Windows 11 において、2025年12月1日以降の Windows Update(KB5070311 や KB5074109、KB5074105 など)を適用した後に、エクスプローラーのタブ拡張ソフト「QTTabBar」が消えてしまう不具合が報告されています。
特定の更新プログラムに限らず、最近のアップデートによるエクスプローラー内部の仕様変更が影響していると考えられます。当サイトのコメント欄でも複数の解決報告をいただいており、原因と共通の復旧手順が判明しましたので、詳しく共有します。
推奨する解決手順:
2026年2月24日以降の更新プログラムを適用した場合:
発生条件と症状
- トリガー: 2025年12月1日以降の更新プログラム KB5070311 やKB5074109、KB5074105 など の適用
- 環境: Windows 11(標準のエクスプローラー、および「旧エクスプローラー仕様」に戻して使用している環境の両方)
- 症状: これまで表示されていた QTTabBar のツールバーが消失し、設定画面を開こうとしても反応しない、または有効化できない状態になる。
原因について: 再三の検証の結果、ついにこの不具合の「根本的な原因」を特定しました。原因は、Windows 11 のエクスプローラーに順次組み込まれつつある「AI に関する新機能」です。
以前は「新しいエクスプローラー(タブ付き)だと動かない」というケースが一般的でしたが、今回はこの AIコンポーネントユーザー体験のパフォーマンス向上(2026/03/04 追記: 詳細な調査結果の報告)がエクスプローラーの内部構造(シェル連携)に干渉し、QTTabBar の動作を阻害していることが判明しました。この機能を 「ViVeTool」 を使ってピンポイントで無効化することで、正常な状態へ復旧させることが可能です。
解決法:コンポーネントの再登録
この問題は、Windows のシェル(画面表示)に関わる特定のシステムコンポーネントを、手動で再登録(リフレッシュ)することで解決できます。
以下の手順で、3つのコンポーネントを再登録してください。
手順
- スタートボタンを右クリックし、「ターミナル (管理者)」を開きます。
- 以下の 3つのコマンドを、順番にコピーして貼り付け、Enter を押して実行してください。
Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\MicrosoftWindows.Client.CBS_cw5n1h2txyewy\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode
Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\Microsoft.UI.Xaml.CBS_8wekyb3d8bbwe\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode
Add-AppxPackage -Register -Path 'C:\Windows\SystemApps\MicrosoftWindows.Client.Core_cw5n1h2txyewy\appxmanifest.xml' -DisableDevelopmentMode
エラーが出ずにプロンプトが戻ってくれば成功です。(赤字のエラーが出た場合は、既に起動しているプロセスが邪魔をしている可能性があるため、PC を再起動してから再度試してみてください)
それでも表示されない場合
コマンド実行後、エクスプローラーを開き直しても QTTabBar が表示されない場合は、以下の追加手順を試してください。
- PC の再起動: コンポーネントの登録情報を反映させるため、一度 Windows を再起動します。
- QTTabBarEnabler の実行: ダウンロードした「QTTabBar(現在は 2048 Beta2)」フォルダーの中にある
QTTabBarEnabler.exeを実行し、「Restore」 ボタンをクリックして、バーの登録を修復します。 - 再インストール: 上記でもダメな場合は、一度 QTTabBar をアンインストールし、再度インストールし直してみてください。
私の環境では、上記の「3つのコンポーネント登録」を行っただけで、旧エクスプローラー環境でも無事に QTTabBar が復活することを確認しました。 同様の症状でお困りの方は、ぜひお試しください。
【2025/12/09 追記: 解決!根本的な原因はエクスプローラーの AI に関する新機能】
再三の検証の結果、ついにこの不具合の「根本的な原因」を特定しました。 原因は、Windows 11 のエクスプローラーに組み込まれつつある「AI に関する新機能」でした。
この機能は、2025年11月11日の更新(KB5068861)以降、段階的に実装が進められていたものですが、今回の KB5070311 の適用によって、一部の環境で有効化されたようです。 (※すべての環境ではなく、対象となった環境でのみ不具合が発生しています)
この機能がエクスプローラーの描画処理に介入することで、QTTabBar の表示が阻害されていたことが確認できました。(おそらく、旧エクスプローラーのツールバーの部分を表示できなくしたのでしょう)
以下の手順で、この特定の機能を 「ViVeTool」 を使って無効化することで、QTTabBar を正常に復活させることができます。
解決手順(ViVeTool による機能無効化)
1. ViVeTool の準備 ViVeTool をお持ちでない方は、GitHub からダウンロードして展開してください。
ViVeTool の使い方(PowerShell):
⚠️ 【重要】Windows 11 専用の手順です
ViVeTool を用いた本手順(および下記の GUI ツール)は、Windows 11 環境でのみ動作します。
コマンド操作が苦手な方へ
ViVeTool をマウス操作だけで簡単に実行できる専用の GUI ツールを作成しました。 (※本ツールの利用には、下記「手順1~3」での ViVeTool 本体の準備が必須です)
コマンド入力でのエラー(アクセス拒否など)が不安な方は、手順1~3 で ViVeTool をダウンロード・展開した後、コマンドプロンプトやターミナル(PowerShell)を開く代わりにこちらのツールをご利用ください。

1.下記のページから「ViVeTool-v0.3.4-IntelAmd.zip」をダウンロードしてください。
https://github.com/thebookisclosed/ViVe/releases
※2026/01/26 現在の最新バージョンは v0.3.4 です。ご覧になった時期によりバージョンが異なる場合がございます。
