Windows 11 では、Windowsキー + Shift + S キーを同時に押す、または PrintScreenキーを押すことで「切り取りツール(Snipping Tool)」が起動し、モードを選択してスクリーンショットを撮ることができますね。
Win11 バグ PrintScreenキーを押しても切り取りツール(Snipping Tool)が開かない
しかし、Windows 11 のファイルなどの右クリックメニューを撮ろうとしたり、モードを選択しようとするとメニューが消えてしまい、スクリーンショットを撮ることができません。
これは不具合ではなく、Windows 11 の新しい「切り取りツール(Snipping Tool)」の仕様です。
※稀に撮れる場合がある。
具体的には、Windows 11 の新しい右クリックメニューを撮ることができなくなっています。
確認してみましたが、旧右クリックメニュー(コンテキストメニュー)は消えずに撮ることができました。
今回は、「切り取りツール(Snipping Tool)」に関する設定を変更し、ファイルなどの右クリックメニューを撮る際にメニューが消えないようにする裏技を紹介します。
Windows 11 の右クリックメニューのスクリーンショットを撮るための設定方法
レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。
- システムの復元ポイント作成方法及び復元方法
- レジストリエディタの開き方及びバックアップ方法
- Win10 レジストリの予備知識|概念、開き方、レジストリの内部構成
※Windows 11 のレジストリも基本は同じです。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して Enter を押します。
2.次のキーを開きます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\AppXfeq5vwnakrw6cy02kzhq8ekhhsremh62\Shell\open
3.「open」キーを選択した状態で右側の欄の文字列値「PackageRelativeExecutable」をダブルクリックで開いてください。
4.値のデータが「SnippingTool\SnippingTool.exe」となっていますので、「SnippingTool\SnippingTool.exe_」に変更して OK をクリックします。
↓
5.レジストリエディタを終了し、右クリックメニューを出して Windowsキー + Shift + S キーを同時に押してみてください。
すると、古いバージョンの「切り取りツール(Snipping Tool)」が開き、モードを選択してスクリーンショットを撮ることができるようになります。
こちらは実際に右クリックメニューのスクリーンショット撮っている動画です。
今後、Microsoft Store の自動更新により「切り取りツール(Snipping Tool)」が更新された場合、変更したレジストリ値が元に戻る可能性があります。
その場合は再度設定してください。
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