Windows 11 にはバグがあり、初期化を行った後に Windows セキュリティが正常に機能しなくなります。
これは重大な問題だと考え、以前 Windows セキュリティを修復する方法を紹介しました。
Win11 Windows セキュリティが真っ白、IT管理者によって制限されています。
しかし、今までは問題なく修復できていたのですが、2024/09/15 にユーザー様からコメントをいただき確認したところ、現在 Windows セキュリティ プラットフォームの最新の更新プログラム「securityhealthsetup.exe」がダウンロードできなくなっていました。
そのため、現在 Windows セキュリティの修復ができない状態です。
※筆者の予想ですが、数日後にはダウンロードができるようになると考えています。
ただ、みなさんが心配している「リアルタイム保護機能(ウイルスと脅威の防止)」は問題なく機能していることを確認しています。
この不具合はかなり前からありましたが、Microsoft はこれに関しては何も発表していません。
Microsoft は重大な不具合だとは認識していないようですね。
筆者は以前ダウンロードした「securityhealthsetup.exe」を保存しているのですが、第三者から Microsoft の重要なファイルをダウンロードすることはおすすめできないため、提供はいたしません。
当サイトに限らず、Microsoft の公式サイト以外の場所からダウンロードすることはおすすめしません。
悪意のある者がこの不具合を利用して別のファイルをダウンロードさせる可能性がありますので、十分に注意しましょう。
Windows セキュリティ プラットフォームの最新の更新プログラム「securityhealthsetup.exe」は、必ず Microsoft の公式サイトからダウンロードするようにしてください。
Windows セキュリティ プラットフォームの最新の更新プログラム(Microsoft)
2024/09/17: 現在 Windows セキュリティ プラットフォームの最新の更新プログラム「securityhealthsetup.exe」がバージョンアップされ、ダウンロードできるようになっています。
別の方法で修復できる?
Windows 11 には「Windows Update で問題を解決する」という新機能があり、以前紹介しました。
Win11 の新機能「Windows Update で問題を解決する」
しかし、検証をしてみたのですが、初期化を行った後に Windows セキュリティが正常に機能しない状態で「Windows Update で問題を解決する」を行っても修復はできませんでした。
その後、Windows 11 のメディア作成ツールを使用してインストールメディアを作成し、「個人用ファイルを保持する」を選択してインストールをしても Windows セキュリティは修復されませんでした。
Win11 メディア作成ツール「MediaCreationTool_Win11_23H2」
次に個人用ファイルや設定、アプリを引き継ぎせずにインストールしてみると、Windows セキュリティは正常に開くことができました。
しかし、次のフォルダーの中にあるはずのファイルが 1つもありません。
C:\Windows\System32\SecurityHealth
「SecurityHealth」フォルダー内は空っぽで、Windows セキュリティのバージョン情報に表示される項目が 2つ少なくなっていました。
本来は次のように表示されます。
レジストリ値も本来の値のデータではないので、完全には修復できていません。
完全に修復するには、Windows セキュリティ プラットフォームの最新の更新プログラム(Microsoft)がダウンロードできるようになるまで待つか、Windows 11 をクリーンインストールするしか方法はないようです。
ただ、上でも述べたように、「リアルタイム保護機能(ウイルスと脅威の防止)」は問題なく機能していることを確認しています。
そのため、上記の Microsoft の公式サイトからファイルがダウンロードできるようになるまで待つことをおすすめします。
追記:
先ほど Cドライブをフォーマットしてから新規に Windows 11 をインストールしてみましたが、どうやら Windows Update での提供も止めているようです。
そのため上記の各方法での再インストールを行っても修復ができていなかったようです。
Windows 11 の ISO ファイルの中身を見ると、「SecurityHealth」フォルダー内は空っぽなので、通常は Windows 11 のインストール中に更新プログラムを確認するタイミングで Windows セキュリティ プラットフォームの最新の更新プログラムがダウンロードされインストールをしていると考えられます。
今回クリーンインストール後に Windows Update を実行して最新の状態にしても「SecurityHealth」フォルダー内にファイルはありませんでした。
ただ、この場合は個人用ファイルや設定、アプリを引き継ぎせずにインストールしたのと同様に、通常通り Windows セキュリティを開くことができます。(バージョン情報に表示される項目は 2つ少ない)
原因はわかりませんが、Microsoft 内で何らかの問題が発生した可能性がありますね。
または仕様を変更するという可能性もあります。
2024/09/17:
現在 Windows セキュリティ プラットフォームの最新の更新プログラム「securityhealthsetup.exe」がダウンロードできるようになっています。
バージョンが 1.0.2306.10002 から 10.0.27703.1006 に更新されています。
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