Windows 10 と Windows 11 にデフォルトで搭載されている機能「SuperFetch(SysMain)サービス」は、長期間にわたり、システム パフォーマンスの維持および向上を図ります。
「SuperFetch(SysMain)サービス」はデフォルトで実行されており、ユーザーがよく使用するアプリケーションなどを監視し、予測したファイルを Prefetch ファイルとして HDD(SDD)に保存し、そのファイルをメモリー内に読み込み(先読みして)、アプリケーションの実行を速くしてくれます。
仕事に例えると、普段よく使う道具などを近くに置いておけば、すぐに使うことができますね。
では、こんなに素晴らしい機能「SuperFetch(SysMain)サービス」を無効にするべきなのか?
「SuperFetch(SysMain)サービス」は無効にするべきか?
結論から言うと、無効にした方がいい場合と無効にしないほうがいい場合があります。
「SuperFetch(SysMain)サービス」を無効にした方がいい場合
よく再起動する方、またはアプリケーションをあまり使用しない方は無効にしておいた方が良いと思います。
「SuperFetch(SysMain)サービス」は HDD(SDD)に書き込み、ファイルの読み込みを行っています。
また、メモリーも消費しますので、上記の方は有効にしてもあまり効果を感じられないばかりか、無駄なリソースを消費してしまいます。
簡単に言うと、バックグラウンドで無駄な仕事をしているということ。
ただ、無効にしたことでシステム全体のスピードが落ちてしまう場合は元に戻しましょう。
「SuperFetch(SysMain)サービス」を無効にしないほうがいい場合
スリープや休止状態をよく使う方は無効にしないことをおすすめします。
スリープや休止状態をよく使う方が一番「SuperFetch(SysMain)サービス」の効果が感じられます。
サービスを無効にしてしまうと一気にスピードが落ちるのが分かります。
もしもスリープや、休止状態からの復帰が遅くなってきた場合は、「C:\Windows\Prefetch」フォルダー内のファイルをすべて削除することで解決することが分かっています。
「SuperFetch(SysMain)サービス」を有効にしている方で注意することは、長くても2週間に一度 PC を再起動をすること。
「SuperFetch(SysMain)サービス」を有効にしている場合、PC を長期間再起動せずに使用しているとおかしな不具合が出ることがあります。
これらの不具合は、わざわざ修理に出さなくても大体再起動で解決できることが多いです。
パソコンの再起動は90%の問題を解決すると言われています。
「SuperFetch(SysMain)サービス」を無効または有効にする方法
1.Windowsキー+Rを押してファイル名を指定して実行を開きます。
2.「services.msc」と入力してEnter を押します。
services.msc
3.サービスが起動しますので、「SysMain」をダブルクリックして開きます。
スタートアップの種類を「無効」にし、サービスの状態の「停止」をクリックします。
OKをクリックしてサービスを終了します。
サービスを再開したい場合は、スタートアップの種類を「自動」にし、サービスの状態の「開始」をクリックします。
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