Windows 11 のメモ帳(新)に選択したリンク(URL)を開く機能、および選択した文字列をデフォルトのブラウザーで検索する機能を追加するツール、「NotepadOpenLink」を作成しましたので紹介したいと思います。
機能は 4つあり、いずれかを選ぶことができます。
- Google で検索(デフォルトのブラウザー)
- Bing で検索(デフォルトのブラウザー)
- Edge で選択したURLを開く
- Chrome で選択したURLを開く
「NotepadOpenLink」の使用方法とダウンロード
使用方法
ツールはタスクトレイに常駐するタイプですので、スタートアップに登録しておけば Windows 11 の起動時に自動で実行できます。
※ツールは、OS の言語(システムロケール)が日本語以外の場合は英語で表示されます。
1.まずダウンロードした「NotepadOpenLink.zip」を解凍しておきます。
2.「NotepadOpenLink.exe」の上で右クリック>その他のオプション>「ショートカットの作成」をクリックします。
3.すると、ショートカットが作成されますので、ショートカットの上で右クリックして切り取ります。
4.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
%AppData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
5.スタートアップフォルダーが開きますので、フォルダーの中で右クリックして貼り付けます。
これでスタートアップに登録されましたので、次回から PC の起動時に自動で実行されるようになります。
すぐに実行する場合はショートカットをダブルクリックして実行してください。
ツールが起動したら、アイコンの右クリックメニューの「オプション」から使用したい機能を選択します。
※タスクバーに表示されるツールのアイコンは旧メモ帳のアイコンです。
デフォルトでは「Edge で選択したURLを開く」にチェックが入っています。
オプションで選択されている機能がメモ帳に追加されます。
このメニューは、次の画像の青い枠で囲った部分を右クリックすると表示されます。
また、ホットキーとして F2キーを割り当てていますので、メニューをクリックするか F2キーどちらも使うことができます。
「 Google で検索(デフォルトのブラウザー)」を選択した場合
「Google で検索(デフォルトのブラウザー)」を選択した場合、メモ帳で検索したい文字列を選択して「Google で検索(F2)」をクリックまたは F2キーを押すと、デフォルトのブラウザーを開いて検索します。
Google で選択した文字列が検索されています。
「Bing で検索(デフォルトのブラウザー)」を選択した場合
「Bing で検索(デフォルトのブラウザー)」を選択した場合、メモ帳で検索したい文字列を選択して「Bing で検索(F2)」をクリックまたは F2キーを押すと、デフォルトのブラウザーを開いて検索します。
Bing で選択した文字列が検索されています。
「Edge で選択したURLを開く」を選択した場合
「Edge で選択したURLを開く」を選択した場合、開きたい URL を選択して「Edge で選択したURLを開く(F2)」をクリックまたは F2キーを押すと、Edge で URL を開きます。
「Chrome で選択したURLを開く」を選択した場合
「Chrome で選択したURLを開く」を選択した場合、開きたい URL を選択して「Chrome で選択したURLを開く(F2)」をクリックまたは F2キーを押すと、Chrome で URL を開きます。
URLを開く場合
- 選択された URL の前後に改行があるとブラウザーは開きません。
- 選択された URL の前後に空白がある場合はブラウザーは開きます。
- 選択された URL が「https://」または「http://」で始まらない場合はブラウザーは開きません。
- Edge や Chrome が見つからない場合はエラーを表示します。
Google や Bing で検索する場合
- Google や Bing で検索する際に文字が選択されていない場合は、メニューのクリックやホットキー(F2)は反応しません。
ツールの仕組み
- ツールが常駐している間、Windows 11 の新メモ帳がアクティブな場合にのみメニューが追加されます。ホットキー(F2)も新メモ帳がアクティブな場合にのみ反応します。
- 選択したテキストは Ctrl + C キーを送信してクリップボードにコピーをして取得しています。元々クリップボードにあったテキストは初めにメモリー内に保存しておき、選択したテキストを取得後にメモリー内のテキストを元に戻しています。
- クリップボードを使わずに選択したテキストを取得することもできますが、場合によっては正確に取得できない場合があるのでクリップボードを使用することにしました。
- ツールのメモリー使用量は約 17MB です。CPU はほとんど使用しません。
- タスクトレイのアイコンからオプションを変更すると、次回起動時に設定情報を読み込むためにレジストリに設定情報を保存します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\NotepadOpenLink
注意事項
- クリップボードを使用しているため、テキスト以外の画像やファイルのコピー情報はクリップボードから消えてしまいます。例えば、画像をコピーして貼り付ける前にツールで選択したテキストを検索などするとコピー情報は消えます。その場合はもう一度画像をコピーする必要がありますので、予めご了承ください。
- 仮想マシン上では正しく動作しない場合があります。
ダウンロード
2024/02/08 Ver.1.0.0.0 リリース。
2024/02/12 Ver.1.0.0.1 リリース。
- 検索する文字列に特殊な文字が含まれている場合、正確に検索できない問題を修正しました。
ハッシュ値:対象「NotepadOpenLink.exe」
SHA256 ハッシュ値:
28879c50845e1dcf738bf5049221add162b9670b1a31780d30f5f1f41768d011
コメント(降順)