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Win11 メモ帳(Notepad)を旧バージョンに戻す方法

今回は、Windows 11 のメモ帳(Notepad)を旧バージョンに戻す方法を紹介します。

新バージョンのメモ帳が使いにくいという場合に参考にしてみてください。

目次

Windows 11 のメモ帳(Notepad)を旧バージョンに戻す方法

少し手間がかかりますが、手順通りに行ってみましょう。

2024/03/05:

Microsoft Store アプリの自動更新をオフにせずに旧バージョンのメモ帳を使う方法を追記しました。

Microsoft Store アプリの自動更新をオフにせずに旧バージョンのメモ帳を使う方法

1.Microsoft Store でアプリの自動更新をオフにする

まず Microsoft Store でアプリの自動更新をオフにする必要があります。

アプリの自動更新をオフにしなければ、自動的に最新バージョンのメモ帳がインストールされてしまします。

1.スタートボタンをクリックし、Microsoft Store を開きます。

2.上にあるユーザーのアイコンをクリックします。

3.「設定」をクリックします。

4.「アプリ更新」を「オフ」に設定します。

5.Microsoft Store を閉じましょう。

2.新バージョンのメモ帳をアンインストール

旧バージョンのメモ帳を使用するために、新バージョンのメモ帳をアンインストール必要があります。

1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコードを入力して Enter を押します。

ms-settings:appsfeatures

「インストールされているアプリ」が表示されますので、下にスクロールして「メモ帳」を探します。

2.「メモ帳」の右側にある「・・・」をクリックし、「アンインストール」をクリックします。

3.確認画面が表示されますので、「アンインストール」をクリックします。

これで新バージョンのメモ帳は削除されました。

3.旧バージョンのメモ帳を開く

新バージョンのメモ帳を削除すると、ショートカットも削除され、通常の開き方では開けなくなります。

1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコードを入力して Enter を押します。

notepad

旧バージョンの「メモ帳」が開きます。

初回は「新しいバージョンのメモ帳が利用可能です。」が表示されますが、右側にある ✕ をクリックすると次回から表示されなくなります。

4.タスクバーにピン留めする

メモ帳を開いた状態で、タスクバーのメモ帳のアイコンを右クリック>「タスクバーにピン留めする」をクリックします。

5.テキストファイルにメモ帳を関連付ける

新バージョンのメモ帳を削除すると、テキストファイルを開いた際に次の画面が表示されます。

これは、新バージョンのメモ帳をアンインストールした際に、テキストファイルの関連付けの情報も削除されてしまったためです。

関連付けを修復するためのプログラムを作成しましたので、zip ファイルをダウンロードして解凍し、「RestoreTextFile.exe」を実行してください。

「RestoreTextFile.exe」のダウンロード

※自作ソフトについて(必ずお読みください)

対応 OS は Windows 11 のみです。

対象ファイル:「RestoreTextFile.exe」(Ver 1.0.0.0)
ハッシュ値(SHA256):a3d16f232ef9c3aca94ebee129d2ae97068fe3cf3209613b70b806926ebc2743

RestoreTextFile.zip

2023/08/15:

Windows 11 の最新のバージョンでは仕様が変わっており、直接テキストファイルが開けるようになっています。

「RestoreTextFile.exe」を実行してもテキストファイルの右クリック>「プログラムから開く」をクリックしても「メモ帳」が表示されない場合は「RestoreTextFile_2.exe」を実行してみてください。

対象ファイル:「RestoreTextFile_2.exe」(Ver 1.0.0.2)
ハッシュ値(SHA256):32758e691758cd819e908f4d2369dc427e120de5d58604ed63c33d33de6f5294

RestoreTextFile_2.zip

また、拡張子が「.js」「.html」「.py」などのファイルをメモ帳に関連付けする方法を投稿しましたので参考にしてみてください。

Win11 ファイルの関連付けをメモ帳に関連付ける方法

テキストファイルの関連付けを修復するプログラム「RestoreTextFile.exe」の実行方法

「RestoreTextFile.exe」をダブルクリックして実行します。

ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックします。

「テキストファイルの関連付けを復元します。よろしいですか?」と表示されますので、「はい」をクリックします。

「テキストファイルの関連付けを復元しました。」と表示されたら「OK」をクリックしてプログラムを終了します。

6.右クリックメニューの新規作成にテキストドキュメントを追加

新バージョンのメモ帳を削除すると、右クリックメニューの新規作成にあったテキストドキュメントも削除されてしまいますが、次の記事の方法で元に戻すことが出来ます。

解決!Windows 11 右クリックメニューの新規作成に「テキスト ドキュメント」がない

7.スタートメニューにピン留めする

新バージョンのメモ帳を削除すると、スタートメニューのピン留めも削除され、追加もできなくなりますので、次の方法でメモ帳のピン留めをしましょう。

1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコードを入力して Enter を押します。

%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

2.Programs フォルダーが開きますので、そのままもう一度「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコードを入力して Enter を押します。

%systemroot%\system32

3.system32 フォルダーが開きますので、「notepad.exe」の上で Shift キーを押しながら右クリック>送る>「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。

「.exe」 は拡張子です。

4.system32 フォルダーを閉じ、デスクトップにある「notepad.exe – ショートカット」の名前を「メモ帳」に変更します。

5.メモ帳の上で右クリック>切り取りのアイコンをクリックします。

6.先ほど開いた Programs フォルダーの中の任意のフォルダーを一度クリックするとエクスプローラーの上のアイコンが選択できるようになりますので、貼り付けのアイコンをクリックします。