※ Snapdragon 搭載の PC(ARM版 Windows)をお使いの場合は、「ViVeTool-v0.3.4-SnapdragonArm64.zip」の方をダウンロードしてください。
2.ダウンロードした zip ファイルの上で右クリック>「すべて展開」をクリックします。
3.「圧縮(ZIP 形式)フォルダーの展開」が表示されますので、右下の「展開」をクリックします。
4.展開されたフォルダーが表示されますので、フォルダーの中の何もないところで右クリックします。
5.表示されたメニューの「ターミナルを開く」を、キーボードの Ctrl と Shiftキーを押しながらクリックしてください。
6.「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。
7.Windows PowerShell が開き、「PS ****ViVeTool-v0.3.4-IntelAmd>」のように表示されていれば準備完了です。
※左上に「管理者:Windows PowerShell」と表示されていることを確認してください。
この状態で、必要なコマンドを入力して実行してください。
2. コマンドの実行 ターミナル(管理者)またはコマンドプロンプト(管理者)を開き、ViVeTool のフォルダーへ移動してから、以下のコマンドを実行します。
Windows 11(25H2)向けの更新プログラム「KB5077241」以降を適用した場合、下記のコマンドが効かなくなります。この問題を解決するため、QTTabBar を再び有効化する専用ツール「QTTabBar Fix Tool」を作成しました。
コマンドプロンプトの場合:
vivetool /disable /id:57048216
ターミナル(Windows PowerShell)の場合:
.\vivetool /disable /id:57048216
3. PCの再起動 「Successfully set feature configuration(s)」と表示されたら、PC を再起動します。
4. 確認と仕上げ 再起動後、エクスプローラーを開いて QTTabBar が表示されているか確認してください。
もしこれでも表示されない場合は、機能は無効化できているものの、表示設定(レジストリ)がリセットされたままになっている可能性があります。 その場合は、以下のいずれかを実行してから、一度サインアウト(または再起動)してください。
QTTabBarEnabler.exeを実行して「Restore」を押す。または、配布しているQTTabBar_Restore.regを適用する。(2026/04/03:現在のバージョンでは効果がないことを確認しました)
これで、AI 機能をオフにした状態で、安定して QTTabBar を利用できるようになります。
【2025/12/10 追記: KB5072033 のインストール後、タブバー(上部)が空白になる】
2025年12月9日にリリースされた KB5072033 をインストール後、タブバー(上部)が空白になることを確認しました。
KB5072033(26200.7462)をインストールすると、ViVeTool を使用しても、QTTabBar のタブバー(上部)が使えなくなります。
タブバー(下部)は使えますので、今までタブバー(上部)を使用していた方は、下記の手順でタブバー(下部)を表示して使用する以外方法はないようです。
- タブバー(上部)の空白の上で右クリック>「QT コマンドバー」をクリックします。
- コマンドバーが表示されますので、コマンドバーの右側の何もない所で右クリック>「ツールバー」>「タブバー(下)」をクリックします。
- すると、タブバー(上部)の空白が消え、タブバー(下部)が表示されます。
タブバー(上部)を使いたい場合: 旧エクスプローラー化を解除し、「標準の(新しい)エクスプローラー」 に戻して使用してください。(ENOT様の検証結果と同様、標準環境であれば上部タブバーも正常に動作します)
【2025/12/16 追記: タブバー(上部)も復活!】
前回、KB5072033 の適用後に「タブバー(上部)が空白になり使えない」とお伝えしましたが、本日検証していたところ、機能自体は生きており、単に表示幅が潰れて右端に隠れていただけであることが判明しました。
空白のバーの上で右クリックしても「QT コマンドバー」や「ツールバーを固定する」など 5つ程度のメニューしか表示されませんが、以下の手順で簡単に復活させることができます。
空白になったタブバー(上部)の直し方
1.空白になっているタブバーの上で右クリックします。
2.メニューにある「ツールバーを固定する(B)」にチェックが入っている場合は、クリックしてチェックを外します。
3.固定を解除すると、バーの右端に「縦の点線(ハンドル)」が表示されます。
4.マウスカーソルを点線の上に合わせ(カーソルが左右の矢印 ⇔ になります)、左クリックしたまま左端までドラッグします。
5.左端までドラッグしたら、左クリックを離してください。隠れていたタブバーが表示されます。
6.再度右クリックして「ツールバーを固定する(B)」にチェックを入れ、固定して完了です。
これで、以前と同じようにタブバー(上部)が使用できるようになります。諦めていた方はぜひお試しください。
「ツールバーを固定する(B)」にチェックを入れたまま新エクスプローラーに戻し、再度旧エクスプローラーへ切り替えた際にも、タブバー(上部)が空白になる現象が確認されています。 その場合も、上記と同じ手順ですぐに元に戻せます。
【2026/01/17 追記: タブバーが消える・無効化される問題への追加対策
記事へのコメントで、ユーザー様より「エクスプローラーを閉じるたびに無効化される」という貴重な情報をいただきました。 この情報をヒントに筆者の環境で検証したところ、インターネットオプションで「QT基本機能バー」を無効にすると、頂いた情報と全く同じ「設定が保存されず、勝手に無効化される状態」を再現できました。
QTTabBar は仕組み上、IE のコンポーネント(BHO)を利用しています。まずは以下の手順でインターネットオプションから「アドオンの管理」を開き、QTTabBar 関連の項目が勝手に「無効」に切り替わっていないか確認してみてください。
ケース1:エクスプローラーを閉じるたびに設定が無効化される場合
【手順】
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2.名前の欄に inetcpl.cpl と入力して OK を押します(インターネットのプロパティが開きます)。
3.「プログラム」タブへ移動し、「アドオンの管理」 ボタンをクリックします。
4.表示されたリストの中に「QT 基本機能バー」や「QT コマンドバー」、「QT コマンドバー 2」などの項目があるはずです。その状態が「無効」になっていませんか?
