今回は、Windows 10 から Windows 11 へのアップグレード時にエラーコード「0xc1900107」が表示され失敗する場合の原因と対処法を紹介します。
Windows Update の画面に「Windows 11,version 22H2 の準備ができましたーしかも無料です!」と表示されており、「ダウンロードしてインストール」ボタンが表示されていれば Windows 11 に対応していますので、通常は問題なくアップグレードできるはずですが、一部の環境では失敗してしまうようです。
Win10 Update の画面から Win11 にアップグレードする手順
アップグレード時にエラーコード「0xc1900107」が表示され失敗する場合の原因と対処法
原因
エラーコード「0xc1900107」の意味は、Microsoft によると「前回のインストール試行によるクリーンアップ操作はまだ保留中であるため」だということです。
必要がある場合は更新プログラムのインストール後にクリーンアップ作業が行われることがあります。(一時ファイル等不要なファイルを削除する)
そのクリーンアップ作業が完全に終了していない場合、またはできなかった場合にアップグレードをしようとするとエラーコード「0xc1900107」が表示されるようです。
対処法
そのため、アップグレードを続行するには PC を再起動する必要があります。
PC を再起動した後にWindows Update の画面を開き、アップグレードを実行してみてください。
再起動をしても同じエラーが出る場合は「ディスクのクリーンアップ」を実行してみましょう。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
cleanmgr
2.「ディスクのクリーンアップ」が開きますので、「システムファイルのクリーンアップ」をクリックします。
3.しばらくするとシステムファイルの項目が追加された「ディスクのクリーンアップ」が開きます。
削除するファイルの項目に「Windows Update のクリーンアップ」があり、チェックが付いていない状態です。
4.他の項目はそのままで構いませんので、「Windows Update のクリーンアップ」にチェックを付けてから OK をクリックします。
5.削除の確認画面が表示されますので、「ファイルの削除」をクリックします。
6.すると、ファイルの削除(クリーンアップ)が始まりますので、終了するまでそのままお待ちください。
※筆者の環境では「Windows Update のクリーンアップ」のサイズが「5.71GB」で約 5分かかりました。
7.クリーンアップが完了すると何も表示されずに自動で「ディスクのクリーンアップ」が閉じます。
8.PC を一度再起動してから Windows 11 のダウンロードページを開き、「Windows 11 インストール アシスタント」をダウンロードします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11
9.「Windows 11 インストール アシスタント」の下にある「今すぐダウンロード」をクリックするとダウンロードが開始します。
10.ダウンロードされた「Windows11InstallationAssistant.exe」を実行します。
11.「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。
12.「Windows 11 インストール アシスタント」が開きますので、内容をよく読んでください。
お使いの PC が Windows 11 に対応している場合、「この PC は 、 Windows 11 をイン ストールするための最小システム要件を満たしています。」と表示されます。
13.確認ができたら「同意してインストール」をクリックします。
※「同意してインストール」をクリックするとすぐにダウンロードが始まり、ダウンロードが完了すると自動的に Windows 11 のインストールが始まります。
インストール中の再起動は自動で行われ、インストールが完了すると Windows 11 が起動します。
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