Windows 11 にはバグが存在し、使用中または PC の起動時に音が出なくなることがあります。
このページでは、普段使用しているスピーカーから音が出なくなった場合の対処法を紹介します。
突然音が出なくなる不具合の内容とバグの対処法
具体的にどうなっていたのか
音が出なくなった際に確認してみると、スピーカーが普段使用していないものに変わっているのを確認しました。
筆者は、普段は「UG24(NVIDIA High Definition Audio)」を使用しているのですが、勝手に「スピーカー(Realteck(R) Audio)」が選択されていました。
ただ普段使用していないスピーカーが選択されたのではなく、既定のスピーカーに変更されていました。
この症状が出るタイミングは、検証した結果、多くの場合 PC の起動時です。
2025/01/06:
ネットワークのリセットを行うと既定のスピーカーが変更される場合があることを確認しました。
このことから、システムに何らかの変更があった場合に、それに伴い一部の設定が変更されてしまうことがわかります。
※この不具合は、複数の出力デバイスがある環境のみ発生します。
対処法1
1.Ctrl + Windowsキー + V を同時に押します。
2.出力デバイスの選択画面が開きますので、普段使用している出力デバイス(スピーカー)を選択します。
通常は、これだけで音が出るようになります。
※Ctrl + Windowsキー + V を同時に押しても出力デバイスの選択画面が開かない場合は、タスクトレイの音量アイコンをクリック>音量を変更するスライダーバーの右側にあるアイコンをクリックします。
対処法2
1.タスクトレイの音量アイコンの上で右クリック>「サウンドの設定」をクリックします。
2.下にスクロールし、詳細設定にある「サウンドの詳細設定」をクリックします。
3.使用したいスピーカーを選択し、右クリック>「既定のデバイスとして設定」をクリックし、OK をクリックします。
これでスピーカーの設定は元に戻りましたので、音が出るかを確認してください。
この時点で音が出ない場合は一度 PC を再起動してから確認してみてください。
Windows 11 バージョン 24H2 に更新した後に音が出なくなった場合
Windows 11 バージョン 24H2 に更新した後に音が出なくなった場合は、上記の方法でも解決できない場合があります。
原因として考えられるのは、24H2 ではセキュリティの強化(脆弱性に対処すること)により一部の古いドライバーをブロックしていること。
ドライバーがブロックされると、そのドライバーを必要としているデバイスは使用できなくなります。
例えば、サウンドドライバーがブロックされてしまうと音が出なくなります。
すると、デバイスマネージャーの「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」内の項目に ?マークや !マークが表示されます。
このような状態になった場合は、お使いの PC メーカーのサイトから最新のサウンドドライバーをダウンロードしてインストールするか、デバイスマネージャーからドライバーの更新をすることにより解決できる場合があります。
デバイスマネージャーからドライバーの更新をする方法は、次のページを参考にしてみてください。
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