5.もし「無効」であれば、対象を選択して右下の「有効にする」をクリックし、PC を再起動してください。
Windows Update の直後などは、システムの負荷や一時的な不整合により、Windows が「このアドオンは動作を遅くしている」と誤判定して、勝手に無効化してしまうことがよくあります。
2026/03/09 追記:
6.QTTabBarEnabler.exe を実行し、「Restore」 ボタンをクリックして、バーの登録を修復します。(アドオンの有効後、これを実行しないと復活できないことを確認しました)
おそらくこれで「空白」や「上段のバー」が復活するはずですので、エクスプローラーを開いて確認してみてください。
※もし「有効」にしても勝手に「無効」に戻ってしまう場合: ご利用のセキュリティソフトが、QTTabBar の挙動をブロックしている可能性があります。 一度、セキュリティソフトの「リアルタイム保護」を一時的にオフにした状態で、有効化できるか試してみてください。もしそれで直る場合は、セキュリティソフト側の「除外設定」に QTTabBar のフォルダーを登録してみてください。
どうしても解決しない場合は、記事下のコメント欄のやり取りも参考にしてください。
ケース2:まったくタブバーが表示されない場合
「アドオンの管理」で有効にしているにも関わらず、QTTabBar のツールバーが一切表示されない(右クリックメニューにも出てこない)場合は、Windows 側の「サードパーティ製のブラウザー拡張」が無効化されている可能性があります。
これはエクスプローラーの拡張機能を制御する大元の設定です。過去に PC の高速化やセキュリティ設定などで変更している場合、ここがオフになっていることがあります。
以下の手順で設定を確認してください。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2.名前の欄に inetcpl.cpl と入力して OK を押します(インターネットのプロパティが開きます)。
3.「詳細設定」タブをクリックします。
4.「設定」の一覧にある「ブラウズ」セクションを探します。
5.「サードパーティ製のブラウザー拡張を有効にする」にチェックが入っているか確認してください。
6.もしチェックが外れている場合は、チェックを入れて「OK」をクリックします。
設定変更後は、PCを再起動(またはサインアウト)して適用させてください。
※この設定がオフになっていると、QTTabBar は機能しません。
【対策ツール公開】Windows Update適用後にQTTabBarが表示されない問題の解決方法
Windows 11(25H2)向けの更新プログラム「KB5077241」や「KB5079473」の適用後、QTTabBar が動作しなくなる現象が確認されています。
調査の結果、OS側の仕様変更により特定の機能に強固なロック(ImageOverride)がかけられ、従来の ViVeTool 単体では設定を上書きできなくなっていることが原因と判明しました。
この問題を解決するため、QTTabBar を再び有効化する専用ツール「QTTabBar Fix Tool」を作成しました。本ツールは、更新によってかけられた強固なシステムのロック(アクセス権限)を一時的に解除し、エクスプローラー拡張を阻害する元凶である「id:57048216」を無効化したのち、再び元のロック状態に戻すという仕組みで動作します。
なお、読者の方から「id:57048237 を無効化することでも QTTabBar を復活できる」という情報をいただきました。しかし、57048237 は他の新しい UI 機能までまとめて停止してしまう「マスター・スイッチ(親機能)」であるため、筆者としては、他の Windows の新機能に悪影響を与えない、これまで通りの「id:57048216」の無効化を推奨しています(本ツールもこの安全な設計に基づいています)。
【※訂正と補足】その後の検証で、ID 間の「親子関係」は上記とは逆(57048216 が親、57048237 が実験用の子機能)であることが判明しました。しかし、将来的な対策塞ぎのリスクを考慮し、引き続き大元である「id:57048216」の無効化を推奨する結論に変わりはありません。詳しくはページ下部の【2026/03/15 追記】をご覧ください。
【2026年3月11日 追記】 本日配信された最新の必須セキュリティ更新プログラム「KB5079473 (OS ビルド 26200.8037)」を適用した環境でも、本記事で配布している「QTTabBar Fix Tool」を使用することで正常に動作することを確認しました。 今回のアップデートは Windows カーネルなどの重要な脆弱性を修正する必須の更新です。セキュリティ上アップデートを見送るのは危険ですので、更新プログラムを適用した上で当ツールをご活用ください。
◆ 準備するもの 以下のファイルを、すべて同じフォルダー内に配置して使用します。
- ViVeTool (
vivetool.exeが入っているフォルダー) - QTTabBar Fix Tool (当サイトで配布しているツール本体)
◆ QTTabBar Fix Tool のダウンロード
0a119d6baf2d3de7d2b43bea09cc2698e2db8ce9abe11d4fba7a654e9a361171▶ 過去のバージョンのハッシュ値を見る
ハッシュ値(SHA256):
