Windows 11 では仕様が変わり、エクスプローラーに表示されていたリボンが表示されなくなってしまいました。
また、エクスプローラーの「PC」を開いても、ダウンロードやドキュメント、ピクチャ等の個人用フォルダーも表示されなくなりました。
今回作成したツール「RestoreOldExplorerRibon」は、Windows 11 の新しいエクスプローラーを旧エクスプローラーに戻します。
Windows 10 のエクスプローラーのように、リボンも表示されるようになります。
※タスクバーやスタートメニューの変更はありません。
このツールは、システムファイルの置き換えは行わず、元々ある機能を使えるようにしています。
さらに、エクスプローラーの「PC」に個人用フォルダーを個別に表示・非表示する機能、Windows 11 の新右クリックメニューを旧右クリックメニューに戻す機能も追加しました。
- 「RestoreOldExplorerRibon」は、Windows 11 バージョン 24H2, 25H2 にも対応しています。
- 更新プログラムインストールやバージョン 24H2 から 25H2 へのアップデート後も問題なく動作しています。
注意事項
- 一部の機能はエクスプローラーの再起動が必要になります。エクスプローラーの再起動時にはデスクトップと開いているフォルダーがすべて閉じます。ファイルのコピーなど、何かの作業を行っている場合は必ず終了してから実行してください。
- 以前の記事「Win11 23H2 完全復活!エクスプローラーのリボン」の方法でリボンを復活している場合は、元に戻してから実行してください。
- 動作確認は Windows 11 バージョン 22H2, 23H2, 24H2, 25H2 で行っています。(Ver 1.0.0.1 で 22H2 にも対応しました)
- 2024/05/29 にリリースされた KB5037853 以降をインストールすると、表示していた「PC」の個人用フォルダーやオプションが非表示になりますが、もう一度ツールで表示することができます。
「RestoreOldExplorerRibon」のダウンロードと使用方法
ダウンロード
更新情報:
2024/06/03(Ver 1.0.0.1):
一部の環境で「個人用フォルダー」および「オプション」を追加した後に消えなくなる問題を修正しました。
2024/06/18(Ver 1.0.0.2):
旧詳細ウィンドウに戻す機能を追加しました。
旧詳細ウィンドウに関しては、次のページをご覧ください。
Win11 エクスプローラーの「詳細ウィンドウ」を旧バージョンに戻す方法
2024/07/06(Ver 1.0.0.3):
オプション「エクスプローラのウィンドウサイズを保存」を追加しました。
2024/07/11(Ver 1.0.0.4):
ボタンの配置の変更、およびエクスプローラーを開いていない場合にオプション「エクスプローラのウィンドウサイズを保存」を実行するとエラーが出る問題を修正しました。
2024/12/20(Ver 1.0.0.5):
Windows 11 バージョン 24H2 に対応しました。※2025/10/02 バージョン 25H2 でも問題なく動作することを確認しました。
対象ファイル:「RestoreOldExplorerRibon.exe」(Ver 1.0.0.5)
ハッシュ値(SHA256):a106d316f330eef87afba04f699c79ccee664ec462a646266bf5f7d1af371a18
RestoreOldExplorerRibon.zip(Ver 1.0.0.5)
使用方法
ダウンロードした「RestoreOldExplorerRibon.zip」を解凍し、中にある「RestoreOldExplorerRibon.exe」を実行します。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。
ツール上には 8つの項目があります。
- 2024/06/18(Ver 1.0.0.2): 旧詳細ウィンドウに戻す機能を追加しました。
- 2024/07/06(Ver 1.0.0.3):オプション「エクスプローラのウィンドウサイズを保存」を追加しました。
各項目の説明
①個人用フォルダー(チェックボックス)
各項目をチェックすると、エクスプローラーの「PC」にチェックした項目を表示します。
- 3D オブジェクト(3D Objects)環境により英語で表示されます。
- ダウンロード
- ドキュメント
- ピクチャ
- ビデオ
- ミュージック
- デスクトップ
②オプション(チェックボックス)
個人用フォルダーと同じように、エクスプローラーの「PC」にチェックした項目を表示します。
- コントロールパネル
- お気に入り
- エクスプローラーのオプション
- 電源オプション
- プリンター
- プログラムと機能
③「旧エクスプローラーを復活」または「新エクスプローラーに戻す」ボタン
初回起動時には「旧エクスプローラーを復活」と表示されており、旧エクスプローラーに戻すと、ボタンの表示が「新エクスプローラーに戻す」に変わります。
実行すると確認画面が表示され、「はい」をクリックするとエクスプローラーを再起動します。
エクスプローラーを再起動する際には、数秒間画面が白く、または黒くなり、デスクトップが表示されると変更が反映されます。
④「個人用フォルダー」ボタン
「個人用フォルダー」ボタンをクリックすると、個人用フォルダーのチェックボックスすべてにチェックを入れ、エクスプローラーの「PC」に項目を表示します。
※オプションの項目にチェックが入っている場合はチェックが外れ、エクスプローラーの「PC」から削除されます。
⑤「オプション」ボタン
「オプション」ボタンをクリックすると、オプションのチェックボックスすべてにチェックを入れ、エクスプローラーの「PC」に項目を表示します。
※個人用フォルダーの項目にチェックが入っている場合はチェックが外れ、エクスプローラーの「PC」から削除されます。
⑥「すべてチェック」ボタン
個人用フォルダーおよびオプションのチェックボックスすべてにチェックを入れ、エクスプローラーの「PC」に項目を表示します。
⑦「旧右クリックメニュー」または「新右クリックメニュー」ボタン
実行すると確認画面が表示され、「はい」をクリックするとエクスプローラーを再起動します。
「新右クリックメニュー」に戻す場合は、エクスプローラーの再起動は行いません。
次の画像は、デスクトップの何もない所で右クリックしたときのメニューの違いです。
⑧「リセット」ボタン
個人用フォルダーおよびオプションのチェックボックスすべてのチェックを外し、エクスプローラーの「PC」から削除します。
「旧詳細ウィンドウ」または「新詳細ウィンドウ」ボタン(Ver 1.0.0.2)
エクスプローラーの「詳細ウィンドウ」を旧バージョンまたは新バージョンに戻します。
実行の際には、エクスプローラーが再起動されます。
旧詳細ウィンドウに関しては、次のページをご覧ください。
Win11 エクスプローラーの「詳細ウィンドウ」を旧バージョンに戻す方法
オプションメニューの「エクスプローラのウィンドウサイズを保存」(Ver 1.0.0.3)
ツールの仕組み上、旧エクスプローラーに戻した後、エクスプローラーを閉じたときにウィンドウの位置とサイズは自動で記録されません。
今回追加したオプションメニューの「エクスプローラのウィンドウサイズを保存」をクリックすると、現在開いている一番上のエクスプローラーの位置とサイズを記録し、次回エクスプローラーを開いたときに同じ位置、同じサイズで開くことができます。












