今回は、Windows 11 に搭載されている Windows Defender のファイアウォールで特定のアプリケーションのインターネット通信を遮断する方法を紹介します。
何らかの理由で特定のアプリケーションがインターネットに接続することを遮断したい場合に参考にしてみてください。
Windows Defender で特定のアプリのネット通信を遮断する方法
ここでは筆者が作成したツールを例に説明します。
例えば、このツールは起動時に Windows 11 23H2 の更新プログラムと NVIDIA のグラフィックドライバーの更新情報を取得して表示しています。
このツールのインターネット通信を遮断してみます。
1.タスクトレイにある Windows セキュリティのアイコンをクリックします。
2.Windows セキュリティが開きますので、左側にある「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリックします。
3.「ファイアウォールとネットワーク保護」が表示されたら、下にある「詳細設定」をクリックします。
4.「ユーザーアカウント制御」が表示されますので、「はい」をクリックします。
5.「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」が表示されますので、左側にある「受信の規則」をクリックします。
6.右側にある「新しい規則」をクリックします。
7.「新規の受信の規則ヴィザード」が開いたら、「プログラム」を選択し、「次へ」をクリックします。
8.「このプログラムのパス」の右側にある「参照」をクリックします。
9.「場所が利用できません」という警告が表示される場合がありますので、OK をクリックして閉じます。
10.インターネット通信を遮断したいアプリケーション(プログラム)を選択して「開く」をクリックします。
11.「このプログラムのパス」にプログラムのパスが入力されていることを確認したら「次へ」をクリックします。
12.「接続をブロックする」を選択し、「次へ」をクリックします。
13.「この規則はいつ適用しますか?」にある 3つの項目はすべてチェックし、「次へ」をクリックします。
14.わかりやすい名前を付けて「完了」をクリックします。
これで「受信の規則」に新しい規則が追加され、追加されたアプリケーションの受信はブロックされました。
15.「受信の規則」と同じ操作方法で「送信の規則」も追加してください。
これで「送信の規則」に新しい規則が追加され、追加されたアプリケーションの送信はブロックされましたので、「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」は閉じてください。
この状態でアプリケーションを開いて確認してみると、アプリケーションのインターネット通信が遮断されているので、更新情報を取得するページにアクセスできずに何も表示されなくなりました。
「受信の規則」と「送信の規則」を元に戻したい場合は、追加した規則の上で右クリック>「削除」をクリックします。
確認画面が表示されますので、「はい」をクリックします。
規則を削除するとすぐにインターネット通信が可能になります。
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