今回は、Windows 10 または Windows 11 の起動時に再起動が繰り返されて起動できなくなった場合の対処法を紹介します。
この問題は、Windows Update で自動的に更新されたデバイスドライバーが原因である可能性が高く、ドライバーとの相性の悪さが関係していると思われます。
起動時にエラーが起きてしまうと、デフォルトではシステムにエラーが起きた場合に再起動をする設定がされていますので、Windows を起動することができずに延々と再起動を繰り返してしまうことがあります。
再起動を繰り返して起動できない場合
1.再起動を繰り返して起動できない場合は、次のページを参考に「スタートアップ設定」を開いてください。
Win11 セーフモードなどが選択できる「高度なスタートアップ オプション」の開き方
2.「スタートアップ設定」が開いたら、キーボードの数字キー「9」を押します。
するとすぐに再起動され、問題がなければ通常通り起動できるようになります。
※「詳細ブート オプション」を開く場合は、次の黒い画面でキーボードの矢印キーで移動し、「システム障害時の自動的な再起動を無効にする」を選択して Enter を押します。
システムエラーを予防する
一部の環境では、Windows Update の際に自動でドライバーがインストールされてしまうことがあります。
自動でインストールされたドライバーが、お使いの PC との互換性の問題が原因でシステムエラーを引き起こす場合があります。
Windows Update のデバイスドライバーの自動更新を無効にしてシステムエラーを予防しましょう。
1.上記のシステムのプロパティの「ハードウェア」タブを開きます。
2.下にある「デバイスのインストール設定」ボタンをクリックします。
3.「いいえ (デバイスが適切に機能しない可能性があります)」にチェックを入れ、「変更の保存」をクリックします。
4.OK をクリックしてシステムのプロパティを終了します。
新しいデバイスを接続しても認識されなくなった場合は設定を元に戻しましょう。
イベントビューアーでシステムエラーの原因を探す
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「eventvwr.msc」と入力して Enter を押します。
2.イベントビューアーが開きますので、Windows ログ>システム を開きます。
「システム」を選択してからイベントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がありますのでお待ちください。
3.イベントが表示されたら、赤いビックリマークの付いているエラーの項目を確認してみてください。
下の「全般」タブに表示されているエラーの内容を確認し、思い当たるもの(例えばドライバー関連)があれば、問題のあるアプリケーションやドライバーの削除、更新またはシステムの復元等を実行してみましょう。
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