今回は、システムファイルを修復するシステムファイルチェッカーを紹介します。
システムファイルが壊れてしまうと、Windows の動作が遅くなってしまったり、アプリケーションが開けなくなるなど、様々な不具合を起こします。
システムファイルが壊れる原因は、ウイルス感染やアプリケーションの不具合、システム自体の不具合や Windows Update による不具合などがあります。
システムの不具合や設定ツールなどが開けなくなった場合、システムファイルの修復を行うことで解決できる場合があります。
システムファイルチェッカーとは
システムファイルチェッカーは、すべての保護されたシステムファイルの整合性をスキャンし、間違ったバージョンを正しい Microsoft バージョンに置き換えます。

システムが原因不明で異常に遅くなった場合にシステムファイルチェッカーを実行すると治ったりします。
システムファイルを修復する方法
コマンドプロンプトを管理者として実行し、次のコマンドを入力して Enter を押します。
コマンドプロンプトの開き方(管理者として実行):
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き「cmd」と入力し、Ctrl + Shiftキーを押しながら Enter を押してください。
sfc /scannow
システムのスキャンが始まりますので、しばらくお待ちください。

スキャンが終わると、次のように表示されます。

今回は破損したファイルが見つかったため、「破損したファイルが見つかりましたが、それらは正常に修復されました。」と表示されています。
これでシステムファイルは修復されましたので、一度 PC を再起動しましょう。
タスクマネージャーからシステムファイルの修復を実行する方法
Windows 10 の場合
1.タスクマネージャーを開き、上にある「ファイル」をクリックします。

2.「新しいタスクの実行」をクリックします。

3.「このタスクに管理者特権を付与して作成します。」にチェックを入れ、「sfc /scannow」を入力して OK をクリックするとシステムファイルの修復が開始します。

Windows 11 の場合
1.タスクマネージャーを開き、プロセスタブを選択して上にある「新しいタスクを実行する」をクリックします。

2.「このタスクに管理者特権を付与して作成します。」にチェックを入れ、「sfc /scannow」を入力して OK をクリックするとシステムファイルの修復が開始します。

コメント(降順)