前回紹介した Windows 11 バージョン 24H2 のバグである、エクスプローラーのツールバーにある「もっと見る(…)」をクリックした際に表示されるメニューが、エクスプローラーの場所に関係なく上側に表示(展開)される原因を発見しました。
Win11 24H2 エクスプローラーの「もっと見る」が上側に展開されるバグあり
「もっと見る(…)」をクリックした際に表示されるメニューが上に表示される原因
「もっと見る(…)」をクリックした際に表示されるメニューが上に表示される原因は、Windows 11 バージョン 24H2 の更新作業により、エクスプローラーの拡張機能が有効になったためです。
これは、筆者がエクスプローラーに関するレジストリ値を確認し、気になったものを手当たり次第に無効化して発見しました。
この拡張機能が具体的にどんなものかは現在不明ですが、「もっと見る(…)」をクリックした際に表示されるメニューに関係しているのは明らかです。
この拡張機能を無効化することで、メニューは通常通り下に表示されるようになります。
もちろん、ウィンドウが画面の下にあり、メニューが欠ける場合は上に表示されます。
拡張機能を無効化した後は、特に別の不具合は発生していません。
2024/11/01:
何度か拡張機能の有効、無効を繰り返し、有効と無効の場合の違いがわかりました。
今回の問題の原因となった拡張機能が有効の場合、エクスプローラーのタブのタイトルの下に境界線は表示されません。
拡張機能が無効の場合、エクスプローラーのタブのタイトルの下に薄い境界線が表示されます。
この拡張機能は、Windows 11 バージョン 23H2 でも最新の更新プログラム KB5044380 をインストールすると有効になりますが、「もっと見る(…)」をクリックした際に表示されるメニューが上に表示されるバグは、バージョン 24H2 のみで発生します。
※2024/11/02: 先ほど Windows 11 バージョン 23H2 でも同じバグが発生しました。
Win11 23H2 にもエクスプローラーの「もっと見る」のメニューが上に表示されるバグあり
解決法
1.まず「ViVeTool」をダウンロードする必要がありますので、次のページから「ViVeTool-v0.3.3.zip」をダウンロードしてください。
https://github.com/thebookisclosed/ViVe/releases/
2024/10/27 現在の最新バージョンは v0.3.3 です。

2.ダウンロードした zip ファイルを解凍し、解凍したフォルダーを開きます。
3.フォルダーを開いたら、エクスプローラーのアドレスバーにある「ViVeTool」のパスをコピーしてください。
4.スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を開き、「cd 」(cd の後に半角スペースあり)と入力します。
5.そのままマウスを右クリックするとコピーされたパスが貼り付けられますので、Enter を押します。
次の画像のようになっていれば OK です。
6.次のコマンドをコピーして貼り付け、Enter を押します。
.\vivetool.exe /disable /id:51960011
「Successfully set feature configuration(s)」と表示されていれば OK です。
7.ターミナル(Windows PowerShell)を終了し、PC を再起動してください。
PC が起動したら、エクスプローラーを開き、ツールバーにある「もっと見る(…)」をクリックしてみてください。
メニューが正常な状態に戻っているはずです。
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