今回は、Windows 11 バージョン 24H2 に更新後、タスクトレイの日付の表示が省略されてしまう原因と解決法を紹介します。
日付の表示が省略されてしまう原因と解決法
原因
タスクトレイの日付の表示が省略されてしまう原因は、Windows 11 バージョン 24H2 のバグではなく、新しく追加された機能が有効になっているためです。
この機能を無効にすることにより、日付の表示を元に戻すことができます。
解決法
「設定」から元に戻す
1.タスクトレイの日付の上で右クリック>「日時を調整する」をクリックします。
2.「設定」>「時刻と言語」>「日付と時刻」が開きますので、「システムトレイに時刻と日付を表示する」の部分をクリックします。
3.すると、サブ項目が表示されます。
ここに、今まではなかった新しい項目「省略された時刻と日付を表示する」が追加されていますので、チェックを外してみてください。
すると、すぐに日付の表示が元に戻ります。
レジストリエディタから元に戻す
レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。
- システムの復元ポイント作成方法及び復元方法
- レジストリエディタの開き方及びバックアップ方法
- Win10 レジストリの予備知識|概念、開き方、レジストリの内部構成
※Windows 11 のレジストリも基本は同じです。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して Enter を押します。
2.次のキーを開きます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced
3.「Advanced」キーを選択した状態で右側の欄の REG_DWORD値「ShowShortenedDateTime」をダブルクリックして開きます。
4.値のデータが「1」(有効)になっていますので、「0」(無効)に変更して OK をクリックします。
すると、すぐに日付の表示が元に戻ります。
Windows PowerShell から元に戻す
1.スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を開きます。
2.次のコマンドを入力して Enter を押します。
Reg.exe add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" /v "ShowShortenedDateTime" /t REG_DWORD /d "0" /f
「この操作を正しく終了しました。」と表示されると、すぐに日付の表示が元に戻ります。
日付を省略表示したい場合は次のコマンドを入力して Enter を押します。
Reg.exe add "HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced" /v "ShowShortenedDateTime" /t REG_DWORD /d "1" /f
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