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Win11「Windows セキュリティの保護の履歴」を見る・削除する・復元する方法と注意点

Windows セキュリティの保護の履歴には、最新の保護の操作と推奨事項が表示されており、検疫された脅威に対して復元や削除が行えます。

保護の履歴には検出済みの脅威の名称や状態、日付、詳細、影響を受けた項目などが表示されていますので、脅威に感染した場合にどのように PC に影響を与えるかなどが分かるようになっています。

Windows セキュリティの保護の履歴に表示されている履歴は、デフォルトで 2週間(15日)表示されるようになっており、表示期間が過ぎると表示されなくなります。

目次

Windows セキュリティの保護の履歴を見る方法

1.タスクトレイ(通知領域)にある Windows セキュリティのアイコンをクリックします。

タスクトレイ(通知領域)
タスクトレイ(通知領域)

2.「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。

Windows セキュリティ
Windows セキュリティ

3.「保護の履歴」をクリックします。

Windows セキュリティ - ウイルスと脅威の防止
Windows セキュリティ – ウイルスと脅威の防止

「保護の履歴」が開き、履歴があれば下に表示されます。

Windows セキュリティ - 保護の履歴
Windows セキュリティ – 保護の履歴

各項目をクリックすると詳細が確認できます。

Windows セキュリティ - 保護の履歴 - 検疫された脅威の詳細
Windows セキュリティ – 保護の履歴 – 検疫された脅威の詳細

Windows セキュリティの保護の履歴の削除方法

保護の履歴の保存場所

Windows セキュリティの保護の履歴は次のフォルダーに保存されています。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows Defender\Scans\History\Service\DetectionHistory

「DetectionHistory」フォルダー内のファイルをすべて削除すると保護の履歴も表示されなくなります。

しかし、通常は「C:\ProgramData\Microsoft\Windows Defender\Scans」フォルダーにはアクセスできませんので、削除することはできません。

このフォルダーにアクセスする許可がありません。
このフォルダーにアクセスする許可がありません。
このフォルダーへアクセスするアクセス許可が拒否されています。
このフォルダーへアクセスするアクセス許可が拒否されています。

「セキュリティタブ」をクリックして「Scans のセキュリティの詳細設定」で所有者を変更することもできません。

Scans のセキュリティの詳細設定
Scans のセキュリティの詳細設定

Administrator でサインインをすると、フォルダーを開くことができるようになります。

しかし、Administrator でも削除することができず、アクセス許可も変更することはできませんので、「DetectionHistory」フォルダー内のファイルを削除するためには「セーフモード」で起動する必要があります。

アクセス拒否
アクセス拒否

保護の履歴の削除方法

※Administrator アカウントを有効にする必要はありません。

1.スタートボタンの右クリックから「再起動」をする際に、Shift キーを押しながら「再起動」をクリックします。

2.Windows 回復環境(WinRE) が開きますので、「トラブルシューティング」をクリックします。

Windows 回復環境(WinRE)
Windows 回復環境(WinRE)

3.「詳細オプション」をクリックします。

Windows 回復環境(WinRE) - トラブルシューティング
Windows 回復環境(WinRE) – トラブルシューティング

4.「スタートアップ設定」をクリックします。

Windows 回復環境(WinRE) - トラブルシューティング - 詳細オプション
高度なスタWindows 回復環境(WinRE) – トラブルシューティング – 詳細オプション

5.右下の「再起動」をクリックします。

Windows 回復環境(WinRE) - トラブルシューティング - 詳細オプション - スタートアップ設定
Windows 回復環境(WinRE) – トラブルシューティング – 詳細オプション – スタートアップ設定

6.キーボードの F4 キーを押します。

Windows 回復環境(WinRE) - トラブルシューティング - 詳細オプション - スタートアップ設定
Windows 回復環境(WinRE) – トラブルシューティング – 詳細オプション – スタートアップ設定

7.セーフモードで Windows 11 が立ち上がりますので、次のフォルダーを開きます。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows Defender\Scans\History\Service\DetectionHistory

