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7-zip の更新の有無を自動でチェックする「7-zip_UpdateCheck」

今回は、筆者が作成した、ファイルの圧縮・解凍ソフト 7-zip の更新の有無を自動でチェックするためのツールを紹介します。

今現在 7-zip には、自動で新バージョンに更新する機能、自動で更新の有無をチェックする機能が実装されておらず、手動で確認しなければならないのが不便ですね。

そこで、7-zip の更新の有無をチェックするツール「7-zip_UpdateCheck」を作成してみました。

7-zip では最近、重大な脆弱性が発見されていますので、古いバージョンを使用している場合は早急に最新バージョンに更新することをおすすめします。

7-zip の旧バージョンで重大な脆弱性 早急にアップデートを

目次

「7-zip_UpdateCheck」のダウンロードと使用方法

ダウンロード

※自作ソフトについて(必ずお読みください)

「7-zip_UpdateCheck.zip」をダウンロードし、解凍してください。

7-zip_UpdateCheck.zip

ハッシュ値:対象「7-zip_UpdateCheck.exe」(Ver 1.0.0.0)

SHA256 ハッシュ値:
fd748766b770fea70f6a97ef5d949d34b68f5d4f1464a57bbbf226c703bc429c

使用方法

ファイルが解凍出来たら、「7-zip_UpdateCheck.exe」を実行してみてください。

現在使用している 7-zip のバージョンが古く、更新がある場合は、メッセージボックスを表示します。

メッセージボックスには、現在のバージョンと新しいバージョンの情報を表示していますので、一目で確認ができます。

また、「7-zip 公式サイトを開きますか?」と聞かれますので、「はい」をクリックすると、お使いのブラウザーで 7-zip の公式サイト(https://7-zip.opensource.jp/)を開き、ツールを終了します。

7-zip_UpdateCheck - 7-zip - 更新があります
7-zip_UpdateCheck – 7-zip – 更新があります

新しいバージョンが見つかった場合は、すぐに公式サイトからダウンロードして更新することをおすすめします。

サイトを開きたくない場合は、「いいえ」または × ボタンをクリックすればツールは終了します。

「7-zip_UpdateCheck.exe」を実行した際に、現在使用しているバージョンが最新である場合は、確認ができた時点で何も表示せずにツールは終了します。

自動で 7-zip の更新の有無をチェックするための設定

自動で 7-zip の更新の有無をチェックするには、スタートアップに登録するか、タスクスケジューラに登録をします。

定期的に更新の有無をチェックしたい場合は、タスクスケジューラに登録することをおすすめします。(推奨)

スタートアップに登録する方法

スタートアップに登録すると、Windows を起動したとき(サインインしたとき)にツールが自動的に実行されます。

1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。

%userprofile%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

2.スタートアップフォルダーが開きますので、「7-zip_UpdateCheck.exe」をここにコピーしてください。

スタートアップフォルダー
スタートアップフォルダー

これで設定は完了です。

タスクスケジューラに登録する方法

1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。

taskschd.msc

2.タスクスケジューラが開きますので、左側の「タスクスケジューラ ライブラリ」をクリックします。

タスクスケジューラ
タスクスケジューラ

3.右側にある「タスクの作成」をクリックします。

タスクスケジューラ
タスクスケジューラ

4.名前に「7-zip の更新の有無をチェック」など、好きな名前を入力してください。

タスクの作成
タスクの作成

5.「トリガー」タブを開き、「新規」をクリックします。

タスクスケジューラ - タスクの作成 - トリガー
タスクスケジューラ – タスクの作成 – トリガー

6.新しいトリガー」が開きますので、

※下の画像では「トリガーの編集」と表示されていますが、初めて作成する場合は「新しいトリガー」と表示されます。

  1. 「タスクの開始」を 「スケジュールに従う」に変更
  2. 「開始」を 本日の日付に、時間を毎朝パソコンを開く時間に設定(不定期の場合は 0時に設定しておきましょう)
  3. 「毎日」を選択
  4. 「繰り返し間隔」に好きな時間を入力(「1時間」にすれば、1時間ごとにタスクが実行されます)
    ※例えば、「1時間」の「1」の部分を消して「6」を入力すると「6時間」に設定することができます。
  5. 「有効」にチェック(デフォルトでチェックが入っている)
  6. 「継続時間」を「無制限」に設定
トリガーの編集
トリガーの編集

設定が終わったら OK をクリックします。

7.「操作」タブを開き、「新規」をクリックします。


タスクスケジューラ – タスクの作成 – 操作

8.「プログラム/スクリプト(P):」にダウンロードしておいた「7-zip_UpdateCheck.exe」のパスを貼り付けてください。

パスをコピーするには、「7-zip_UpdateCheck.exe」の上で Shiftキーを押しながら右クリックします。

すると、メニューが表示されますので「パスのコピー(A)」をクリックします。

ファイルの右クリックメニュー
ファイルの右クリックメニュー
新しい操作
新しい操作

9.パスを貼り付けたら OK をクリックします。

10.「7-zip の更新の有無をチェック(初めに入力したタスクの名前が表示されます) のプロパティ」が表示されますので、OK をクリックします。

7-zip の更新の有無をチェック のプロパティ
7-zip の更新の有無をチェック のプロパティ

これで設定は完了です。

以降は、Windows を実行している限り、毎日指定した時間ごとに 7-zip の更新の有無をチェックするようになります。

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