今回は、Windows 11 の市販デモモード(RDX)を削除して出荷時の設定に戻す方法を紹介します。
一部のユーザーが購入した PC は、立ち上げるとアカウント名が「Darrin DeYong(古林翔)」の市販デモモードになっていることがあるようです。
市販デモモードは、販売店で使うことだけを想定したモード(機能)であり、PC の機能は制限されます。
市販デモ モードでは次のことができなくなります。
Microsoft
- ユーザー パスワードを追加または変更する
- Microsoft アカウント名を変更する
- コマンド ライン、レジストリ エディター、または PowerShell ユーティリティにアクセスする
- システムに対する管理アクセス許可を必要とする操作
レジストリエディタなどを開こうとすると「このアプリは、システム管理者によってブロックされています。」と表示されます。
PC 購入時にアカウント名が「Darrin DeYong(古林翔)」の市販デモモードになっている場合、販売店が初期化をしていないのが原因ですので、販売店に相談するのが一番です。
しかし、今回紹介する方法で簡単に市販デモモードを削除することができます。
筆者は、実際に Windows 11 を市販デモモードにして制限のかかった状態から削除することができました。
Windows 11 の市販デモモードを削除する方法
1.Windowsキー + I(アイ) を押して「設定」を開きます。
2.設定が開いたら、左側の「システム」を選択し、右側の「ライセンス認証」をクリックします。
3.「ライセンス認証」の下の「Windows 11 Pro(Home)」の文字を 5回クリックします。
4.すると、「最新のデモ用コンテンツおよびデモ用アプリの入手」というウィンドウが開きますので、下にある「詳細な構成」をクリックします。
5.「RDX の詳細設定」が開きますので、真ん中の「このデバイスの RDX を削除して、出荷時の設定に戻します。」の横の「削除」ボタンをクリックします。
6.「市販デモ モードを無効にしようとしています」という確認画面が表示されますので、「確認」ボタンをクリックします。
すると、PC は自動で再起動し、出荷時の設定に戻す作業を行いますので、しばらくお待ちください。
しばらくすると Windows 11 の初期設定画面が表示されますので、確認して進めていきます。
PC の初期設定
1.「日本語」を選択して「はい」をクリックします。
2.「日本」を選択して「はい」をクリックします。
3.そのまま「はい」をクリックします。
4.ここでは「スキップ」をクリックします。
ここでアップデートの確認が始まりますので、しばらくお待ちください。
5.ライセンス契約を確認し、「同意」をクリックします。
6.デバイスの名前はスキップして構いません。
7.ここでは「個人用」を選択して「次へ」をクリックします。
8.「サインイン」をクリックします。
9.アカウント名を入力して「次へ」をクリックします。
10.パスワードを入力して「サインイン」をクリックします。
11.次の画面が表示される場合がありますので、「この PC から復元する」または「その他のオプション」をクリックします。
※ここでは「その他のオプション」をクリックします。
「その他のオプション」では別の PC から復元することもできますが、ここでは「新しい PC としてセットアップする」をクリックします。
12.「PIN の作成」をクリックします。
13.PIN(PC サインインのパスワード) を入力して OK をクリックします。
14.必要な項目を選択して「同意」をクリックします。
15.必要な項目をチェックして「承諾」をクリックします。
※ここでは「スキップ」をクリックします。
16.ここでは「スキップ」をクリックします。
17.ここでは「今はしない」をクリックします。
ここで更新プログラムの確認、初期設定が始まりますので、しばらくお待ちください。
デスクトップが表示されたらすべての作業は完了です。
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