eb268416a87e0c1a1de9c694b7f9b0eef50220b51ce7636f718f6a905c4d78fb
ハッシュ値(SHA256):
dd7a64a0a3cf215b2988872897cb39d42cb9779946757401b87c4da44b94c7a9
ハッシュ値(SHA256):
08394e1d9b4ee82550b8bb1ee52fc62ebe9df2619fe6ea7985ced1474c51c509
ハッシュ値(SHA256):
aa42aa6a8b91d582599c76db0b5a943c7ff2bfca47290c8bd4f353319adffe57
ハッシュ値(SHA256):
f838314acb52dbead984c483df858f549e41f745b8a7949c441d2daa584351d1
ハッシュ値(SHA256):
e101fbd84fde16faa5401599e1885c1f0d860e528572719b72944d131910430f
ハッシュ値(SHA256):
f4adced249fd2e5a3e388c49c6a6a02edbf79891c20b41d5d9e717fa4b153d3a
QTTabBar-Fix-Tool-v3.0.0.3.zip
関連記事 Windows 11 の Open-Shell も復活!「QTTabBar Fix Tool」の仕組み
フォルダー名に特定の記号が含まれている際のエラーや、メッセージ表示などの軽微な不具合を修正しました。
- 【不具合修正】特定のフォルダー名で発生するエラーの修正: ツールを配置しているフォルダー名に「&」などの特殊な記号が含まれていると、タスクが登録できずにタイムアウトしてしまう問題を修正しました。
- 【不具合修正】タイムアウト時のメッセージ表示の修正: 処理が正常に完了せずタイムアウトした場合でも、「処理が完了しました」と誤って表示されてしまう不具合を修正しました。
- 【安定性向上】実行直前の必須ファイル確認の追加: ツール起動後に必須ファイル(vivetool.exe や Albacore.ViVe.dll)が欠損した場合に備え、処理開始直前にもファイルの存在確認を行うよう安全性を強化しました。
一部の環境において、修復処理が実行できない問題を修正しました。
- 【不具合修正】修復処理が完了しない問題の修正: 一部の PC 環境において、修復プロセスが正常に実行されない不具合を修正しました。
ノート PC などのバッテリー駆動環境において、タスクスケジューラによる修復処理が実行されない問題を修正しました。
- 【不具合修正】バッテリー駆動時におけるタスク実行の阻害を解消: Windows のタスクスケジューラの初期設定により、電源ケーブルを接続していない(バッテリー駆動の)ノート PC 環境で修復タスクが開始されない不具合を修正しました。
一部の環境で発生していたネットワーク関連のエラーを根本的に解決するため、内部の処理機構を「タスクスケジューラ方式」へ一新した決定版です。
- 【新機能】タスクスケジューラを利用した新修復エンジンの搭載: 外部ツール(PsExec)への依存を完全に廃止し、Windows 標準のタスクスケジューラをツール内部から制御して SYSTEM 権限を確保する仕組みを新たに開発・実装しました。
- 【改善】環境依存エラー(ネットワーク関連)の完全回避: Windows のファイル共有設定やサービスの稼働状況によって「ネットワーク名が見つかりません」などのエラーが発生し、ツールが実行できない問題を根本的に解決しました。セキュリティソフトやネットワーク環境に左右されず、どのような PC でも確実に修復処理を通すことが可能になりました。
- 【最適化】起動プロセスの簡略化とスマートな実行: GUI(操作画面)は通常の管理者権限で起動し、ボタンを押した時の修復処理のみをバックグラウンドで瞬時に SYSTEM 権限で実行するスマートな設計に変更しました。これにより事前の環境診断などが不要になり、より直感的かつスピーディーに修復が完了します。
ユーザー様からいただいた「ツールがフリーズして無反応になる」というご報告をもとに、原因究明をサポートする診断機能を実装したアップデートです。
- 【新機能】起動時の環境診断とエラー表示の実装: ツールが SYSTEM 権限へ昇格する前に、必要なシステム環境が整っているかを自動でチェックする機能を搭載しました。
- 【改善】フリーズ問題の解消と原因の可視化: 「Server」サービスが停止していたり、「管理共有」が無効化されているなど、昇格処理が阻害される環境でツールを実行した場合に、無反応(フリーズ)になる問題を解消しました。問題がある場合は処理を中断し、具体的なエラー内容と原因を画面に表示することで、ユーザー様ご自身でスムーズに解決できるようになりました。
海外のユーザー様から寄せられた貴重な動作報告と情報提供をもとに、副作用を解消する新しい修復アプローチを実装したメジャーアップデートです。情報をご提供いただいたユーザー様に心より感謝申し上げます。
- 【新機能】ウィジェットを維持したまま修復できる「推奨モード」の実装: 従来の修復方法では、副作用としてタスクバーの「ウィジェット」アイコンが非表示になってしまう問題がありました。ユーザー様からの情報提供により、別の仕様 ID(57048237)を制御することで、ウィジェットを消さずに QTTabBar を完全に修復できることが判明したため、これを「推奨設定」として新たに組み込みました。
