Windows の DSP版をご使用の場合、BIOS(UEFI) の設定を変更すると、Windows のライセンス認証が外れる場合があります。
Windows の DSP版は、マザーボードや CPU など、何らかのパーツと一緒に購入することが条件としてあり、その条件を満たした場合にのみライセンスが認証されます。
例えば、そのパーツがマザーボードである場合、マザーボードを交換した際にライセンス認証が外れてしまいます。
もちろん、パソコンを購入した際に一緒に付いてきた DSP版を別のパソコンにインストールしてもライセンスは認証されません。
Windows の DSP版には、そういったデメリットがあります。
何故 BIOS の設定によりライセンス認証が外れるのか?
例えば、筆者が購入したパソコンは「パソコン工房」で購入しており、Windows 11 Home の DSP版がインストールされています。
この Windows 11 Home DSP版に必要なパーツ(ハードウェア)は、おそらくマザーボードです。
先日 BIOS(UEFI) の設定を変更後に再起動をすると、画面右下に「ライセンス認証が必要です」と表示(通知)されました。
「設定」を開くと、「PC の個人用設定を行う前に、Windows のライセンス認証を行う必要があります。」と表示されています。
この状態で「ライセンス認証を今すぐ実行」をクリックし、「トラブルシューティング」を実行すると…
「このデバイスで Windows のライセンス認証を行うことができませんでした。」と表示されてしまいます。
筆者は、ライセンス認証が外れる前に、BIOS(UEFI) で「オンボードLAN」を無効にしていました。
おそらく、「オンボードLAN」が無効になったことで、Windows はマザーボードが変更されたと認識したのでしょう。
新しく LANカードを購入したため、「オンボードLAN」は必要ないと思い無効にしたのですが、DSP版では無効にしてはいけないようですね。
「オンボードLAN」を有効に戻してから再度「トラブルシューティング」を実行すると、ライセンスが認証されました。
このように、Windows の DSP版では BIOS(UEFI) 設定によりライセンス認証が外れる場合がありますので、設定を変更する際には注意してください。
急にライセンス認証が外れた際には、まず何かしなかったか?と思い出してみましょう。上記のことを知らずに新しく Windows を購入すれば、無駄な出費となりますね。
※デバイスマネージャーで使用しない「ネットワークアダプター」を無効にするのは問題ありません。
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