Windows 11 のサインイン画面では、PIN を入力してサインインを試みても、下記のようなメッセージが表示されサインインできないことがあります。
このサインイン オプションは、サインイン試行の失敗またはシャットダウンの繰り返しが原因で、無効になっています。別のサインイン オプションを使用するか、2時間 以上デバイスの電源を入れた状態にしてからもう一度実行してください。
または「資格情報を確認できませんでした。」と表示されます。
問題が発生したため、PIN を使用できません(状態:0xc0000234、副状態:0x0)。デバイスを再起動して問題が解決したかどうかを確認してください。
このページでは、Windows 11 のサインイン画面で PIN を入力してもサインインできなくなる原因と対処法を紹介します。
PIN でサインインできなくなる原因
「サインイン試行の失敗またはシャットダウンの繰り返し…」が表示される原因
このサインイン オプションは、サインイン試行の失敗またはシャットダウンの繰り返しが原因で、無効になっています。別のサインイン オプションを使用するか、2時間 以上デバイスの電源を入れた状態にしてからもう一度実行してください。
上記のメッセージが表示される原因は、メッセージの通り、ご自身、もしくは第三者が間違った PIN でのサインイン試行を繰り返したためです。
Windows 11 では、間違った PIN でのサインインを繰り返すと、改ざんや悪意のある攻撃を防ぐために自身をロックします。
この時間が、現在の Windows 11 では 2時間に設定されています。
「資格情報を確認できませんでした。」と表示される原因
1.間違った PIN を複数回入力した
4回 PIN を間違えると「正しくない PIN が複数回入力されました。」と表示され、「A1B2C3」の入力を求められます。

5回目で間違えるとデバイスの再起動を求められます。

6~8回目までは PIN でのサインインを試すことができますが、9回目で間違えると 30秒間入力できなくなります。

そして、30秒後に「A1B2C3」の入力を求められます。
10回目で間違えるとデバイスの再起動を求められ、起動後 1分~2分間 PIN を入力できなくなり、その後に「A1B2C3」の入力を求められます。
さらに繰り返すと、PIN を入力できなくなる時間が長くなるか、この時点でかなりの回数 PIN の入力を間違っているので、正しい PINを入力しても「資格情報を確認できませんでした。」と表示される場合があります。
2.BIOS の更新
2025/10/09 現在、Windows Update や BIOS の更新を行った後に「資格情報を確認できませんでした。」と表示される不具合が確認されています。
パソコンには、PIN やパスワードといった大切な情報を、金庫のような特別な場所で厳重に守る仕組みがあります。この金庫から情報を取り出すには、「合言葉(PCR)」による本人確認のようなチェックが必要です。
今回の問題は、Windows Update で以下の 2つの更新が同時に行われたときに発生します。
- セキュリティのルール更新(セキュアブート DBX の更新)
- 【失効データベース(DBX):禁止リスト 】
- 役割: 「このプログラムは危険(マルウェアなど)だから絶対に実行しちゃダメ!」と禁止する証明書(鍵)のリストです。※新しい脅威が見つかるたびに、その危険なプログラムをブロックするために更新されます。
- 身近な例: お店の「出入り禁止リスト」のようなものです。リストに載っている人(プログラム)は絶対に入れません。
- 【失効データベース(DBX):禁止リスト 】
- パソコンの土台部分の更新(BIOS/UEFI ファームウェアの更新)
一部の PC メーカーは Microsoft と協力しており、Windows Update の仕組みを使って BIOS 更新ファイルを直接ユーザーに届けます。そのため、Windows Update の際に BIOS も同時に更新される場合があります。
この 2つが同時に行われると、「合言葉」が一気に複数変わってしまいます。すると、パソコンのセキュリティシステムが「あれ?合言葉が急に変わりすぎだ!これは怪しいぞ!」と判断し、安全のために金庫をロックしてしまいます。
その結果、金庫の中にある PIN やパスワードの情報が取り出せなくなり、今回の問題が発生するのです。
3.Windowsセキュアブート証明書の更新
Windowsセキュアブート証明書の更新もセキュアブート DBX と同じように、Windows Update と同時に行われると PIN が使えなくなる可能性があります。
【警鐘】BIOS操作でPCが起動不能に?セキュアブート更新に備える「3つの対策」
PIN でサインインできなくなった場合の対処法
1.「サインイン試行の失敗またはシャットダウンの繰り返し…」が表示された場合
このサインイン オプションは、サインイン試行の失敗またはシャットダウンの繰り返しが原因で、無効になっています。別のサインイン オプションを使用するか、2時間 以上デバイスの電源を入れた状態にしてからもう一度実行してください。
上記のメッセージが表示された場合は、別のサインイン オプションを使用するか、2時間以上デバイスの電源を入れた状態にする必要があります。
PC の電源が入っていて操作できる状態(サインイン画面が表示されている状態)を意味します。つまり、スリープや休止状態、シャットダウン状態は含まれません。
ロックが解除されるのは、PC の電源が入っていて操作できる状態が連続で 2時間を超えた場合です。
この状態ですぐにサインインしたい場合は、
1.「サインインオプション」をクリックしてください。
Microsoft アカウントの場合は右側のアイコンをクリックしてください。
ローカルアカウントの場合は左側のアイコンをクリックしてください。
2.すると、パスワードでのサインインができるようになりますので、Microsoft アカウントの場合は Microsoft アカウントのパスワードを、ローカルアカウントの場合は、ご自身で設定したパスワードを入力してサインインをしてください。
一部の環境では、Microsoft アカウントのパスワードでサインインをするオプションが表示されない場合があります。
PIN でのサインインのロックをすぐに解除する方法
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
ms-settings:signinoptions
2.「設定」>「アカウント」>「サインイン オプション」が開きますので、「PIN(Windows Hello)」をクリックし、「このオプションを削除する」をクリックします。
3.確認のメッセージが表示されますので、「削除」をクリックします。
4.「最初に、アカウントのパスワードを確かめてください。」と表示されますので、Microsoft アカウントの場合は Microsoft アカウントのパスワードを、ローカルアカウントの場合は、ご自身で設定したパスワードを入力して OK をクリックしてください。
5.これで PIN は削除されます。
6.「セットアップ」をクリックし、PIN のセットアップを行ってください。
7.新しい PIN が作成されるとロックは解除され、 PIN でのサインインができるようになります。
2.「資格情報を確認できませんでした。」と表示された場合
「サインインオプション」をクリックしてパスワードでサインインを試みようとしても、「資格情報を確認できませんでした。」と表示された場合は、「サインインオプション」をクリックしてパスワードでサインインを試みようとしても下記のメッセージが表示されます。
参照されたアカウントは現在ロックアウトされているため、ログオンできない可能性があります。
その場合は、10分間何もせずに待ってからサインインを試してみてください。
ほとんどの場合、10分間待つとロックが解除され、PIN またはパスワード、どちらでもサインインできるようになっています。












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