- 【将来の仕様変更への備え】今後の強制有効化を想定した堅牢な設計: 現行の Windows では新たな ID(57048237)は通常の ViveTool だけで無効化可能ですが、次回のアップデート等で通常の手段では無効化できなくなる(強制有効化される)可能性が高いです。本ツールはそれを見越し、強制有効化された場合でも独自のレジストリ書き換え処理によって確実に設定を適用できるよう、あらかじめ設計・実装しています。
- 【確実な復旧のための保険】従来方式の維持: 今後、万が一 ID(57048237)自体が Microsoft により完全に廃止されるなどの予期せぬ仕様変更が行われた場合でも確実に QTTabBar を復旧できるよう、これまでの修復アプローチ(57048216 の無効化)も「従来方式」としてボタンを残しています。
- 【UI刷新】目的別に選べる直感的な操作画面: アプリのインターフェースを改良し、「修復を適用 (ウィジェット維持)」、「修復を適用 (従来方式 / ウィジェット非表示)」、「デフォルトに戻す (修復の解除)」の 3つのボタンから、お好みの動作を直感的に選べるようにしました。
- 【安定性向上】OS ビルドへの自動適応ロジックの強化: OS のバージョンや環境によって異なるレジストリ構成をツールが自動で判定し、いかなる環境でも正確に上書きと復元を行えるよう内部処理を強化しました。
- 【不具合修正】OS言語環境による不具合の修正: 英語以外の Windows 環境など、特定の OS 言語環境において、ツールを実行しても設定が正しく変更(適用・復元)されない問題を修正しました。
一部の環境において、適用後に OS が自動修復ループに入るご報告を 1件いただいております。免責事項に記載しております通り、実行前には必ずシステムの復元ポイントを作成し、自己責任にてご利用ください。
※万が一、ツール実行後に OS が起動できなくなった(自動修復ループになった)場合の復旧手順
システムの復元を用いて、ツール実行前の状態に巻き戻すことで復旧可能です。
- 「自動修復」の青い画面(回復環境)が表示されたら、「詳細オプション」をクリックします。
- 「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「システムの復元」の順に選択します。
- ツールを実行する前の日時の復元ポイントを選択し、システムを復元してください。
◆ 動作環境
OS ビルド 26200.7922 および 26100.7922 以降(KB5077241 以降をインストールした環境)に対応。
◆ 必須の配置構成
ViVeTool の ZIP ファイルを解凍したフォルダー内に、本ツール(QTTabBarFixTool_v3.exe)を入れてください。 ※エラーを防ぐため、必要なファイル(.exe など)だけを個別に抜き出さず、解凍したままの状態で配置してください。
ViVeToolフォルダー/
├─ vivetool.exe
├─ Albacore.ViVe.dll (← ※必須 これがないとエラーになります)
├─ QTTabBarFixTool_v3.exe (← 本ツールをここに追加する)
└─ …
◆ ツールの実行と修復手順
- 配置した QTTabBarFixTool_v3.exe を実行します。
- 「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。
- ツール(QTTabBar Fix Tool v3)の画面が開きます。 (※バージョン3.0 より、事前チェックや再起動のステップが不要になり、すぐにメイン画面が開くようになりました)
- 設定を適用する前に、開いているエクスプローラー(フォルダーの画面)をすべて閉じてください。
- 画面上部の青いボタン 「Apply Fix (Keep Widgets) / 修復を適用 (ウィジェット維持)」 をクリックします。 (※従来の修復方式を利用したい方は、2番目の「Legacy」ボタンを押してください)
- 「しばらくお待ちください…」と表示されますので、ツールを操作せずに数秒待機します。 (※裏側でタスクスケジューラが起動し、安全に SYSTEM 権限で修復処理を行っています)
- ログ画面に 「Process completed! Please RESTART YOUR PC to apply changes.(処理が完了しました!PCを再起動して変更を適用してください。)」 と表示されたら修復成功です。
- PC を再起動し、QTTabBar が正常に表示されるか確認してください。
【補足:過去バージョン(v2.1.0.0)でのエラーについて】 過去のバージョンでは、 Windows の「管理共有」や「 Server サービス」が無効化されている環境において、権限昇格ツール(PsExec)がブロックされ、ツールが無反応になるという問題がありました。 最新の「バージョン 3.0.0.0」では、修復エンジンをタスクスケジューラ方式へ一新したため、これらのネットワーク設定やファイル共有機能に依存するエラーは根本的に解消されています。過去のバージョンでエラーが出て諦めていた方も、ぜひ新しい v3.0.0.0 をお試しください。(※ツールがシステム深部の設定を変更する性質上、お使いのセキュリティソフトの「振る舞い検知」などによってツールの実行がブロックされる可能性は存在します。万が一、 v3.0.0.0 でも修復が完了しない場合は、セキュリティソフトの保護履歴等をご確認いただき、必要に応じて除外設定(ホワイトリスト登録)をお試しください)
