Windows 11 の Windows Update で更新プログラムをインストールしようとした際に、
インストール エラー – 0x80240016
と表示され、更新できないことがあります。
Microsoft では 0x80240016 を、WU_E_INSTALL_NOT_ALLOWEDと定義しており、別のインストールが進行中、または Windows が必須の再起動を待っているため、更新プログラムをインストールできない状態を示します。
つまり、0x80240016 が表示された場合は、システムファイルの破損を最初に疑うのではなく、
PC を再起動 → 再起動待ちが残っていないか確認 → 別のインストール処理が動いていないか確認 → Windows Update を再実行
の順番で確認することが重要です。
Windows Update エラー 0x80240016 とは
Microsoft の Windows Update Agent では、0x80240016 は次のように定義されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エラーコード | 0x80240016 |
| エラー名 | WU_E_INSTALL_NOT_ALLOWED |
| 意味 | 別のインストールが進行中、または必須の再起動待ちのためインストールできない |
| 主な確認対象 | 再起動待ち、進行中のインストール処理 |
このエラーでは、Windows Update 自体が壊れているとは限りません。
例えば、前の更新プログラムのインストールが完了していても、再起動による処理の完了を待っている状態では、次の更新プログラムをインストールできないことがあります。
また、別の Windows Update、アプリ、ドライバー、Windows Installer などのインストール処理が実行中の場合にも、新しい更新プログラムのインストールが保留されることがあります。
最初に失敗した KB 番号を確認する
まず、「設定」>「Windows Update」>「更新の履歴」を開き、どの更新プログラムで 0x80240016 が発生しているのか確認してください。
「インストールに失敗しました」などと表示されている更新プログラムから、KBxxxxxxxxという KB 番号を確認します。
特定の KB だけでエラーが発生している場合は、その KB の Microsoft 公式ページを確認し、既知の問題が掲載されていないか確認してください。
ただし、0x80240016 の正式な意味からすると、まず確認すべきなのは PC 側の再起動待ちや、別のインストール処理です。
1. PC を再起動して Windows Update を再実行する
0x80240016 は、Windows が必須の再起動を待っている場合にも発生します。そのため、まず PC を再起動してください。再起動だけで解決する可能性があります。
スタートボタンを右クリックし、「シャットダウンまたはサインアウト」>「再起動」をクリックします。
Windows が起動したら、「設定」>「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」を実行してください。
ここでは、「シャットダウン」ではなく、必ず「再起動」を選択してください。
再起動後も同じエラーが表示される場合は、Windows 内部に「再起動待ち」の状態が残っていないか確認します。
詳しくは、「Windows Update が進まない・『保留中』の原因と対処法」の 「見えない『再起動待ち』が邪魔をしている?」をご覧ください。
2. 別のインストール処理が進行していないか確認する
WU_E_INSTALL_NOT_ALLOWED には、別のインストールが進行中のため、新しいインストールを開始できないという意味もあります。
そのため、Windows Update 以外でインストール処理が実行されていないか確認してください。
例えば、
- Microsoft Store のアプリ更新
- ドライバーのインストール
- Microsoft 365 / Office の更新
- セキュリティソフトの更新
- アプリのインストールまたはアンインストール
- Windows Installer を使用するセットアップ
などが実行中の場合は、完了するまで待ちます。
アプリのセットアップ画面や「再起動してください」という画面を開いたままにしていないかも確認してください。
処理が完了したら PC を再起動し、Windows Update をもう一度実行します。
3. タスク マネージャーでインストール処理を確認する
別のインストールが動いているか分からない場合は、タスク マネージャーも確認します。
Ctrl + Shift + Esc キーを押して「タスク マネージャー」を開きます。
「プロセス」または「詳細」タブで、msiexec.exeなどのインストール関連プロセスが実行されていないか確認してください。
ただし、プロセスが表示されているという理由だけで強制終了することはおすすめしません。
実際にインストール処理が進行している場合、途中で終了するとアプリや更新プログラムのインストール状態が壊れる可能性があります。
まず、実行中のセットアップや Windows Update が完了するまで待ってください。
4. Windows Update トラブルシューティングを実行する
再起動待ちもなく、別のインストール処理も実行されていないのに 0x80240016 が続く場合は、Windows Update のトラブルシューティングを実行します。
Microsoft は現在、Windows 11 では「ヘルプを表示する(問い合わせ)」アプリの自動 Windows Update トラブルシューティングを最初に実行するよう案内しています。
Win + R キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次の文字列を入力して Enter キーを押します。
ms-contact-support://smc-to-emerald/WindowsUpdateTroubleshooter
「ヘルプを表示する(問い合わせ)」アプリが開いたら、画面の案内に従って Windows Update のトラブルシューティングを実行してください。
設定画面から実行する場合は、
Win + Iキーを押して「設定」を開きます。- 「システム」>「トラブルシューティング」を開きます。
- 「その他のトラブルシューティング ツール」を開きます。
- 「Windows Update」の右側にある「実行する」をクリックします。
完了したら PC を再起動し、Windows Update を再実行してください。

