MENU

Win11 解決! KB5034123 がインストールできない

2024/01/09 にリリースされた Windows 11 の更新プログラム KB5034123 のインストール時にエラーが表示される場合があります。

現在わかっているエラーは次の の 4つです。

  • 0x800f081f
  • 0x80248014
  • 0x800f0991
  • 0x80188309
目次

KB5034123 がインストールできない原因と解決法

原因

  • 0x800f081f = CBS_E_SOURCE_MISSING
    コンポーネント ストアの破損。(パッケージまたはファイルのソースが見つかりません。)
  • 0x80248014 = WU_E_DS_UNKNOWNSERVICE
    サービスがデータ ストアにないため、操作が完了しませんでした。
  • 0x800f0991
    具体的な説明はありませんが、これに近いエラー番号に 0x800F0922 があります。
  • 0x800F0922
    Windows Update サーバーに接続できない可能性があります。
  • 0x80188309
    Windows Update キャッシュ ファイルの破損、または Windows Update プロセスに関連するサービスの不一致が原因である可能性があります。

これらに共通する原因として、ダウンロードしたデータが正しくないということが 1つ、Windows Update サーバーに接続できないことが 1つあります。

他には、Cドライブの空き領域が足りない、レジストリに不要なデータが存在するなどがあります。

解決法

1.Cドライブの空き領域を確保する

次のページを参考に、Cドライブの空き領域が十分であるかを確認し、不要なファイルを削除してから Windows Update の画面を表示し、更新のチェック(再試行)をしてみましょう。

Windows 11 Cドライブの空き領域はどれくらいが最適?

2.トラブルシューティングの実行

次のページを参考に Windows Update のトラブルシューティングを行ってから Windows Update の再試行をしてみましょう。

Windows Update のトラブルシューティング

3.システムファイルの修復

次のページを参考にシステムファイルの修復を行い、続けて Windows イメージの修復を実行してください。

Win10/Win11 システムファイルの修復「システムファイルチェッカー」

4.Windows イメージの修復

コマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。

Dism /online /cleanup-image /RestoreHealth

コマンドプロンプトの開き方(管理者として実行):

Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き「cmd」と入力し、Shift + Ctrl キーを押しながら Enter を押してください。

コマンドを実行すると処理が開始しますので、そのまましばらくお待ちください。

Dism /online /cleanup-image /RestoreHealth

処理が完了したら、一度 PC を再起動してから Windows Update を実行してみましょう。

5.Windows Update コンポーネントをリセットする

上記で解決できない場合は次のバッチファイルで Windows Update コンポーネントのリセットのリセットをしてから更新してみてください。

バッチファイルを作成しましたので、コードをコピーしてテキストファイルに貼り付け、拡張子を「.bat」に変更して保存してください。(文字コードを「ANSI」に指定しないと文字化けして正しく動作しません

バッチファイルとは?

Windows Update コンポーネントをリセットするバッチファイルの内容
@echo off

set /p a=Windows Update コンポーネントのリセットを開始するには y を 終了する場合は n を入力して Enter を押してください:
if /i "%a%"=="n" exit
if /i "%a%"=="y" goto :1
cls&%0

:1
net stop wuauserv
net stop bits
net stop cryptSvc
net stop msiserver

Ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
Ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old

net start wuauserv
net start bits
net start cryptSvc
net start msiserver

echo ====================================================================================
echo.
echo Windows Update コンポーネントのリセットが完了しました。Enter を押して終了します。
pause
バッチファイルのダウンロード

バッチファイルの作成が苦手な方は、ここからダウンロードしてください。

ハッシュ値:対象ファイル「Windows Update コンポーネントのリセット.zip」

SHA256 ハッシュ値:
549b9ebc5728709874ef63d14c04f7a947344025889e99ec7b8dd9f5e346e63e

Windows Update コンポーネントのリセット.zip

ダウンロードが完了したら「Windows Update コンポーネントのリセット.zip」を解凍してください。

バッチファイルの実行方法

バッチファイル「Windows Update コンポーネントのリセット.bat」を右クリックし、「管理者として実行」をクリックします。

ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックします。

リセットの開始をするには「y」を入力して Enter を押します。

コマンドの実行が開始し、数十秒で終了します。

「Windows Update コンポーネントのリセットが完了しました。Enter を押して終了します。」と表示されたら Enter を押してコマンドプロンプトを閉じます。

これで Windows Update コンポーネントのリセットが完了しましたので、再度 Windows Update を実行してみましょう。

6.VPN接続を無効にする

VPNでインターネットに接続している場合、これが原因で Windows Update サーバーに接続できない場合があります。

一時的に VPN接続を無効にしてから Windows Update の画面を表示し、更新のチェック(再試行)をしてみましょう。

7.ローカルグループポリシーエディターの設定を変更してみる

Windows 11 Home の方は、デフォルトではローカルグループポリシーエディターが使用できませんので、次のページを参考にローカルグループポリシーエディターを有効にしてください。

ローカルグループポリシーエディター

1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力して Enter を押します。

2.ローカルグループポリシーエディターが開きますので、ローカル コンピューター ポリシー>コンピューターの構成>管理用テンプレート>「すべての設定」を開きます。

ローカル コンピューター ポリシー\コンピューターの構成\管理用テンプレート\すべての設定

3.右側の欄にある「オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する」をダブルクリックで開きます。

ローカル コンピューター ポリシー\コンピューターの構成\管理用テンプレート\すべての設定

4.この機能はデフォルトで「無効」になっていますので、「有効」を選択し、左下の「Windows Server Update Services (WSUS) の代わりに、Windows Update から修復コンテンツとオプションの機能を直接ダウンロードする」にチェックを入れ、OK をクリックします。

オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する

5.「オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する」が有効になったのを確認したらローカルグループポリシーエディターを閉じてください。

ローカル コンピューター ポリシー\コンピューターの構成\管理用テンプレート\すべての設定

これで設定は完了しましたので、Windows Update の画面を表示し、更新のチェック(再試行)をしてみましょう。

※ローカルグループポリシーエディターで設定した「オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する」は、更新が完了し PC を再起動すると「無効」に戻ります。

8.レジストリ値の削除

レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。

1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して Enter を押します。

2.レジストリエディターが開きますので、次のキーを開きます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate

3.「WindowsUpdate」キーを選択した状態で、右側の欄にある「WUStatusServer」と「WUServer」を削除します。

「WUStatusServer」と「WUServer」
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate

4.レジストリエディターを閉じて Windows Update の画面を表示し、更新のチェック(再試行)をしてみましょう。

この記事が役立ったと感じたら、ぜひシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Windows 技!では、みなさまのお役に立てる情報を発信していきます。

コメント

コメントする


目次