場合、設定を元に戻して解決できるかを確認してください。
解決できない場合
上記の方法で解決できない場合、まずイベントビューアーで重大なエラーが記録されていると思いますので、EMORY_MANAGEMENT(0x0000001A)エラーが出た時間と、その前後のエラーを確認してください。
そこに解決のヒントが記録されている場合があります。
また、Windows Update で最新の状態に更新することで解決できる場合があります。
最終的に改善できない場合は Windows 11 の初期化をして様子を見てください。
初期化でも解決できない場合はハードウェアの故障の可能性が高いですね。
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