5. Microsoft Update カタログから手動でインストールする
特定の KB だけが 0x80240016 で失敗している場合は、Microsoft Update カタログから更新プログラムを手動でインストールする方法もあります。
ただし、再起動待ちや別のインストール処理が残ったままでは、手動インストールでも失敗する可能性があります。
そのため、先にここまでの手順を確認してください。
Microsoft Update カタログを開き、失敗している、KBxxxxxxxxを検索します。
自分の PC に対応する Windows 11 のバージョンと、x64 / ARM64 を確認してダウンロードしてください。
詳しい手順は、次の記事で解説しています。

6. Windows Update の更新キャッシュとコンポーネントをリセットする
再起動待ちがなく、別のインストールも行われていないにもかかわらず 0x80240016 が繰り返される場合は、Windows Update の処理状態が正常に更新されていない可能性も考えられます。
この場合は、Windows Update の更新キャッシュとコンポーネントをリセットします。
ただし、0x80240016 は 更新キャッシュの破損そのものを意味するエラーではありません。
正式な意味は、前述したとおり、WU_E_INSTALL_NOT_ALLOWEDであり、まず確認すべきなのは 再起動待ちと別のインストール処理です。
そのため、キャッシュのリセットは後半の対処として行ってください。
詳しい手順は、Windows Update の更新キャッシュの削除とコンポーネントのリセット方法をご覧ください。
リセット後に PC を再起動し、Windows Update を再実行します。
7. DISM と SFC で Windows を修復する
ここまで確認しても 0x80240016 が続く場合は、Windows のコンポーネントやシステムファイルを確認します。
ただし、0x80240016 は 0x800f0831 のようにコンポーネント ストアの破損を直接示すエラーではありません。
そのため、DISM や SFC を最初に実行する必要はありません。
- スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を開きます。
- 「ユーザー アカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックします。
- 次のコマンドを入力して Enter キーを押します。
DISM.exe /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
正常に完了したら、
sfc /scannow
を実行します。
処理が完了したら PC を再起動し、Windows Update をもう一度実行してください。

8. 「Windows Update で問題を解決する」で Windows 11 を修復する
再起動待ちや別のインストール処理を確認し、Windows Update のリセットや DISM・SFC を実行しても 0x80240016 が続く場合は、Windows 11 自体の修復を検討します。
Windows 11 には、「Windows Update で問題を解決する」という修復機能があります。
この機能では、現在使用しているものと同じバージョンの Windows 11 を再インストールし、システムファイルや Windows コンポーネントを修復しながら、アプリ、ファイル、設定を保持できます。
「設定」>「システム」>「回復」を開き、「Windows Update で問題を解決する」>「今すぐ再インストール」から実行できます。
詳しい手順は、「Windows Update で問題を解決する」を使用して Windows 11 を修復する方法をご覧ください。
0x80240016 が解決しない場合
0x80240016 は、「更新ファイルが壊れている」ことを直接示すエラーではありません。
Microsoft の定義では、「現在はインストールを開始できない」という状態を示しています。
そのため、何度も更新キャッシュを削除したり、DISM を繰り返したりする前に、
- 再起動待ちが残っていないか
- 別のインストール処理が終了しているか
をもう一度確認してください。
特に、Windows Update の更新履歴では前の更新が「正常にインストールされました」と表示されていても、その更新の最終処理が再起動後に行われる場合があります。
再起動を求められている場合は、先に再起動を完了してから次の更新プログラムをインストールしてください。
まとめ
Windows Update エラー 0x80240016 は、Microsoft の Windows Update Agent では、WU_E_INSTALL_NOT_ALLOWEDと定義されています。
主な意味は、別のインストールが進行中、または Windows が必須の再起動待ちになっているため、新しい更新プログラムをインストールできない状態です。
基本的には、
失敗した KB を確認 → PC を再起動 → 再起動待ちを確認 → 別のインストール処理を確認 → Windows Update を再実行
の順番で確認してください。
改善しない場合は、Windows Update トラブルシューティング、Microsoft Update カタログからの手動インストール、更新キャッシュとコンポーネントのリセットへ進みます。
それでも解決しない場合に、DISM・SFC や「Windows Update で問題を解決する」による Windows 11 の修復を検討してください。
その他のエラーコードについては、Windows Update エラーコード一覧【Windows 11】をご覧ください。
参考資料・Microsoft 公式情報
参考資料には、公開時に次の Microsoft 公式資料を入れるのがよいです。
- Microsoft Learn:Windows Update Agent のエラーコード一覧
0x80240016 / WU_E_INSTALL_NOT_ALLOWED の正式な定義
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