今回は、勝手に Microsoft Edge のショートカットがデスクトップに作成される場合の対処法を紹介したいと思います。
先ほど入った情報によると、一部の環境で勝手に Microsoft Edge のショートカットがデスクトップに作成されるという現象が起きているようです。
ソーシャルニュースサイト Reddit では、多くのユーザーがこの問題を報告しています。
ユーザーによると、Microsoft Edge の更新のたびに作成されるといいます。
また、一部ではタスクバーやスタートメニューにショートカットをピン留めした際にも、デスクトップにショートカットがない場合は作成されてしまう場合があるようです。
MicroSoft は常に Microsoft Edge を推奨しています。この問題は不具合ではなく、最新の仕様だと筆者は考えています。
デスクトップにショートカットを作成させない一時的な対処法
1.レジストリの編集
レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。
- システムの復元ポイント作成方法及び復元方法
- レジストリエディタの開き方及びバックアップ方法
- Win10 レジストリの予備知識|概念、開き方、レジストリの内部構成
※Windows 11 のレジストリも基本は同じです。
レジストリ値を追加することで、インストール時にショートカットを作成しないようにできるという情報がありましたが、MicroSoft は「Microsoft Edge が既にインストールされている場合、このポリシーの効果はありません。」と言っていますので、一部の環境では効果がない場合があります。
CreateDesktopShortcutDefault
既定値のインストール時にデスクトップへのショートカットの作成を禁止する
Microsoft Edge Update 1.3.128.0 以降説明
Microsoft Edge がインストールされている場合に、デスクトップにショートカットを作成するすべてのチャネルに対する既定の動作を指定できます。このポリシーを有効にすると、Microsoft Edge がインストールされている場合、デスクトップにショートカットが作成されます。 このポリシーを無効にすると、Microsoft Edge インストールされていても、デスクトップにショートカットは作成されません。 このポリシーを構成していない場合は、インストール中に Microsoft Edge のデスクトップにショートカットが作成されます。 Microsoft Edge が既にインストールされている場合、このポリシーの効果はありません。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/deployedge/microsoft-edge-update-policies#createdesktopshortcutdefault
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して Enter を押します。
2.レジストリエディターが開きますので、次のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\EdgeUpdate
※「EdgeUpdate」キーがない場合は、「Microsoft」キーの上で右クリック>新規>「キー」をクリックし、「新しいキー #1」の名前を「EdgeUpdate」に変更してください。
3.「EdgeUpdate」キーの上で右クリック>新規>「DWORD(32 ビット)値」をクリックします。
4.「新しい値 #1」の名前を「CreateDesktopShortcutDefault」に変更します。
※「CreateDesktopShortcutDefault」の値のデータは「0」です。新規作成した「DWORD(32 ビット)値」は「0」になっていますので、そのままレジストリエディターを終了し、PC を一度再起動しましょう。
もしもレジストリの編集で解決できない場合、レジストリの編集が心配な方は、Microsoft Edge のショートカットを非表示にしましょう。
2.Microsoft Edge のショートカットを非表示にする
Microsoft Edge のショートカットを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
全般タブを開き、「隠しファイル」の左にあるチェックボックスにチェックを入れ、OK をクリックします。
「アクセス拒否」が表示されますので、「続行」をクリックします。
これで Microsoft Edge のショートカットは見えなくなります。
コメント(降順)