このページでは、Windows Insider Program の Devチャネルから退出する方法を紹介します。
Windows Insider Program の Devチャネルに参加をすると、まだ完成していない、開発中の新しい機能を試すことができます。
Devチャネルには主に開発者が参加するのですが、一般の方が知らないうちに参加してしまい、退出することができなくなってしまうことがあります。
「設定」>「Windows Update」>「Windows Insider Program」>「プレビュー ビルドの受信を停止する」>関連リンクの「Insider Program の参加をやめる」をクリックすると、Microsoft Edge が開き、「Windows Insider Program から退出する(英語のページを翻訳して表示しています)」というページが表示されます。
「設定」の「Windows Insider Program」にアクセスするには、「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「診断とフィードバック」にある、「オプションの診断データを送信する」を「オン」にしておくことが必要です。
※「オプションの診断データを送信する」の「オン」「オフ」は、「Connected User Experiences and Telemetry」サービスが実行されている場合にのみ切り替えができます。
https://windows-waza.com/if-your-win10-win11-computer-suddenly-slows-down/#index_id4
「オプションの診断データを送信する」が「オフ」の場合に「設定」>「Windows Update」>「Windows Insider Program」を開くと、次のように表示されます。
しかし、次の画像を見るとわかるように、「プログラムから退出する 今」ボタンはグレーアウトされていて退出することができません。
また、「このメールアドレスは Windows Insider として登録されていません。」と表示されていますね。
Windows Insider Program の Devチャネルから退出する方法
これから紹介する筆者が発見した方法を行うと、クリーンインストールをせずに Windows Insider Program の Devチャネルから退出することができ、Windows 11 を通常のバージョンに戻すことができます。
簡単に言うと、レジストリを編集して Windows Insider Program を退出し、通常のバージョンの Windows 11(24H2)を上書きインストールします。
上書きインストールのため、アプリや個人用ファイルは削除されません。ただし、Windows の設定の一部は初期状態に戻ります。
Microsoft は「Dev チャネルを使用している場合、またはプレビュー ビルドの取得を直ちに停止したい場合は、
次の手順に従って Windows のクリーン インストールを完了する必要があります。」と言っていますが、クリーンインストールの必要がないことを筆者は確認しています。
「設定」画面や Microsoft Edge、開いているアプリ等は閉じておきましょう。
1.スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を開きます。
2.次のコマンドを入力して Enter を押します。
reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsSelfHost\Applicability /v EnablePreviewBuilds /t REG_DWORD /d 0 /f
3.「この操作を正しく完了しました。」と表示されたら Windows PowerShell を閉じ、「設定」>「Windows Update」>「Windows Insider Program」を開いてみましょう。
4.すると、Windows Insider Program に参加していない状態になります。
操作をしている間に Windows Update が実行されてしまうのが心配な場合は、この時点で Windows Update を一時停止しておきましょう。

5.PC を一度再起動してください。
6.PC が起動したら、次のページを参考に Windows 11 の ISO ファイルをダウンロードしてください。

7.ISO ファイルのダウンロードが完了したら、ISO ファイルの上で右クリック>「マウント」をクリックします。
8.しばらくすると、セキュリティの警告が表示されますので、①「このファイルを開く前に常に確認する」のチェックを外してから②「開く」をクリックします。
9.すると、ISO ファイルの中身が表示されますので、「setup.exe」をダブルクリックして開きます。
10.「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。
11.「Windows 11 セットアップ」が表示されますので、「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックします。
12.「今は実行しない」を選択し、「次へ」をクリックします。
13.「適用される通知とライセンス条項」が表示されますので、「同意する」をクリックします。
14.PC のチェックが始まりますので、しばらくお待ちください。
15.「インストール準備完了」と表示されたら、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」の左側にチェックが付いていることを確認してから「インストール」をクリックします。
16.すると、Windows 11 のインストールが開始しますので、完了するまでお待ちください。
17.Windows 11 のインストールが完了するとサインイン画面が表示されますので、サインインしてください。
18.サインインをしたら、「設定」>「システム」>「バージョン情報」を開いてみましょう。
「Windows の仕様」の「OS ビルド」が通常のバージョンに戻っていることが確認できたと思います。
※2025/04/18 にダウンロードした Windows 11 の ISO ファイルからインストールすると、OS ビルドは 26100.1742」となっています。
19.Windows Update の画面を開き、「更新プログラムのチェック」を実行し、最新のバージョンに更新をしてください。
※更新を一時停止している場合は、「更新の再開」をクリックしてください。
20.2015/04/18 時点で、Windows 11 バージョン 24H2 の最新の更新プログラムは「KB5055523 (OS ビルド 26100.3775)」ですが、その前のプレビューバージョン「KB5053656 (OS ビルド 26100.3624) 」が利用可能ですと表示される場合があります。
その場合は、無視をしてもう一度「更新プログラムのチェック」を実行してください。
すると、最新バージョンの KB5055523 のダウンロード&インストールが始まります。
21.更新が完了したら PC を再起動し、「設定」>「システム」>「バージョン情報」を開いて「Windows の仕様」の「OS ビルド」を確認してみましょう。
「26100.3775」と表示されていれば、現時点(2015/04/18)での最新のバージョンとなります。
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