7.次の画面が表示されたら「続行」をクリックします。

これでスタートメニューに表示するための準備が完了しましたので、Programs フォルダーを閉じておきましょう。

8.スタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」をクリックします。

9.下にスクロールして行くと「メモ帳」がありますので、「メモ帳」の上で右クリック>「スタートにピン留めする」をクリックします。

これでメモ帳がスタートメニューに追加されました。

スタートメニュー – ピン留め済み

Win11 メモ帳に選択したリンクを開く機能やブラウザーで開く機能を追加

Microsoft Store アプリの自動更新をオフにせずに旧バージョンのメモ帳を使う方法

上記の方法では Microsoft Store アプリの自動更新をオフにする必要がありましたが、アプリの更新を止めずに旧バージョンのメモ帳を使いたいという声もありましたので紹介したいと思います。

1.Windowsキー + I(アイ) を押して「設定」を開きます。

2.左側の「アプリ」をクリックします。

3.「アプリの詳細設定」をクリックします。

設定 – アプリ

4.「アプリ実行エイリアス」をクリックします。

設定 – アプリ – アプリの詳細設定

5.下にスクロールし、「メモ帳」の右側のトグルを「オフ」にします。

6.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「notepad」と入力して Enter を押すと旧メモ帳が開きます。

ファイル名を指定して実行

※初回は「新しいバージョンのメモ帳が利用可能です。」が表示されますが、右側にある ✕ をクリックすると次回から表示されなくなります。

7.タスクバーの旧メモ帳の上で右クリック>「タスクバーにピン留めする」をクリックします。(任意)

スクバーの旧メモ帳

これで新バージョンのメモ帳、旧バージョンのメモ帳どちらも開くことができるようになりました。

テキストファイルを旧メモ帳で開く

しかし、このままではテキストファイルを開く際に新バージョンのメモ帳が開きますので、旧バージョンのメモ帳を開くようにするには、5.テキストファイルにメモ帳を関連付ける にある「RestoreTextFile_2.zip」をダウンロードして解凍し、中にある「RestoreTextFile_2.exe」実行してください。

1.「RestoreTextFile_2.exe」を実行したら、テキストファイルの上で右クリック>「プログラムから開く」にカーソルを合わせるとサブメニューが開きますので、「別のプログラムを選択」をクリックします。

テキストファイルの右クリックメニュー

2.「メモ帳(旧バージョンのアイコン)」をクリックし、「常に使う」をクリックします。

アプリを選択して .txt を開く

3.すると旧メモ帳が開き、次回からはテキストファイルを開くと旧メモ帳で開くようになります。

今後、新バージョンのメモ帳と旧バージョンのメモ帳を切り替えたい場合は「アプリ実行エイリアス」のオン・オフで切り替えます。

  • 「アプリ実行エイリアス」が「オン」の場合 = 新バージョンのメモ帳でテキストファイルを開きます。
  • 「アプリ実行エイリアス」が「オフ」の場合 = 旧バージョンのメモ帳でテキストファイルを開きます。
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この記事を書いた人

Windows 技!では、みなさまのお役に立てる情報を発信していきます。

コメント

コメント一覧 (12件)

  • 新しいメモ帳で仕様が変わり困っていましたが、この記事で無事古いメモ帳に戻すことが出来ました。ありがとうございました。

    • イースト様、コメントありがとうございます。
      お役に立ててよかったです。

  • 素晴らしいです。新しいのは使いづらくて困っていました。ありがとうございました。

    • ねこた。様、コメントありがとうございます。
      お役に立たててよかったです。

  • メモ帳が新しくなって使いづらくなり、最初、対策を考えていましたが(古いメモ帳を使う。他のエディターを使う。自分で作る。など)結局、使いづらいながらも使っていました。
    こちらのサイトを見つけ、簡単な方法で古いメモ帳を使えることが分かり大変助かりました。
    ありがとうございます。
    最近パソコンを使い始めた人、あまりテキストファイルを開かない人は、困っていないと思いますが、せっかく慣れているソフトのUIを変えられるのは困ります。
    これは、メモ帳だけではなく、ペイントも同様ですし、果てはOSも、バージョンアップするたびにUIを変更されて、年寄りはついていくのが大変です。
    セキュリティーの問題とかあるなら仕方ないのですが、『新しくしました。どうですか!』的な考えで様々な変更を行っているようにも思えます。
    愚痴を書きました。申し訳ないです。

    • ほーむず様、コメントありがとうございます。

      急に仕様がガラッと変わってしまうと困りますね。今回はお役に立ててよかったです。

  • 新しいメモ帳に慣れようと思いましたが、やはり使い辛いものは使い辛いです。
    昔ながらのメモ帳が使えるようになって助かりました。
    ほんと感謝感謝です。

  • 高い機能が必要な場合はエディタを使い、最低限のシンプルな機能をメモ帳に求めていましたが、新しいメモ帳はこれに合致せず困っていました。古いwindows10のnotepad.exeをコピーしてきても動作せず。

    有益な情報ありがとうございました。

  • アップデートでUIが使いやすくなったのにわざわざ旧バージョン使う意味がわからん

    • 匿名様、コメントありがとうございます。

      確かに新バージョンのメモ帳は使いやすくなりました。しかし、新バージョンは仕様が変わり、使いにくくなったと言うユーザーもいます。人それぞれですね。

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