◆ 各ボタンの動作解説(過去の検証記事との関係について) 当サイトの過去の追記(3/4、3/15)で解説している通り、元々は強固な親システムである 57048216 の無効化を正攻法として推奨していました。しかし、その後のユーザー様からのフィードバックと検証により、ウィジェット機能との両立を最優先とするため、Ver 2.0 よりあえて「補助スイッチ」側を操作する手法を「推奨」へと変更しています。
① 修復を適用 (ウィジェット維持) ※現在の推奨
変更内容: ID 57048237 (TestAccPerf) を無効化し、親ID 57048216 は有効化のまま維持します。
解説: 過去の記事では「強制退避させる裏技であり非推奨」としていた手法です。しかし、「タスクバーのウィジェットが消えてしまうのは困る」という声が多く、ウィジェットと QTTabBar を両立できる現状唯一の手段であるため、方針を変更しこちらを「推奨」としています。
② 修復を適用 (従来方式 / ウィジェット非表示)
変更内容: 親ID 57048216 (UxPerfImp) を無効化します。
解説: 過去の記事で「根本的な解決策」として解説していた、強固なシステム設定(Override)を書き換える正攻法です。副作用としてウィジェットは消えますが、①の実験用フラグ(57048237)が将来の Windows Update で Microsoft に削除され、①が機能しなくなった場合でも確実に修復を行うための「安全な予備手段(従来方式)」として残しています。※57048216の無効化は、イベントビューアーに Application Error が定期的に記録されるという副作用も確認されています。
③ デフォルトに戻す (修復の解除)
変更内容: 両方の ID の構成をリセットし、Windows の初期状態に戻します。
Windows Update 自体がうまくいかない場合
今回の QTTabBar が表示されなくなる問題を含め、「そもそもWindows Updateが進まない」「ダウンロードが終わらない」という不具合も併発している方が増えています。Update が進まずにお困りの場合は、以下の記事の解決手順をお試しください。

【2026/03/02 追記: QTTabBar 復活後にプレビューが正常動作しない場合の対処法
読者様より、「コマンドバーは復活したが、プレビュー機能が動作しない」という貴重なフィードバックをいただきました。
私の方でも実機で検証を行ったところ、以下の手順でプレビュー機能が正常に復旧することを確認できました。
- QTTabBarEnabler.exe を実行して 「Restore」 を押す。
- そのままエクスプローラーを開く。(Winキー+E、または任意のフォルダーを開くだけで OK です)
以上の操作で、プレビュー機能が正常に動作するようになります。お困りの方はぜひお試しください。
【2026/03/04 追記: 詳細な調査結果の報告】
再調査により、QTTabBar が表示されなくなる不具合を引き起こしている具体的なシステム構成とその名称を特定しました。
不具合の正体は、エクスプローラーを「AI 時代に対応した最新の設計」へ書き換えるための描画エンジン切り替えスイッチです。これには主に以下の 2つの機能ID が密接に関わっています。
1. UxPerfImp(id:57048216) 「ユーザー体験のパフォーマンス向上(User Experience Performance Improvement)」を目的としたメインスイッチです。これが有効になると、エクスプローラーは最新の描画システム(WinUI/XAML ベース)で動作するようになります。しかし、この最新エンジンは、QTTabBar のような旧来の設計で作られたツール(シェル拡張)を排除するように設計されていることが、表示が消えてしまう直接の原因です。
2. TestAccPerf(id:57048237) 「アクセシビリティのパフォーマンス計測(Testing Accessibility Performance)」に関連する補助スイッチです。最新エンジンの動作中に、ナレーターなどの視覚補助機能が正しく、かつ高速に動作するかをテストするためのフラグです。
読者の方から寄せられた「57048237 を無効化しても QTTabBar が復活する」という現象は、技術的に非常に理にかなっています。この補助スイッチをオフにすることで、最新の描画エンジンが「不完全な状態」であるとシステムが判断し、クラッシュを防ぐためにエクスプローラーが自ら、旧来の(シェル拡張が動作可能な)エンジンへと「総退却(フォールバック)」するためです。
以前、根本的な原因を「AI に関する新機能」とお伝えしたのは、Microsoft が Copilot などの AI機能をエクスプローラーに深く統合するために、この描画エンジンの近代化を不可避な前提条件として進めている背景があるためです。
なお、当サイトの「QTTabBar Fix Tool」では、他の新機能への影響を最小限に抑え、より外科的に不具合の元凶のみを停止させるため、引き続き id:57048216 の無効化を選択しています。
