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Windows 10 のペイント 3D を Windows 11 で使う方法

今回は、Windows 10 のペイント 3D を Windows 11 で使うことに成功しましたので、紹介したいと思います。

Windows 11 バージョン 23H2 および 24H2 どちらでも使えることを確認していますので、必要な方はお試しください。

以前 Win11 11月にペイント 3D の提供を終了 終了後も使う方法 を紹介しましたが、Windows 11 のペイント 3D は途中で止まるバグがあることを確認しています。

そのため、バグがなく反応も良い Windows 10 のペイント 3D をおすすめします。

目次

Windows 10 のペイント 3D を Windows 11 で使うための準備

現在使用している OS が Windows 11 であるという前提で説明します。

1.Windows 10 の ISO ファイルを入手する

※既に Windows 10 の ISO ファイルを所有している場合は次の手順に進んでください。

次のページを開き、 Windows 10 の ISO ファイルをダウンロードしてください。

Windows 10 のダウンロードページ(Microsoft 公式ページ)

Windows 11 でアクセスをした場合、直接 ISO ファイルをダウンロードすることができませんので、以下の方法を実行してください。

Windows 10 のダウンロードページでは、ユーザーがどの OS でアクセスしているかを自動的に判断しています。Microsoft は、ユーザーが Windows 11 でアクセスしている場合は ISO ファイルをダウンロードするページを表示しないようにしています。以下は、これを回避する方法です。

Microsoft Edge および Google Chrome での操作方法

1.Windows 10 のダウンロードページを開いたら、「F12」キーを押してください。

2.「Microsoft Edge 開発者ツールを開きますか?」と聞かれたら、「DevTools」をクリックします。

※Google Chrome では表示されません

Microsoft Edge
Microsoft Edge

3.次の画像の矢印の所にあるアイコン(デバイス エミュレーションの切り替え)を一度クリックしてください。

Windows 10 のダウンロードページ
Windows 10 のダウンロードページ

※Google Chrome の場合はアイコンと名称が少し違います。(デバイスのツールバーを切り替え)

Google Chrome
Google Chrome

すると、ページが縦長になります。

4「F5」キーを押してページを最新の情報に更新してください。

5.すると、「Windows 10 2023 更新 | バージョン 22H2 エディションの選択」が表示されますので、「エディションの選択」をクリックします。

エディションの選択
エディションの選択

6.「Windows 10(マルチエディション ISO)」を選択します。

エディションの選択
エディションの選択

7.「確認」をクリックします。

エディションの選択

8.「製品の言語の選択」が表示されますので、「いずれかを選択してください」をクリックします。

製品の言語の選択
製品の言語の選択

9.「日本語(ダウンロードしたい言語)」を選択して「確認」をクリックします。

製品の言語の選択
製品の言語の選択

10.すると、「ダウンロード」リンクが表示されますので、「64-bit Download」をクリックします。

Windows 10 の ISO ファイルがダウンロード出来たら次に進んでください。

2.アクセス許可

※まず隠しファイルを表示しておいてください。

1.次のフォルダーを開きます。

C:\Program Files

2.「WindowsApps」フォルダーの上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。

C:\Program Files フォルダー
C:\Program Files フォルダー

3.「WindowsApps のプロパティ」が開きますので、セキュリティタブを開き、「詳細設定」をクリックします。

WindowsApps のプロパティ
WindowsApps のプロパティ

4.「WindowsApps のセキュリティの詳細設定」が開きますので、所有者の右側にある「変更」をクリックします。

WindowsApps のセキュリティの詳細設定
WindowsApps のセキュリティの詳細設定

5.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されますので、「詳細設定」をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択
ユーザーまたはグループの選択

6.「ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)」が表示されますので、「検索」をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)
ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)

7.すると、検索結果にたくさんの名前が表示されますので、「Administrators」を選択して OK をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択(詳細設定) - 検索結果
ユーザーまたはグループの選択(詳細設定) – 検索結果

