従来、パスワードリセットディスクは作成したローカルアカウントごとに用意する必要がありましたが、今回紹介する方法では、1つのパスワードリセットディスクで複数のローカルアカウントのパスワードをリセットすることができます。
USBメモリや SDカードをアカウントごとに用意する必要はありません。
パスワード リセット ディスクを複数のアカウント用にする方法
手順
1.まず現在サインインしているローカルアカウントでパスワードリセットディスクを作成してください。
パスワードリセットディスクの作成方法は、次のページをご覧ください。
Win10/Win11 ローカルアカウントのパスワードリセットディスクを作成する方法
2.Windowsキー + E を押してエクスプローラーを開き、パスワードリセットディスクのドライブを開いてください。
3.すると、「userkey.psw」というファイルがドライブ直下に作成されていますので、ここに現在サインインしているアカウントの名前のフォルダーを作成してください。
※ここでは「ユーザー1用パスワードリセットディスク」とします。(わかりやすい名前にしましょう)
4.ドライブ直下の「userkey.psw」を左クリックして離さず、作成した「ユーザー1用パスワードリセットディスク」フォルダーの上に移動してクリックを離します。(ドラッグ&ドロップ)
5.「ユーザー1用パスワードリセットディスク」フォルダーの中にファイルが移動され、ドライブ直下に「userkey.psw」がなくなりましたね?
6.これで「ユーザー1」用のパスワードリセットディスクは準備できましたので、パスワードリセットディスクを接続したまま、別のアカウント(ユーザー2 とします)にサインインします。
7.「ユーザー2」でパスワードリセットディスクを作成してください。
9.すると、先ほどと同じように、ドライブ直下に「userkey.psw」が作成されます。
10.今度は、「ユーザー2用パスワードリセットディスク」というフォルダーを作成し、「userkey.psw」を「ユーザー2用パスワードリセットディスク」フォルダーに移動してください。
これで 2つのアカウント用のパスワードリセットディスクの作成が完成しました。
同じ手順でいくつでも作成することができます。
パスワードをリセットする方法
例えば、「ユーザー2」のパスワードを忘れた場合は、別のアカウント(ユーザー1など)でサインインします。
パスワードリセットディスクを PC に接続してエクスプローラーで開き、「ユーザー2用パスワードリセットディスク」フォルダーにある「userkey.psw」をドライブ直下にコピーしてください。
これで、パスワードリセットディスクは「ユーザー2」用のパスワードリセットディスクとなります。
無事にパスワードがリセット出来たら、ドライブ直下の「userkey.psw」を削除しておきましょう。
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