Windows 11 のフォトアプリ(Microsoft フォト)では、画像を開く際にアプリの画面が真っ黒になり、しばらく画像が表示されない場合があります。
このときにタスクマネージャーを確認すると、筆者の環境では「Shell Infrastructure Host(sihost.exe)」というプロセスの CPU 使用率が高くなっていました。
「Shell Infrastructure Host(sihost.exe)」といえば、以前 CPU 使用率の増加と共に、システムの速度が大幅に低下する不具合が発生していましたが、Windows 11 バージョン 22H2 で既に修正されています。
しかし、一部の環境では、「Shell Infrastructure Host(sihost.exe)」が原因でフォトアプリの画面が真っ黒で何も表示されなくなる場合があります。
具体的には、エクスプローラーの Windows フォルダーで画像ファイル(拡張子 *.jpg や *.bmp)を検索し、検索結果に表示された画像をフォトアプリで開くとフォトアプリの画面が真っ黒で何も表示されません。
しばらくそのままにしていると(10秒~)画像が表示される場合もありますが、表示されない場合もあります。
「Shell Infrastructure Host(sihost.exe)」の CPU 使用率は、画像が表示された後、フォトアプリを閉じた後でも、しばらくは CPU を使用し続けます。
実際に実行した動画: https://www.youtube.com/watch?v=WqNjmMNTrS0
ただ、検索結果に表示された画像ファイルの上で右クリック>「ファイルの場所を開く」をクリックしてファイルの保存場所を表示し、そこから画像を開くと問題なく開き、「Shell Infrastructure Host(sihost.exe)」の CPU 使用率も高くなりません。
この問題は、フォトアプリ自体(現在のバージョン)または OS自体の問題であり、フォトアプリの修復やリセットでは解決できません。
※Windows フォトビューアーで開くと問題なくすぐに開けました。
「Shell Infrastructure Host(sihost.exe)」は、
- スタート メニュー
- タスク バー
および、その他の重要なグラフィック要素をサポートするために使用されるプロセスです。
このプロセスを強制終了してしまうと、システムが正常に動作しなくなる場合がありますので注意してください。
あくまでも特定の状況下で発生する不具合なので、通常の使用には影響はありません。
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