8.「DetectionHistory」フォルダー内のすべてのファイル(フォルダー)を削除します。

セーフモードでは削除の際にアクセス拒否されずに削除できます。

DetectionHistory フォルダー
DetectionHistory フォルダー

9.PC を再起動します。

これで Windows セキュリティの保護の履歴は削除されましたので確認してみましょう。

Windows セキュリティ - 保護の履歴が表示されなくなった
Windows セキュリティ – 保護の履歴が表示されなくなった

Windows セキュリティの保護の履歴の表示期間を変更する

Windows セキュリティの保護の履歴の表示期間を変更するには、PowerShell でコマンドを実行します。

スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」をクリックして開きます。

保護の履歴の表示期間を確認する方法

1.次のコマンドを入力して Enter を押します。

Get-MpPreference
Windows PowerShell
Windows PowerShell

2.すると、下にたくさんの設定情報が表示されますので、「ScanPurgeItemsAfterDelay」の右側の数値を確認してください。

Windows PowerShell
Windows PowerShell

これが保護の履歴の表示期間であり、デフォルトでは「15(日)」に設定されており、15日が経過すると履歴フォルダーから自動で項目を削除します。

保護の履歴の表示期間を変更する

1.次のコマンドを入力して Enter を押します。

※「N」には 1 ~ の数値を入力します。

Set-MpPreference -ScanPurgeItemsAfterDelay N

例えば 7日間に変更したい場合は次のようになります。

Set-MpPreference -ScanPurgeItemsAfterDelay 7

もしも永久に削除したくない場合は「0」を入力してください。

Set-MpPreference -ScanPurgeItemsAfterDelay 0

Windows セキュリティの保護の履歴の表示期間は変更することができますが、表示期間を短くし過ぎると脅威に対する操作ができなくなってしまうため注意が必要です。

Windows セキュリティの保護の履歴のログファイル

Windows セキュリティのリアルタイム保護やスキャンをした際に脅威が見つかった場合、ファイルは上記のように検疫されると共に次のフォルダーに 3つのログファイルが保存されます。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows Defender\Scans\History\Service
  • Detections.log
  • History.Log
  • Unknown.Log

「Detections.log」には数字(番号)とファイルのフルパスが記録されています。

Detections.log
Detections.log

「History.Log」にはシリアルナンバーのような数字が記録されています。

※「History.Log」が作成されるタイミングは脅威に対して操作が実行されたときです。

「Unknown.Log」には複数の数字のみが記録されています。

※「Unknown.Log」が作成されるタイミングは脅威が見つかったときです。

これらの数字は脅威の識別番号のようです。

「Detections.log」だけは Windows セキュリティが使用中で削除できないようになっています。

残りの 2つのファイルは検疫されたファイルの操作に影響はなく、削除しても問題ありませんが、ファイルサイズも小さいのでそのままにしておくことをおすすめします。

Windows セキュリティの保護の履歴からファイルを復元すると次回からスキャンがスキップされる

Windows セキュリティの保護の履歴からファイルを復元すると、次回から「スキャン中にスキップされた項目」が表示され、スキャンがスキップされます。

脅威を復元
脅威を復元

Windows セキュリティでは、保護の履歴から復元後に復元したファイルをカスタムスキャンしたり、リアルタイム保護がスキャンをしてもスキップされてしまいます。

スキャン中にスキップされた項目:「Microsoft Defender ウイルス対策スキャンで、除外またはネットワーク スキャンの設定により項目がスキップされました。」
スキャン中にスキップされた項目

Windows セキュリティの保護の履歴からファイルを復元したら何が起こるのか?

Windows セキュリティの保護の履歴からファイルを復元すると、ファイルは脅威が見つかった場所に復元されます。

それと同時に、ある場所に復元したファイルの情報を保存します。

Windows セキュリティは、スキャンをする際に保存されたファイルの情報を読み取り、スキャンをスキップします。

Microsoft の公式ページには、「復元」について下記のように記載されています。

Restore – This puts the file back on your device where Defender will once again detect it as a threat and create a new Threat found – action needed item in Protection History. You’ll need to go into there and select Allow on device if you’re confident this idem is safe.

