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「メモリが written になることはできませんでした。」の原因と対処法

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このページでは、Windows 11 の起動時やシャットダウン時に「0x*** の命令が 0x*** のメモリを参照しました。メモリが written になることはできませんでした。」というエラーが出る場合の原因と対処法を紹介します。

「メモリが written になることはできませんでした。」の原因と対処法

このエラーは、通常プログラムが無効なメモリアドレスに書き込もうとすることが原因で発生します。

  • プログラムが解放されたメモリアドレスに書き込もうとしている。
  • プログラムがまだ割り当てられていないメモリアドレスに書き込もうとしている。
  • メモリ内のデータが破損しており、プログラムが正しく書き込めない。

そのため、起動時やシャットダウン時以外にも、ゲームなどのアプリケーションの実行中にも発生することがあります。

1.ウイルスに感染している

PC がウイルス(トロイの木馬など)に感染している場合に「メモリが written になることはできませんでした。」エラーが表示される場合があります。

お使いのセキュリティソフトでシステム全体のウイルスチェック(スキャン)を行い、問題が解決できるかを確認してください。

2.必要なファイルが見つからない

アプリケーションの実行中、必要なファイルが見つからなかった場合や壊れている場合に「メモリが written になることはできませんでした。」エラーが表示される場合があります。

これを解決するには、通常アプリケーションの再インストールが必要となります。

特定のアプリケーションをアンインストールした後にエラーが出る場合は、アプリケーションが正常にアンインストールできておらず、スタートアップやタスクスケジューラ、サービスなどに登録されたままになっている可能性があるので確認をしてみましょう。

エラー画面の左上にプログラム名が表示されている場合は、プログラム名から原因を特定することができます。

スタートアップ

例えば、スタートアップに既にアンインストールしたプログラムが登録されたままになっている場合、必要なファイルが見つからずにエラーが出ることがあります。

まず隠しファイルを表示しておきましょう。

隠しファイルを表示、非表示にする方法

現在のユーザーのスタートアップフォルダー

Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。

%userprofile%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

現在のユーザーのスタートアップフォルダーが開きますので、ここにプログラムが存在していないかを確認してください。

プログラムがあれば、削除することでスタートアップ時に起動しなくなります。

すべてのユーザーのスタートアップフォルダー

Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

すべてのユーザーのスタートアップフォルダーが開きますので、ここにプログラムが存在していないかを確認してください。

プログラムがあれば、削除することでスタートアップ時に起動しなくなります。

レジストリ

スタートアップフォルダーにプログラムがない場合でも、レジストリに登録されている場合があるので確認してみましょう。

レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。

1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して Enter を押します。

2.レジストリエディターが開きますので、次のキーを開きます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

3.「Run」キーを選択した状態で右側の欄を確認してください。

ここにプログラムが登録されていないかを確認してください。

レジストリエディター
レレジストリエディター

プログラムが登録されていれば、値を削除することで PC の起動時に実行されなくなります。

4.続けて次のキーを開きます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

5.上記と同様にプログラムが登録されていないかを確認してください。

サービス

一部のアプリケーションは、アンインストールをしてもサービスが削除されず、起動時に実行しようとする場合があります。

Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「services.msc」と入力して Enter を押してサービスの管理画面を開き、プログラムに関連するサービスが登録されていないかを確認してみてください。

サービスの管理画面
サービスの管理画面

もしも原因と思われるサービスが見つかったら、そのサービスをダブルクリックで開きます。

サービス
サービスの管理画面

サービスのプロパティが開きますので、「スタートアップの種類」を「無効」に変更し、OK をクリックします。

サービスのプロパティ
サービスのプロパティ

サービスを閉じて PC を再起動しましょう。

タスクスケジューラ

1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。

taskschd.msc

2.タスクスケジューラが開きますので、左側の「タスクスケジューラ ライブラリ」をクリックします。

タスクスケジューラ
タスクスケジューラ

3.右側の欄に不審なタスクが存在しないかを確認してください。

タスクスケジューラ
タスクスケジューラ

4.ここに原因と思われるタスクがあれば、タスクの上で右クリック>「無効」または「削除」をクリックします。

タスクの右クリックメニュー
タスクの右クリックメニュー

※よくわからない場合は「無効」をクリックしてください。

操作が終了したら、PC を再起動して様子を見てください。

3.アプリケーションのバグ

アプリケーションにバグがある場合にも「メモリが written になることはできませんでした。」エラーが表示される場合があります。

ここでいうアプリケーションは、Windows Update やドライバーも含みます。

特に最近は、NVIDIA のグラフィックドライバーで不具合が多発していますので、確認してみてください。

NVIDIA 551.23 致命的な不具合 FPS の低下や黒い画面にカーソルのみ

また、サードパーティ製 UI カスタマイズアプリが、最新の更新プログラムをインストールしたことにより、互換性がなくなってしまった場合にも様々な不具合が発生します。

