MENU

Win11 解決!「SecurityHeathSystray.exe – 正しくないイメージ」

今回は、Windows 11 の 起動時に「SeculityHealthSystray: SecurityHeathSystray.exe – 正しくないイメージ」と表示された場合の原因と解決法を紹介します。

\?\C:\Windows\System32\SecurityHealth\1.0.2306.10002-0\SecurityHealthSSO.dll は Windows 上では実行できないか、エラーを含んでいます。元のインストール メディアを使用して再インストールするか、システム管理者またはソフトウェアの製造元に問い合わせてください。エラー状態 0xc0000020 または 0xc000012f。

SeculityHealthSystray: SecurityHeathSystray.exe – 正しくないイメージ
目次

「SecurityHeathSystray.exe – 正しくないイメージ」エラーの原因と解決法

原因

「SecurityHeathSystray.exe – 正しくないイメージ」エラーの原因は、「SecurityHealthSSO.dll」というファイルが壊れているためです。

「SecurityHealthSSO.dll」ファイルは次の場所にあります。

C:\Windows\System32\SecurityHealth\Windows セキュリティサービスバージョン

現在の Windows セキュリティサービスバージョンの確認

1.Windowsキー + I(アイ) を押して「設定」を開きます。

2.左側の「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。

3.「Windows セキュリティ」をクリックします。

4.「Windows セキュリティを開く」をクリックします。

5.Windows セキュリティが開いたら、左下の歯車のアイコンをクリックします。

6.「通知」にある「バージョン情報」をクリックします。

7.ここで「Windows セキュリティ サービス バージョン」を確認してください。

Windows セキュリティサービスバージョンが「1.0.2306.10002-0」の場合は次のようになります。

C:\Windows\System32\SecurityHealth\1.0.2306.10002-0

このフォルダーの中に「SecurityHealthSSO.dll」が存在します。

「SecurityHeathSystray.exe」とは

「SecurityHeathSystray.exe」とは、タスクトレイ(通知領域)に常駐している Windows セキュリティのアイコンです。

SecurityHeathSystray

このアイコンのプロセス名が「SecurityHeathSystray.exe」です。

「SecurityHeathSystray.exe」を起動するには「SecurityHealthSSO.dll」が必要であり、ファイルが壊れていればエラーが出て起動することができません。

Windows セキュリティの機能自体には影響はありませんが、エラーが出ていると不安ですね。

解決法

解決するために行うことは、「SecurityHealthSSO.dll」の存在するフォルダーのアクセス権を取得し、正常な「SecurityHealthSSO.dll」に置き換え、アクセス権を元に戻します。

まず必ず初めにシステムファイルの修復を一度実行しておいてください。

Win10/Win11 システムファイルの修復「システムファイルチェッカー」

少し難しいですが、手順通りに行ってみましょう。

この操作を行う際は、管理者権限のあるユーザーアカウントで行ってください。標準ユーザーでは操作できません。

1.アクセス権の取得

※アクセス権を取得し、正常な「SecurityHealthSSO.dll」に置き換えた後には、必ずアクセス権を元に戻す操作を行ってください。

1.「C:\Windows\System32\SecurityHealth」 フォルダーを開き、上記で確認した Windows セキュリティサービスバージョンのフォルダーの上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。

C:\Windows\System32\SecurityHealth

このフォルダーには複数のバージョンのフォルダーが存在する場合がありますので、必ず確認した Windows セキュリティサービスバージョンのフォルダーのみを操作してください。

2.プロパティが開いたら、「セキュリティタブ」を開き、下にある「詳細設定」をクリックします。

「C:\Windows\System32\SecurityHealth\1.0.2306.10002-0」のプロパティ

3.セキュリティの詳細設定が開きますので、「所有者: SYSTEM」の右にある「変更」をクリックします。

「C:\Windows\System32\SecurityHealth\1.0.2306.10002-0」のセキュリティの詳細設定

4.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されますので、「詳細設定」をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択

5.「ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)」が開きますので、「検索」をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)

6.すると、下にたくさんの名前が表示されますので、現在サインインしているユーザーを選択して OK をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)

7.「選択するオブジェクト名を選択してください」にユーザー名が表示されていることを確認したら、OK をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択

