システムメモリーに問題があると、PC の情報が失われたり、動作が停止したりする可能性があります。
PC が不安定な場合は、システムメモリーに問題がある可能性があります。
今回は、Windows 10 と Windows 11 の「Windows メモリ診断ツール」を使用してシステムメモリーの問題を診断する方法を紹介します。
「Windows メモリ診断ツール」でシステムメモリーを診断する
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
mdsched.exe

「Windows メモリ診断」が開きますので、「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」をクリックします。
※再起動する前に、作業内容を保存して開いているプログラムをすべて閉じてください。

PC はすぐに再起動され、「Windows メモリ診断ツール」が実行されます。

そのまま「Windows メモリ診断ツール」の診断が終わるまでお持ちください。
筆者の環境(メモリー 32GB)で約 1時間かかりましたが、環境により前後するかもしれません。
※「Windows メモリ診断ツール」には、「テスト結果は、ログオン後に再び表示されます。」と表示されていますが、Windows が起動しても何も表示されない場合があります。
診断が終わると自動的に再起動され、Windows が起動します。
通常は通知を有効にしていれば画面右下に Windows メモリ診断の通知が表示されます。

イベントビューアーでもテスト結果を確認することができます。
「Windows メモリ診断ツール」の診断結果を確認する
スタートボタンを右クリックし、「イベントビューアー」をクリックします。
イベントビューアーが開きますので、「Windows ログ」にある「システム」をクリックし、右側にイベントが表示されたら、「システム」の上で右クリック>「現在のログをフィルター」をクリックします。

「イベント ソース」で「MemoryDiagnostics-Results」にチェックを入れます。
※「MemoryDiagnostics-Results」に「Windows メモリ診断ツール」の診断結果が表示されます。

OK をクリックします。

すると、「MemoryDiagnostics-Results」のイベントが表示されます。
右側の項目をクリックすると、診断結果が下の「全般」タブに表示されますので確認してください。

もしも最近 PC の調子がおかしいと思ったら、一度「Windows メモリ診断ツール」を使用してシステムメモリーの問題を診断してみてください。
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