そのような場合は、アプリケーションや更新プログラムのアンインストールやドライバーを過去のバージョンに戻すなどして確認してみましょう。

Win11 KB5034204 「explorer.exe – アプリケーションエラー」

4.システムファイルの異常

システムファイルに問題がある場合にもエラーが表示される可能性がありますので、次のページを参考にシステムファイルの修復を行ってみましょう。

Win10/Win11 システムファイルの修復「システムファイルチェッカー」

システムファイルの修復で解決できない場合、次のページで紹介している DLL の再登録を行うと解決できる場合があります。

「インターフェイスがサポートされていません」エラーの原因と解決法

5.メモリー自体の問題

メモリー自体に問題がある場合、「メモリが written になることはできませんでした。」エラーが表示される場合があります。

次のページを参考に、一度システムメモリーの問題の有無を診断してみましょう。

Win10/Win11 システムメモリーの問題の有無を診断する方法

6.仮想メモリ

メモリーに問題がなかった場合、仮想メモリを一度削除してから再度作成することにより、問題が解決できる可能性があります。

1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「sysdm.cpl」と入力して Enter を押します。

2.システムのプロパティが開きますので、「詳細設定」タブを開きます。

3.「パフォーマンス」にある「設定」をクリックします。

システムのプロパティ - 詳細設定タブ
システムのプロパティ – 詳細設定タブ

4.パフォーマンスオプションが開きますので、「詳細設定」タブの「仮想メモリ」にある「変更」をクリックします。

パフォーマンスオプション - 詳細設定タブ
パフォーマンスオプション – 詳細設定タブ

5.仮想メモリの設定画面が開きますので、「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外し、「ページングファイルなし」を選択します。

仮想メモリの設定画面
仮想メモリの設定画面

6.その横にある「設定」をクリックすると警告画面が表示されますので「はい」をクリックします。

システムのプロパティ(警告画面)
システムのプロパティ(警告画面)

7.最後に OK をクリック(パフォーマンスオプション等すべて)してシステムのプロパティを閉じ、PC を再起動します。

8.PC が起動したら、もう一度仮想メモリの設定を開き、「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」にチェックを入れて OK をクリックします。

仮想メモリの設定画面

9.もう一度 PC を再起動すると仮想メモリが自動的に割り当てられます。

コメント(降順)

OSの不具合に関する質問の場合は、明確かつ迅速に解決するために、以下の情報を分かる範囲で質問に含めてください。

1. 使用しているOSのバージョン

  • 例:Windows 10 Home 22H2、Windows 11 Pro 21H2 など

2. 発生している具体的な症状

  • 具体的な症状をできるだけ詳しく説明してください。
  • エラーメッセージが表示される場合は、その内容を正確に記載してください。
  • いつ、どのような操作中に問題が発生したのかを明記してください。

3. 症状が出たのはいつからですか?

  • 症状が出始めた時期をできるだけ具体的に教えてください。

4. 症状が出る前に何か特別な操作をしましたか?

  • 以下のような操作を行った場合は、教えてください。
    • アプリのインストール
    • システムの設定を変更するツールを使用した
    • ファイルの削除
    • レジストリの編集
    • その他

5. 症状が出た後に試したことはありますか?

  • 問題解決のために試したことを分かる範囲でリストアップしてください。
  • インターネットで調べた解決策を試したかどうか、その結果も記載してください。

6. Windows Updateは定期的に行っていますか?

  • 最近インストールした更新プログラムを教えてください。
  • 例:KB5034441

7. セキュリティソフトをご利用されていますか?

  • セキュリティソフトの種類(名称)を教えてください。

8. PCの型番

  • PCの型番がわかれば教えてください。
  • わからない場合は、「デスクトップ」または「ノート」と記入してください。
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