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Win11 11月にペイント 3D の提供を終了 終了後も使う方法

Microsoft は、画像編集アプリのペイント 3D を非推奨とし、2024/11/04 に Microsoft Store から削除します。

既にインストール済みの場合は引き続き機能しますが、ペイント 3D は Microsoft Store からダウンロードできなくなります。

そのため、2024/11/04 以降にペイント 3D を削除(アンインストール)した場合は、使用できなくなってしまいます。

ということは、引き続き使用したい場合は、今のうちにダウンロードしてインストールしておけば問題ありません。

しかし、2024/11/04 以降に新規インストールした Windows 11 や新規購入した PC では使用できなくなるということになります。

そのため、ペイント 3D を 2024/11/04 以降に新規インストールした Windows 11 や新規購入した PC で使うためにいろいろと検証してみました。

その結果、ペイント 3D をインストールした PC からインストールしていない PC に必要なファイルを移行し、起動することに成功しましたので紹介したいと思います。

今後もペイント 3D を使用したいという方は参考にしてみてください。

  • 2024/11/04 までに行う(バックアップする)必要があります。
    ※既にインストール済みであれば 11/04 以降でもバックアップ&移行が可能です。
  • この方法は Windows 11 のみに対応しています。
  • 管理者権限のあるユーザーアカウントで実行してください。

※Microsoft が仕様を変更しない限り有効な方法です。

目次

1.ペイント 3D をインストール

まず Microsoft Store からペイント 3D をインストールしてください。

※既にインストール済みであれば「2.アクセス許可」へ進んでください。

スタートメニューある Microsoft Store アプリを開き、「ペイント 3D」と検索すると表示されますので、「入手」をクリックするとインストールされます。

Microsoft Store アプリ

2.アクセス許可

これからペイント 3D の実行に必要なフォルダーをすべてバックアップします。

ペイント 3D のファイルは「WindowsApps」フォルダー内にあり、「WindowsApps」フォルダーは通常の状態では開くことができませんので、アクセス許可をする必要があります。

1.次のフォルダーを開きます。

C:\Program Files

2.「WindowsApps」フォルダーの上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。

C:\Program Files

3.「WindowsApps のプロパティ」が開きますので、セキュリティタブを開き、「詳細設定」をクリックします。

WindowsApps のプロパティ

4.「WindowsApps のセキュリティの詳細設定」が開きますので、所有者の右側にある「変更」をクリックします。

WindowsApps のセキュリティの詳細設定

5.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されますので、「詳細設定」をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択

6.「ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)」が表示されますので、「検索」をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)

7.すると、検索結果にたくさんの名前が表示されますので、「Administrators」または現在サインインしているユーザー名を選択して OK をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択(詳細設定) – 検索結果

8.「選択するオブジェクト名を入力してください」に「Administrators」またはユーザー名が表示されていることを確認したら、OK をクリックします。

例:「DESKTOP-******\Administrators」、「DESKTOP-******\現在サインインしているユーザー名」

選択するオブジェクト名を入力してください

9.所有者が「Administrators」または現在サインインしているユーザーに変更されているのを確認したら、何もチェックせずに OK をクリックします。

WindowsApps のセキュリティの詳細設定

「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にはチェックを付けないでください。

チェックを付けて許可をしてしまうと、一部のアプリが起動できなくなる場合があります。

10.「WindowsApps のプロパティ」に戻りますので、OK をクリックします。

WindowsApps のプロパティ

11.これで「WindowsApps」フォルダーを開くことができるようになりましたので、開いてください。

12.「このフォルダーにアクセスする許可がありません。」と表示されたら「続行」をクリックします。

WindowsApps

すると、「WindowsApps」フォルダーが開きます。

3.必要なファイルをバックアップする

ペイント 3D の実行に必要なフォルダーは次の 4つです。

  • Microsoft.MSPaint_6.2408.2027.0_x64__8wekyb3d8bbwe
  • Microsoft.MSPaint_2024.2408.2027.0_neutral_~_8wekyb3d8bbwe
  • Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810.18004.0_x64__8wekyb3d8bbwe
  • Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810.18004.0_x86__8wekyb3d8bbwe

※MSPaint のバージョン「6.2408.2027.0」、「2024.2408.2027.0」は、お使いの環境により違う場合があります。

「WindowsApps」フォルダーの中から探してどこかに保存しておきましょう。

ペイント 3D のバックアップフォルダー

画像にはショートカットが含まれていますが、後で作成することができるのでバックアップの必要はありません。

別の PC にバックアップしたペイント 3D をインストールする

1.「WindowsApps」フォルダーのアクセス許可

上記の「2.アクセス許可」と同じ手順でペイント 3D をインストールしたい PC で「WindowsApps」フォルダーのアクセス許可を行ってください。

2.ペイント 3D のファイルをコピーする

バックアップした 4つのフォルダーを「WindowsApps」フォルダー内にコピーしてください。

  • Microsoft.MSPaint_6.2408.2027.0_x64__8wekyb3d8bbwe
  • Microsoft.MSPaint_2024.2408.2027.0_neutral_~_8wekyb3d8bbwe
  • Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810.18004.0_x64__8wekyb3d8bbwe
  • Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810.18004.0_x86__8wekyb3d8bbwe
バックアップした 4つのフォルダーを「WindowsApps」フォルダー内にコピー

ファイルがコピー出来たことを確認したら次へ進んで下さい。

3.ペイント 3D をインストールする

1.スタートボタンの上で右クリック>「ターミナル(管理者)」をクリックします。

2.次のコマンドを入力して Enter を押します。

Add-appxpackage -register "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810*\appxmanifest.xml" -disabledevelopmentmod

3.続けて次のコマンドを入力して Enter を押します。

Add-appxpackage -register "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.MSPaint*\appxmanifest.xml" -disabledevelopmentmod

これでペイント 3D はインストールされましたが、このままでは起動することができません。

4.ペイント 3D を使えるようにする

1.スタートボタンをクリックし、右上の「すべてのアプリ」をクリックします。

スタートメニュー

2.「ペイント 3D」の上で右クリック>詳細>「アプリの設定」をクリックします。

3.下にスクロールし、「リセット」の下にある「修復」ボタンをクリックし、修復が完了したら「リセット」ボタンをクリックします。

4.「修復」と「リセット」が完了し、どちらにもチェックマークがついていることを確認してください。

これでペイント 3D が起動できるようになりましたので、スタートメニューから起動してみましょう。

Win11 各ストアアプリをコマンドで起動する方法

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