NVIDIA は、2024/03/19 に GeForce Game Ready ドライバー バージョン 551.86 WHQL をリリースしました。
バージョン 551.86 WHQL ではゲームのバグや一般的なバグが解決されています。
修正されたゲームのバグ:
- [Advanced Optimus] NVIDIA GPU のみ表示モードの場合、ノートブックがスリープから復帰しないことがある [4454524]
- [ヒットマン 3] 一部の Advanced Optimus ノートブックでスタッターが観察される [4443236]
一般的なバグを修正しました:
- RTX HDR は、ガンマ 2.2 ではなくガンマ 2.0 に一致する彩度とトーン カーブを使用します [4514298]
- RTX Digital Vibrance が Paint.net アプリをサポートされているアプリとして誤って検出する [4539617]
- [Acer XZ272] モニターの無効な EDID を解析すると、PC がバグチェックを行ったり、システムが再起動したりします [4487078]
未解決の問題:
NVIDIA – Google 翻訳
- GeForce GTX 10/RTX 20 シリーズ: Windows ハードウェア アクセラレーション GPU スケジューリングと NVIDIA SLI の両方が有効になっている場合、PC がランダムにフリーズすることがある [4009884]
- GeForce GTX 10 シリーズ グラフィックス カードでのゲームプレイ中に鉄拳 8 がランダムにクラッシュすることがある [4503216]
オンかオフか?ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング
現在フィードバック スレッドなどでは、バージョン 551.86 WHQL のインストール前や後に発生した不具合が報告されています。(一部)
- ドライバーのインストールができない
- 一部のゲームが起動できなくなった
- マウスの遅延が発生
なるべく不具合を回避するために、NVIDIA グラフィックドライバーをインストールする際には開いているアプリケーションをすべて閉じてから行うようにしましょう。
特に GPU 監視アプリケーションがバックグラウンドで実行されている時にグラフィックドライバーを更新すると、更新後にゲームで GPU パフォーマンスの低下が観察される場合があるようです。
また、Chromium ベースのアプリケーションで小さな市松模様のようなパターンがランダムに表示される問題については「未解決の問題」から消えていますが、問題は解決されていません。
この問題は Windows 11 側の問題で既に「Windows 11 Insider Preview ビルド 26002 (Canary Channel) 」で解決されており、今後のアップデートで解決される予定です。
グラフィックドライバーをインストールした後にブルースクリーンになることもありますので、念のために「前回正常起動時の構成」を表示できるようにしておくと良いでしょう。
Win10/Win11 起動時に「前回正常起動時の構成」を表示する方法
追記:
先ほど バージョン 551.86 WHQL をインストールし、フォートナイト(Fortnite)をプレイしてカクツキを確認しました。
このカクツキはほんの少しであり、しばらくするとそれほど気にならなくなります。
ただ、設定によってはプレイできないほどカクツキが激しくなりますので注意が必要です。
筆者の環境(NVIDIA GeForce RTX 3060)では、フォートナイトのレンダリングモードを「DIRECTX 12」にするとカクツキが非常に激しくなるので「DIRECTX 11」に設定しています。
しかし、やはり筆者の環境では旧バージョンのほうが調子が良いようです。
