2024/09/27 にプレビューリリースされた Windows 11 の更新プログラム KB5043145 をインストールすると、Copilot が Microsoft Store アプリの Copilot に置き換えられます。
※Microsoft Store アプリの Copilot は、次のページまたは Microsoft Store アプリからインストールすることもできます。
https://apps.microsoft.com/detail/9nht9rb2f4hd?hl=ja-JP&gl=JP
それに伴い、Windowsキー + C のショートカットキーは廃止され、Copilot はタスクバーやスタートメニューのアイコンからしか起動できなくなりました。
今までショートカットキーで起動していたユーザーにとっては非常に不便になりましたね。
今回は、Copilot アプリをショートカットキーで起動する方法を紹介します。
ただ、このショートカットキーで起動するとこはできるのですが、閉じることができません。
そのため、Copilot アプリが既に起動している場合は同じショートカットキーで閉じれるようにします。
※ここで紹介する方法は、Windows 10 にも対応しています。
Copilot アプリ起動するコマンド
Copilot アプリ起動するコマンドは 2つあります。
1.ショートカットのリンク先
Copilot アプリの「アプリの設定」からデスクトップにショートカットを作成することができます。
そのショートカットのリンク先には次のコマンドが登録されています。
"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge_proxy.exe" --profile-directory=Default --app-id=khiogjgiicnghciboipemonlmgelhblf --app-url=https://copilot.microsoft.com/?dpwa=1 --app-launch-source=4
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、上記のコマンドを入力して Enter を押すと Copilot アプリを開くことができます。
2.Shell コマンド
Shell コマンドでも Copilot アプリを開くことができます。
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
shell:Appsfolder\Microsoft.Copilot_8wekyb3d8bbwe!App
Copilot アプリをショートカットキーで起動する方法
Copilot アプリを起動するショートカットキーは、デスクトップに作成したショートカットのプロパティで割り当てることが可能ですが、起動のみで閉じることができません。
そのため、Copilot アプリが起動していれば終了し、起動していなければ起動するというバッチファイルを作成し、そのショートカットのプロパティでショートカットキーを割り当てます。
Copilot アプリを起動&終了するバッチファイル
バッチファイルの詳細は バッチファイルとは? をお読みください。
バッチファイルの内容:
@echo off
tasklist | find "pwahelper.exe" > NUL
if %ERRORLEVEL% == 0 (
taskkill /im pwahelper.exe /f
) else (
start shell:Appsfolder\Microsoft.Copilot_8wekyb3d8bbwe!App
)
Copilot アプリが起動していれば終了し、起動していなければ起動するという内容になっています。
バッチファイルを「Copilot.bat」という名前で保存しましょう。
ショートカットを作成してショートカットキーを割り当てる
1.「Copilot.bat」の上で Shiftキーを押しながら右クリック>送る>「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。
2.ショートカットの上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。
3.「ショートカットキー」の右側のインプットボックスを一度クリックし、Ctrl + Shift + X(おすすめ)など、同時に押してみてください。
そのままキーを離すと押したショートカットキーが入力されます。
4.次に、その下の「実行時の大きさ」を「最小化」に変更します。
5.最後に一番下の「OK」をクリックします。
これで Copilot アプリをショートカットキーで起動する準備は完了しました。
実際に Ctrl + Shift + X を押して Copilot アプリを起動してみましょう。
Copilot アプリが起動したら、もう一度 Ctrl + Shift + X を押して Copilot アプリが終了するかを確認してください。
デスクトップのショートカットを非表示にしたい場合は、ショートカットのプロパティの「全般」タブを開き、「隠しファイル」にチェックを入れて OK をクリックします。
すると、ファイルが見えなくなります。
ショートカットキーを押してから Copilot アプリが起動するまでに時間がかかる原因
ショートカットキーを押してから Copilot アプリが起動するまでに時間がかかる原因は、Windows 10 と Windows 11 のどちらにも共通する、以前からの不具合が原因です。
この不具合は、「設定」アプリが中断している時だけ発生します。
「設定」を開き、タスクマネージャーの詳細タブを見ると「SystemSettings.exe」が「実行中」と表示されています。
しかし、「設定」のウィンドウを最小化すると「中断」に変わります。
このときにショートカットに割り当てたショートカットキーを押すと、アプリが起動するまでに時間がかかるようになります。
「設定」のウィンドウを元に戻したり終了すると、すぐに起動するようになります。
また、この「SystemSettings.exe」は、「設定」のウィンドウを開いていない場合にも「中断」の状態で起動していることがあります。
その場合は、タスクマネージャーから強制終了することで解決できます。
※サインアウトでは終了されない場合がある。
この不具合は約 10年前からあり、Microsoft コミュニティのユーザーが原因を特定しています。
今現在解決されていないということは、フィードバックがされていないか、あるいは改善する気がないのでしょう。
追記:
「設定」のウィンドウを開いていない場合に「SystemSettings.exe」が「中断」の状態で起動するのは、Windows のサービス「SysMain」が原因であることがわかりました。
また、Windows のバグであると思われますが、PC を再起動するとショートカットに割り当てたショートカットキーが反応しなくなります。
そのため、現在ショートカットキーが反応しなくなるバグ、「SystemSettings.exe」が「中断」の状態で起動が遅くなるバグの影響を受けず、ショートカットキー Windowsキー + C で起動および終了できるツールを作成しています。
完了次第ツールを紹介したいと思いますので、必要な方はお使いください。(Windows 11 のみ対応となります)
2024/09/28:
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