一方、id:57048237 の操作は、システムに「故障」を誤認させて旧版へ強制退避させる手法であり、視覚補助機能の不具合や動作の不安定化を招く恐れがあります。また、検証用フラグのため早期に廃止されるリスクも高く、安全性の観点から推奨いたしません。
【2026/03/15 追記】技術的な補足:各機能IDの階層構造と連動について
Windows の内部パラメーター(Feature ID)の構造を解析すると、今回関わっている ID 群には明確な「親子関係(派生関係)」があることが分かります。具体的には、以下のような階層構造になっています。
ID: 57048216 (UxPerfImp) => Type: Override(強制上書き)
└─ 【派生】 ID: 57048218 (UxLabTest) => Type: Override(強制上書き)
├─ 【派生】 ID: 57048226 (ValLabTest) => Type: Experiment(実験用フラグ)
│ └─ 【派生】 ID: 57048231 (ValAccTest) => Type: Experiment(実験用フラグ)
│ └─ 【派生】 ID: 57048237 (TestAccPerf) => Type: Experiment(実験用フラグ)
■ 検証で判明した「連動無効化」のメカニズム 筆者の環境で実際にテストを行った結果、このツリー構造の上位にあるID(57048216、57048218、57048226、57048231)のいずれかを無効化するだけで、末端の 57048237 も自動的に無効化され、QTTabBar が復活することが確認できました。
これは、Windows のシステムが「親機能(前提となる描画エンジン等)がオフなら、それに依存する子機能(テスト機能など)も動かしてはいけない」と判断し、安全のために連動して停止させているためです。
■ なぜ大元の「57048216」の無効化を推奨するのか 環境によってエラーが出る場合の代替案として、末端の 57048237 のみを無効化(=末端を壊してシステムに旧環境へ強制退避させる)する手法も有効です。しかし、ツリーを見て分かる通り 57048237 などの下位 ID の属性は Type: Experiment(実験用フラグ)であり、名前にも「Test」とついています。
Microsoft は開発が進むとこうした実験用フラグ(A/B テスト等のための一時的なスイッチ)を予告なく削除・統合することが多いため、将来の Windows Update で突然この ID 自体が存在しなくなり、対策が塞がれてしまうリスクをはらんでいます。
そのため当サイトの「QTTabBar Fix Tool」では、一時的なエラー回避の裏技よりも、確実性と長期的な安定性を重視し、ツリーの最上位にある強固なシステム設定である Type: Override(強制上書き)の 57048216 を根本からコントロールする手法を採用しています。
【2026/04/03 追記】 KB5086672 以降の id:57048237 強制有効化について
2026年3月31日リリースの KB5086672(OSビルド 26200.8117 および 26100.8117)をインストール後、id:57048237 が強制的に有効化され、「Type: Override (強制上書き)」の状態になることを確認しました。つまり、この更新以降、通常のコマンド .\vivetool /disable /id:57048237 では無効化できなくなります。これを無効化するには「QTTabBar Fix Tool」が必要です。
【過去の検証記録(2025/12/06~12/08)】
【過去の検証記録について】 以下の手順は検証の結果、現在の環境では効果がないことが判明しています。 ただし、QTTabBar が参照しているレジストリ値の詳細など、技術的な調査に役立つ情報を一部含んでいるため、資料として残しています。 通常の修復を目的としている方は、本編(上部)の推奨手順をご確認ください。
【過去の検証記録(2025/12/06~12/08)】を見る
【追記】コマンドでも直らない場合の「最終手段」
(情報提供:Wedge様)
環境によっては、上記のコマンドを実行しても改善されないケースが報告されています。 その場合、以下の「更新プログラムの入れ直し」を行うことで、正常に復旧した事例があります。
この方法はコマンド操作が不要ですので、難しい操作が苦手な方にもおすすめです。
手順:KB5070311 の入れ直し
- アンインストール
- 「設定」>「Windows Update」>「更新の履歴」>「更新プログラムをアンインストールする」を開きます。
- リストから KB5070311 を探し、アンインストールして PC を再起動します。
- 再インストール
- 再起動後、再び「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」を行います。
- KB5070311 が再度検出されるので、インストールして再起動します。
【なぜこれで直るの?】 最初のインストール時に、システムコンポーネントの整合性が崩れたり、登録処理が失敗したりしていたものが、一度削除して入れ直すことで正しくリセット・再構成されるためだと考えられます。
コマンドで直らなかった方は、ぜひこの「入れ直し」を試してみてください。 (貴重な情報をいただき、ありがとうございました)
そもそも KB5070311 はインストールすべきか?
