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PC 画面の端に線などが表示され、作業に支障がでる場合の対処法

今回は、PC 画面の故障で上下左右の端が一部黒くなったり、色の付いた線が表示されていたり、作業に支障がでる場合の対処法を紹介します。

今回紹介する方法は、Windows 10 や Windows 11 を使用している環境で、PC モニターが物理的な故障でどうにもならない場合に、画面が狭くなっても構わないという方のための設定方法です。

簡単に言うと、表示されている画面を小さく、上下、左右を狭くする方法です。

PC モニターの一部が黒くなったりしていると、動画鑑賞や作業時にとても邪魔になります。

上下または左右を狭くすることによって、正常に表示できない画面の端を使わないようにします。

目次

カスタム解像度を作成して画面の上下、左右を小さくする方法

ここでは、「NVIDA コントロールパネル」と「インテル® HD グラフィックス・コントロール・パネル」での設定方法を説明します。

Win10/Win11 画面の明るさが変更できない場合の対処法 の対処法2を参考に、お使いのコントロールパネルを開いてください。

現在の解像度とリフレッシュレート、最大解像度の確認方法

解像度は、お使いのモニターにより違ってきますので、必ず確認しておきましょう。

1.デスクトップの何もない所で右クリック>「ディスプレイ設定」をクリックします。

ディスプレイ設定

2.「ディスプレイの詳細設定」をクリックします。

Windows 10 のディスプレイの詳細設定
Windows 11 のディスプレイの詳細設定

ディスプレイの情報に表示されている「デスクトップの解像度」または「デスクトップモード」が現在の解像度、「アクティブな信号解像度」または「アクティブなシグナルモード」がお使いのモニターの最大解像度です。

リフレッシュレートは数値の後にHz が付く部分を見ます。(小数点以下は気にしなくて構いません)

Windows 10 のディスプレイの情報
Windows 11 のディスプレイの情報

NVIDA コントロールパネルでの設定

1.NVIDA コントロールパネルが開いたら、左側のメニューにある「解像度の変更」をクリックします。

まず現在の解像度とリフレッシュレートをメモしておいてください。

下の画像でいうと、1080p、1920 × 1080(ネイティブ)という部分。(1920(横幅) × 1080(縦幅) をメモする)

※通常は最大の解像度に設定されています。

2.次に右側の「カスタマイズ」ボタンをクリックします。

解像度の変更 – 画像クリックで拡大

3.「このディスプレイに表示されない解像度を有効にする」にチェックを入れ、「カスタム解像度の作成」ボタンをクリックします。

カスタマイズ – 画像クリックで拡大

4.「NVIDIA 免責」が表示されますので、よく読み、「同意する」ボタンをクリックします。

難しいことが書いてありますが、簡単に言うと、「お使いのモニターの最大解像度よりも大きく設定してしまった場合、モニターが壊れる可能性がありますよ」という注意です。

ですので、必ず現在の解像度と最大の解像度、リフレッシュレートをメモしておいてください。

※現在の解像度より小さく設定すれば問題ありません。

5.「カスタム解像度の作成」が表示されますので、①の水平ピクセル(横幅)と ②の垂直ライン(縦幅)を変更します。

カスタム解像度の作成 – 画像クリックで拡大

例えばモニターの一番上の 1センチぐらいが正常に表示できない場合、垂直ラインのピクセルを小さくします。

今回は垂直ラインのピクセルを 1080 から 980 に変更します。(間違えないように注意してください

100ピクセルは約 2.6センチですので、上下が 1.3センチ狭くなります。(定規で測ってみてください)

垂直ラインの変更 – 画像クリックで拡大

6.垂直ラインを変更したら、下の「テスト」ボタンをクリックします。

7.画面が一瞬黒くなり、「変更の適用」が表示されますので、良ければ「はい」をクリックします。

変更の適用

8.すると、もう一度黒くなり、「解像度」に先ほど設定した解像度が追加されますので、OK をクリックします。

カスタマイズ – 画像クリックで拡大

10.作成した解像度を選択し、「適用」ボタンをクリックします。

解像度の変更 – 画像クリックで拡大

11.画面が一瞬黒くなり、「変更の適用」が表示されますので、「はい」をクリックします。

変更の適用

これで設定は完了しましたので、NVIDA コントロールパネルを閉じましょう。

インテル® HD グラフィックス・コントロール・パネルでの設定

1.インテル® HD グラフィックス・コントロール・パネルが開いたら、「ディスプレイ」をクリックします。

インテル® HD グラフィックス・コントロール・パネル

2.ここで現在の解像度とリフレッシュレートを確認し、メモしておいてください。

インテル® HD グラフィックス・コントロール・パネル – 画像クリックで拡大

3.左側の「カスタム解像度」をクリックします。

4.すると、警告が表示されますので、よく読み「はい」をクリックします。

インテル® HD グラフィックス・コントロール・パネル – 画像クリックで拡大

5.ここで解像度を入力していきます。

例えばモニターの一番上の 1センチぐらいが正常に表示できない場合、高さのピクセルを小さくします。

今回は高さのピクセルを 1080 から 980 に変更します。(間違えないように注意してください

100ピクセルは約 2.6センチですので、上下が 1.3センチ狭くなります。(定規で測ってみてください)

※幅、高さ、リフレッシュレートをすべて入力してください。

カスタム解像度 – 画像クリックで拡大

6.右下の「追加」をクリックすると、カスタム解像度追加の確認が表示されますので、「はい」をクリックします。

カスタム解像度追加の確認 – 画像クリックで拡大

7.画面が一瞬黒くなります。

8.次に左側の「一般設定」をクリックします。

9.解像度を先ほど作成した「1920 × 980」に変更し、リフレッシュレートが最初にメモしたものと一致しているかを確認し、右下の「適用」をクリックします。

解像度の変更 – 画像クリックで拡大

10.画面が一瞬黒くなり、新しい設定の保持を確認する画面が表示されますので、良ければ「はい」をクリックします。

設定保持の確認

これで設定は完了しましたので、インテル® HD グラフィックス・コントロール・パネル等は閉じておきましょう。

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