日本語訳:

復元- ファイルをデバイスに戻します。Defenderは再びファイルを脅威として検出し、保護履歴に「脅威が見つかりました – 必要なアクション」という新しい項目を作成します。このファイルが安全であると確信できる場合は、この項目にアクセスして「デバイスで許可」を選択してください。

Microsoft 【(最初の公開日): 2024-12-04 – (最後の公開日/更新日): 2025-01-16】(2025/11/01 現在)

しかし、実際に復元して検証してみると、Defenderは再びファイルを脅威として検出し、保護履歴に「脅威が見つかりました – 必要なアクション」という新しい項目は作成されません。

つまり、ここでの「復元」は「このデバイスで許可する」と同じ意味になります。(バグである可能性もある)

そして、この場所に保存されたファイルの情報を削除する設定項目はありません。

このことから、どうしても保護の履歴からファイルを復元したい場合は、ファイルが十分に安全であることを確認してから復元操作をするようにしてください。

個人的には、この機能は余計な機能であり、脆弱性とも思われる機能ですので、この機能がある限り Windows セキュリティのみでは安全とは言えないと思います。

もし「復元」をしてしまった場合の対処法

「復元」された脅威は、通常のスキャンではスキップされてしまいます。

最も簡単な駆除方法は、その脅威の場所が分かれば、ファイルを移動することで Windows セキュリティが検知するようになります。しかし、これは根本的な解決にはなりません。

Windows には情報が残っているので、もし同じ場所にファイルをコピーした場合、スキャンをスキップしてしまいます。そのため、完全に駆除をするには下記の操作が必要になります。

「Microsoft Defender Antivirus(オフラインスキャン)」:

1.タスクトレイ(通知領域)にある Windows セキュリティのアイコンをクリックします。

タスクトレイ(通知領域)
タスクトレイ(通知領域)

2.「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。

Windows セキュリティ
Windows セキュリティ

3.「スキャンのオプション」をクリックします。

Windows セキュリティ - ウイルスと脅威の防止
Windows セキュリティ – ウイルスと脅威の防止

4.「Microsoft Defender Antivirus(オフラインスキャン)」を選択し、「今すぐスキャン」をクリックします。

Microsoft Defender Antivirus(オフラインスキャン)
Microsoft Defender Antivirus(オフラインスキャン)

5.確認画面が表示されますので、すべての作業を保存してから「スキャン」をクリックします。

作業内容の保存
作業内容の保存

6.「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。

7.「サインアウトしようとしています」が表示され、(1分以内と表示されていますが、筆者の環境では数秒後に)再起動が実行されます。

サインアウトしようとしています
サインアウトしようとしています

8.PC が起動すると、「Microsoft Defender Antivirus (offline scan)」という画面が表示されます。

9.そして、PC のスキャンが開始します。

10.スキャンが終了すると、自動的に PC が再起動されますので、Windows セキュリティの保護の履歴を確認してみてください。

「復元」してしまった脅威が「検疫済み」となっているはずです。

Windows セキュリティ - 保護の履歴 - 検疫された脅威の詳細
Windows セキュリティ – 保護の履歴 – 検疫された脅威の詳細

「Microsoft Defender Antivirus(オフラインスキャン)」で検出されなかった場合:

「Microsoft Defender Antivirus(オフラインスキャン)」で検出されなかった場合は、すぐにシステムの復元等で脅威を「復元」する前に戻すことをおすすめします。

心配な場合は、データは消えてしまいますが、クリーンインストールが確実です。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 手動でWindows セキュリティの保護の履歴の削除を特別行わなくても15日経てば「DetectionHistory」フォルダー内のすべてのファイル(フォルダー)が削除されるということでいいんでしょうか?(確認したら消える日にちが15日でした)
    それとも表示されなくなるだけで残るということでしょうか?

    • siden様、コメントありがとうございます。

      手動で削除しなくても、期間(デフォルトで 15日間)が過ぎると「DetectionHistory」フォルダー内にあるすべてのフォルダー内のファイルが自動で削除され(各フォルダーは残る)、Windows セキュリティの保護の履歴にも表示されなくなります。

      • 返信ありがとうござます。基本的には放って置いても良さそうですね。フォルダが残るというのはありますが、一度出来たフォルダに再び何かをブロックした時にファイルが出来ることってあるんでしょうか?それともブロックするたびに別々のフォルダが作られるのでしょうか。

        • siden様、

          放っておいても自動で削除されるので問題ありません。再度検出された場合は、基本的に既存のフォルダーには追加されずに新しいフォルダーが作成されます。

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