8.すると、先ほどの「所有者: SYSTEM」が「所有者: ユーザー名」に変わっていることが確認できますので、下にある OK をクリックします。

セキュリティの詳細設定

9.次の画面に戻りますので、もう一度「詳細設定」をクリックします。

「C:\Windows\System32\SecurityHealth\1.0.2306.10002-0」のプロパティ

10.セキュリティの詳細設定が開きますので、「アクセス許可の変更」をクリックします。

セキュリティの詳細設定

11.すると、「追加」ボタンが現れますのでクリックします。

セキュリティの詳細設定

12.「アクセス許可エントリ」が開きますので、「プリンシパルの選択」をクリックします。

アクセス許可エントリ

13.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されますので、4~7 と同じ操作をしてください。

14.すると、「アクセス許可エントリ」に「基本のアクセス許可」が表示されますので、「フルコントロール」にチェックを入れ、OK をクリックします。

アクセス許可エントリ
基本のアクセス許可

15.これでセキュリティの詳細設定の「アクセス許可エントリ」にユーザー名が追加されましたので、OK をクリックします。

セキュリティの詳細設定

16.Windows セキュリティの警告が表示されますので、「はい」をクリックします。

Windows セキュリティの警告

17.「セキュリティの適用エラー」がたくさん表示されますので、消えるまですべて「続行」をクリックしてください。

セキュリティの適用エラー

18.次の画面に戻りますので、OK をクリックします。

「C:\Windows\System32\SecurityHealth\1.0.2306.10002-0」のプロパティ

これでアクセスの取得は完了しました。

2.正常な「SecurityHealthSSO.dll」に置き換える。

1.「C:\Windows\System32」フォルダーにある「SecurityHealthSSO.dll」をコピーします。

2.先ほどアクセス権を取得したフォルダーを開き、貼り付けます。

C:\Windows\System32\SecurityHealth\Windows セキュリティサービスバージョン

3.「ファイルの置き換えまたはスキップ」が表示されますので、「ファイルを置き換える」をクリックします。

ファイルの置き換えまたはスキップ

これでファイルの置き換えは完了しました。

アクセス権を元に戻す

1.「C:\Windows\System32\SecurityHealth」 フォルダーを開き、Windows セキュリティサービスバージョンのフォルダーの上で右クリック>「プロパティ」をクリックします。

C:\Windows\System32\SecurityHealth

2.プロパティが開いたら、「セキュリティタブ」を開き、下にある「詳細設定」をクリックします。

「C:\Windows\System32\SecurityHealth\1.0.2306.10002-0」のプロパティ

3.セキュリティの詳細設定が開きますので、「所有者: ユーザー名」の右側にある「変更」をクリックします。

セキュリティの詳細設定

4.「ユーザーまたはグループの選択」が表示されますので、「詳細設定」をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択

5.「ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)」が開きますので、「検索」をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択(詳細設定)

6.すると、下にたくさんの名前が表示されますので、「SYSTEM」を選択して OK をクリックします。

7.「選択するオブジェクト名を入力してください」に「SYSTEM」と表示されているのを確認したら OK をクリックします。

ユーザーまたはグループの選択

8.「アクセス許可エントリ」に表示されている、先ほど追加した現在サインインしているユーザーを選択し、「削除」をクリックします。

セキュリティの詳細設定

9.ユーザーが削除されたことを確認したら OK をクリックします。

セキュリティの詳細設定

10.Windows セキュリティの警告が表示されますので、「はい」をクリックします。

Windows セキュリティの警告

11.「セキュリティの適用エラー」がたくさん表示されますので、消えるまですべて「続行」をクリックしてください。

セキュリティの適用エラー

12.次の画面に戻りますので、OK をクリックします。

「C:\Windows\System32\SecurityHealth\1.0.2306.10002-0」のプロパティ

これでアクセス権は元に戻りました。

PC を再起動し、エラーが出ずに Windows セキュリティのアイコンがタスクトレイに表示されたことを確認してください。

今回の不具合「SecurityHealthSSO.dll」が壊れた原因は不明ですが、普段からウイルスに感染しないようにすることと、定期的にハードディスクのエラーチェックをすることをおすすめします。

Win10/Win11 定期的に HDD,SSD のエラーチェックをしよう

ESETインターネットセキュリティの機能と Microsoft Defender の注意事項

2023/09/12:

解決できない場合は次のページの「SecurityHealth」の修復法をお試しください。

Win11 「SecurityHealth」の修復|Windows セキュリティ

2023/01/22:

Windows 11 の初期化後に Windows セキュリティの画面が真っ白になったり、「このアプリの一部の領域へのアクセスはIT管理者によって制限されています。」と表示されて起動できない場合は次のページをご覧ください。

Win11 Windows セキュリティが真っ白、IT管理者によって制限されています。

この記事が役立ったと感じたら、ぜひシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ニックネーム: wenbang
趣味: 格闘技関連の動画鑑賞
座右の銘: 「為せば成り、為さねば成らぬものなるを、成らぬは、おのが為さぬためなり」

Windows 技!では、Windows 10/11 の問題解決をメインに、PC をもっと便利にするカスタマイズ方法なども紹介しています。少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。

コメント

コメントする


目次