最後に重要な点ですが、今回不具合の原因となっている KB5070311 は、セキュリティ修正を含まない「プレビュー更新プログラム(オプション)」です。
必須の更新ではありませんので、特別な理由がない限り、今回はインストール自体を見送る(スキップする)ことを強くおすすめします。
もし自動更新で入ってきてしまう場合は、Windows Update の画面で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオフにするか、一時的に更新を一時停止するなどして、来月の定例更新(修正が含まれる可能性が高い)を待つのが最も安全な選択肢です。
レジストリ修復
検証の結果、QTTabBar が表示されなくなる原因が判明しました。 原因は、エクスプローラーのツールバー設定を管理するレジストリ値 ITBar7Layout が、何らかのタイミング(更新適用時など)でデフォルト値(=QTTabBarを表示しない状態)にリセットされてしまっていたことでした。
通常は QTTabBarEnabler.exe の「Restore」機能でこの値も修復されるはずですが、環境によっては正しく書き込まれない場合があるようです。
そこで、このレジストリ値を強制的に「QTTabBarを表示する設定」に書き換える修復ファイル(.reg)を作成しました。 コマンドや再インストールでも直らなかった方は、以下の手順をお試しください。
解決手順
このファイルは、単にツールバーの配置設定(ITBar7Layout)を修正するだけですので、システムへの悪影響はありません。
1. 修復ファイルのダウンロード 以下のリンクからファイルをダウンロードし、解凍(展開)してください。
- ダウンロード:
QTTabBar_Restore.zip(2026/04/03:現在のバージョンでは効果がないことを確認しました) - (中身:
QTTabBar_Restore.reg)
2. 実行前の準備 エクスプローラーを複数開いている場合は、必ず「1つだけ」開いている状態にしてください。(設定の競合を防ぐためです)
3. 修復の実行 解凍したフォルダの中にある 「QTTabBar_Restore.reg」 をダブルクリックします。
- ユーザーアカウント制御が表示されたら 「はい」 をクリックします。
- 続行の確認画面(警告)が表示されたら 「はい」 をクリックします。
- 「正常に追加されました」と出たら 「OK」 をクリックします。
4. エクスプローラーの再起動 タスクマネージャーなどからエクスプローラーを再起動するか、一度 Windows をサインアウト/サインインしてください。
これで、QTTabBar のタブバー(上部)が表示され、「ツールバーを固定する」が有効になった状態で復活するはずです。
【検証メモ(技術的な詳細)】 C:\Program Files\QTTabBar\Tools\ExplorerSafeMode.exe を実行し、通常の(QTTabBar のない)エクスプローラーを開いている状態でタスクマネージャーからエクスプローラーを再起動すると、意図的にこの ITBar7Layout がリセットされ、今回の「バーが消える不具合」と全く同じ状態が再現されることを確認しました。 また、これを何度か繰り返したり新エクスプローラーに戻したりしているうちに、「なぜだろう様」から報告のあった「上部ツールバーだけが表示されない」という現象も確認できました。 このことからも、今回の不具合の本質は「ツールバー設定値の意図しないリセット」であると断定できます。
【どうしても QTTabBar が表示されない場合の確認項目】
ページで紹介している方法(コマンドや再インストール、regファイルの実行)を試しても表示されない場合、エクスプローラー自体が設定の書き換えを邪魔しているか、セキュリティソフト等が変更をブロックしている可能性があります。
以下の「エクスプローラーを完全に停止させた状態での修復」と「レジストリの確認」を行うことで、表示できるようになる可能性があります。
※前提として、QTTabBar がインストールされている状態で作業を行ってください。
手順 1:エクスプローラーを停止した状態で修復する
Windows のエクスプローラーは、起動中は設定を保持し、終了時にレジストリを上書き保存する性質があります。そのため、エクスプローラーが動いている状態で修復を行っても、再起動時に元に戻ってしまうことがあります。
これを防ぐため、以下の手順でエクスプローラーを完全に終了させてから修復を行います。
- タスクマネージャーを開きます。
- 「詳細」タブで
explorer.exeを探し、右クリックして「タスクの終了」を選択します。- (※画面下のタスクバーやデスクトップアイコンが消えますが、正常です)
- 複数ある場合はすべて終了させてください。
- タスクマネージャーの「新しいタスクを実行する」をクリックします。
- 「参照」ボタンから、以下のいずれかのファイルを選択して実行します。
QTTabBarEnabler.exeを実行し、「Restore」 をクリック。- または、配布している
QTTabBar_Restore.regを実行して登録。
- 修復が終わったら、再度「新しいタスクを実行する」から
explorerと入力して実行し、画面を戻します。
これでエクスプローラーを開き、QTTabBar が表示されるか確認してください。
手順 2:レジストリ値の確認と強制リセット
上記を行っても表示されない場合、何らかの原因(セキュリティソフトの保護など)で、レジストリ値が正しく書き換わっていない可能性があります。
- レジストリエディターを開きます。
- 以下のキーへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Toolbar\ShellBrowser - 右側の画面にある値
ITBar7Layoutをダブルクリックして開きます。 - バイナリ値が表示されますので、ゆっくりと下にスクロールしてデータを確認します。
【正常な状態の目安】 真ん中あたりのデータが、以下の画像のようになっているか確認してください。
もし画像と全く異なる配列になっている場合、レジストリの書き換えが阻止されている(または直後に元に戻されている)と考えられます。
【対処法:値の削除と再生成】
- 再度、タスクマネージャーで
explorer.exeをすべて終了させます。(※これが重要です) - レジストリエディターに戻り(表示>最新の情報に更新を行ってから)、
ITBar7Layoutを右クリックして「削除」します。- (表示>最新の情報に更新をして値が消えていれば OK です)
- この状態(エクスプローラー停止中)のまま、タスクマネージャーから
QTTabBarEnabler.exe(このタスクに管理者特権を付与して作成します。にチェック)を実行して「Restore」を押すか、QTTabBar_Restore.regを実行します。(regファイルを実行した場合、レジストリ値追加の確認画面がタスクマネージャーの後ろに隠れる場合がありますので、ずらして OK をクリックしてください) - 最後にタスクマネージャーから
explorerを起動します。
これでエクスプローラーを開き、QTTabBar が表示されるか確認してください。




























