タスクトレイ(通知領域)にある Windows セキュリティのアイコンにビックリマークが表示されたことはありませんか?
このアイコンの上にマウスカーソルを持っていくと、「Windows セキュリティ – 処置をお勧めします。」というホップアップメッセージが表示される場合があります。
アイコンをクリックして Windows セキュリティを開くと、一部の項目にビックリマークと「無視」が表示されているのを見たことがあるかと思います。
もしもここで「無視」をクリックしてしまった場合、どうなってしまうのでしょうか?
Windows セキュリティで「無視」をクリックしたらどうなる?
結論から言うと、Windows セキュリティで「無視」をクリックすると、Windows セキュリティのアイコンに表示されているビックリマークは消えます。
ただ、これは Windows セキュリティの「通知(警告)を非表示にした」だけです。
具体的には、「これからは無視した項目に関しては警告しませんよ」ということになります。
「警告しませんよ」ということは、「セキュリティ対策が不十分な状態(項目にもよります)だけど、ユーザー自身が処置は不要だと判断した」という状態になってしまいます。
PC に関して知識のある方は項目を見て「無視」をしても良いかを判断することができると思いますが、間違えてクリックしてしまった方もいるのではないでしょうか?
Windows セキュリティで「無視」をクリックしてもいい?
Windows セキュリティの警告は危険を知らせるためのものですので、「無視」することはおすすめしません。
例えば次の警告を無視したとします。
すると、次のように「操作は不要です。」という表示に変わりますので、ユーザーは安全だと勘違いしてしまいますね。
Windows セキュリティの警告は、無視をしても問題ないもの、無視をしたら危険なものとがあります。
各項目をよく確認し、注意して操作をしましょう。
「無視」をクリックしてしまった後に元に戻す方法
例えば「ウイルスと脅威の防止」の警告を無視してしまった場合、
1.Windows セキュリティから「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。
2.「ウイルスと脅威防止の設定」の下にある「設定の管理」をクリックします。
3.「ウイルスと脅威防止の設定」が開きますので、下にスクロールして「改ざん防止」の下にある「オフ」のトグルをクリックし、「オン」に設定します。
4.「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。

5.もう一度「改ざん防止」を「オフ」に設定してください。
すると、Windows セキュリティのアイコンにビックリマークが表示され、「無視」する前と同じ状態に戻ります。
繰り返しますが、Windows セキュリティの警告は危険を知らせるためのものですので、「無視」することはおすすめしません。
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