今回は、Windows 11 のエクスプローラー内のフォルダーアイコンの表示を「中アイコン」よりも大きくした場合、周りが黒くなってしまう場合の対処法を紹介します。
この現象は、F5 キーを一度押すと正常に表示されるようになる(大きさによる)のですが、大きさを変更すると再度周りが黒くなってしまいます。
※中身が空のフォルダーでは発生しません。
この原因は、おそらく Windows 11 のエクスプローラー自体にバグがあるためでしょう。
フォルダーのアイコンの周りが黒くなる場合の対処法
1.周りが黒くなったフォルダーの上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。
2.プロパティが表示されたら、「カスタマイズ」タブを開き、「フォルダーの種類」を「全般」から「ドキュメント」に変更します。
※ここでは「全般」で説明していますが、フォルダーの種類は「全般」ではない場合があります。
3.「ドキュメント」に変更したら、右下の「適用」をクリックします。
4.「フォルダーの種類」を「ドキュメント」から「全般」に戻し、OK をクリックします。
これで、フォルダーのアイコンの周りが黒くなる問題は解決されます。
もしも問題が解決できない場合は、異なるフォルダーの種類に設定した後に一度プロパティを閉じ、再度フォルダーの種類を元に戻してみましょう。
2024/12/30:
何度か検証した結果、この問題の原因はファイルの縮小版の表示にありました。
フォルダーオプションの「表示」タブにある「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」にチェックが入っている場合、フォルダー上にフォルダーの中にあるファイルのアイコンが表示されます。チェックを外すとフォルダー上にアイコンは表示されず、問題は発生しません。
上記の操作で時には完全に解決し、時には一時的には解決できますが、フォルダー内に新しいファイルを作成したり、ファイルを削除するなどの操作を行うと、再度フォルダーアイコンの表示の大きさを変更した際に周りが黒くなってしまう場合があります。
この問題は、縮小版のキャッシュを削除することでも一時的に解決できますが、根本的な原因はエクスプローラーにあります。
現時点では、この問題を完全に解決するには Microsoft による修正を待つしかないと考えられます。