8.「選択するオブジェクト名を入力してください」に「Administrators」が表示されていることを確認したら、OK をクリックします。

例:「DESKTOP-******\Administrators」

選択するオブジェクト名を入力してください
選択するオブジェクト名を入力してください

9.所有者が「Administrators」または現在サインインしているユーザーに変更されているのを確認したら、何もチェックせずに OK をクリックします。

WindowsApps のセキュリティの詳細設定
WindowsApps のセキュリティの詳細設定

「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にはチェックを付けないでください。

チェックを付けて許可をしてしまうと、一部のアプリが起動できなくなる場合があります。

10.「WindowsApps のプロパティ」に戻りますので、OK をクリックします。

WindowsApps のプロパティ
WindowsApps のプロパティ

11.これで「WindowsApps」フォルダーを開くことができるようになりましたので、開いてください。

12.「このフォルダーにアクセスする許可がありません。」と表示されたら「続行」をクリックします。

このフォルダーにアクセスする許可がありません。
このフォルダーにアクセスする許可がありません。

すると、「WindowsApps」フォルダーが開きます。

3.7-zip のインストール

7-zip の公式サイトから 7-zip をダウンロードしてインストールしておきます。

※既にインストールしている場合は次の手順に進んでください。

7-zip 公式サイト

※通常は「64ビット Windows x64」

7-zip 公式サイト
7-zip 公式サイト

4.必要なファイルを取り出し「WindowsApps」フォルダーにコピーする

1.ダウンロードした Windows 10 の ISO ファイルの上で右クリック>その他のオプションを確認>7-Zip>「開く」をクリックします。

ISO ファイルの右クリックメニュー
ISO ファイルの右クリックメニュー

2.「開いているファイル – セキュリティの警告」が表示されたら、「このファイルを開く前に常に確認する」のチェックを外して「開く」をクリックします。

開いているファイル - セキュリティの警告
開いているファイル – セキュリティの警告

3.ISO ファイルの中身が表示されますので、「sources」フォルダーを開きます。

ISO ファイルの中身
ISO ファイルの中身

4.「install.wim」をダブルクリックで開きます。

install.wim
install.wim

5.「1」フォルダーを開きます。

install.wim の中身
install.wim の中身

6.「Program Files」>「WindowsApps」と開いていきます。

「WindowsApps」フォルダーを開いたら、次の 2つのフォルダーをコピーしていきます。

  • Microsoft.MSPaint_6.1907.29027.0_x64__8wekyb3d8bbwe
  • Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810.18004.0_x64__8wekyb3d8bbwe
Microsoft.MSPaint_6.1907.29027.0_x64__8wekyb3d8bbwe
Microsoft.MSPaint_6.1907.29027.0_x64__8wekyb3d8bbwe
Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810.18004.0_x64__8wekyb3d8bbwe
Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810.18004.0_x64__8wekyb3d8bbwe

7.各ファイルの上で左クリックして離さず、アクセス許可した「WindowsApps」フォルダー内に持って行き、左クリックを離します。(ドラッグ&ドロップ)

ファイルのコピー(ドラッグ&ドロップ)
ファイルのコピー(ドラッグ&ドロップ)

※「対象のフォルダへのアクセスは拒否されました」と表示され場合は、「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れてから「続行」をクリックします。

2つのフォルダーのコピーが終わったら、準備は完了です。

ペイント 3D のインストール

1.スタートボタンを右クリックし、「ターミナル」をクリックします。

2.「Windows PowerShell」が開きますので、次のコマンドを入力して Enter を押します。

Add-appxpackage -register "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.UI.Xaml.2.0_2.1810.18004.0_x64__8wekyb3d8bbwe\AppxManifest.xml" -disabledevelopmentmod
Windows PowerShell
Windows PowerShell

3.続けて次のコマンドを入力して Enter を押します。

Add-appxpackage -register "C:\Program Files\WindowsApps\Microsoft.MSPaint_6.1907.29027.0_x64__8wekyb3d8bbwe\AppxManifest.xml" -disabledevelopmentmod
Windows PowerShell
Windows PowerShell

この時点でペイント 3D のインストールは完了していますが、このままでは起動することができません。

Windows 11 のペイント 3D がインストールされている場合は、アンインストールしてからコマンドを実行してください。

アンインストールを行わずに Windows 10 のペイント 3D をインストールするコマンドを実行すると、下記のエラーが表示されます。

Add-AppxPackage: Deployment failed with HRESULT: 0x80073CF3, パッケージの更新、依存関係、または競合の検証に失敗しました 。

エラー 0x80073CF3 が発生したため、 (appxmanifest.xml) からのパッケージ Microsoft.MSPaint_6.1907.29027.0_x64__8wekyb3d8bbwe に対する展開 Register 操作 (ターゲット ボリューム C:) に失敗しました。

4.Windows PowerShell を閉じ、スタートボタンをクリック、または Windowsキーを押してスタートメニューを開きます。

5.「すべて」をクリックします。

スタートメニュー
スタートメニュー

6.ペイント 3D の上で右クリック>「アプリの設定」をクリックします。

スタートメニュー>すべて
スタートメニュー>すべて

※スタートメニューのピン留めの下にペイント 3D が表示されている場合は、そのアイコンを右クリックしてください。

7.「設定」>「アプリ」>「インストールされているアプリ」>「ペイント 3D」が開きますので、「修復」をしてから「リセット」を行ってください。

「設定」>「アプリ」>「インストールされているアプリ」>「ペイント 3D」
「設定」>「アプリ」>「インストールされているアプリ」>「ペイント 3D」

8.「設定」を閉じ、スタートメニューからペイント 3D を起動してみましょう。

※初めて起動する際は、少々時間がかかる場合があります。

Windows 10 から Windows 11 にアップグレードした場合、ペイント 3D は消えてしまうのか?

今現在 Windows 10 を使用している方は、Windows 11 にアップグレードするとペイント 3D が消えてしまうのではないか?と心配だと思います。

実際に Windows Update 経由で Windows 10 から Windows 11 にアップグレードしてみましたが、ペイント 3D は削除されずに残っていました。

Windows 10 の ペイント 3D がそのまま残っている状態ですので安心してください。

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この記事を書いた人

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