今回は、スリープが勝手に解除されてしまう原因と対処法を紹介します。
少しの間パソコンを離れるときや、夜寝る前にスリープ状態にしている方も多いと思いますが、何も触っていないのに勝手に解除されてしまう場合があります。
勝手にスリープが解除されてしまう原因と対処法
1.タスクスケジューラ
Windows 10/11 には、タスクスケジューラという機能があり、Windows の起動時または定期的に実行されるタスクがスケジュールされています。
その中の一部は、スケジュールされた時間にタスクを実行するために、スリープを自動的に解除する設定になっている場合があります。
例えば次の画像を見てみると、「タスクを実行するためにスリープを解除する」という項目にチェックが付いていますね。
この項目のチェックを外してあげると、タスクを実行するときにスリープが解除されなくなります。
2.電源オプション
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「powercfg.cpl」と入力して Enter を押します。
2.電源オプションが開きますので、チェックされているプランが現在設定されているプランなので、右側にある「プラン設定の変更」をクリックします。
3.「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
4.「スリープ」をプラスマークをクリックして開くと「スリープ解除タイマーの許可」がありますので、プラスマークをクリックして開きます。
※画像では「電源に接続」が「重要なスリープ解除タイマーのみ」となっていますね。
5.「バッテリー駆動」および「電源に接続」を「無効」に変更して OK をクリックします。
※電源オプションの設定でも解決できない場合は「自動メンテナンス」の設定を変更してみましょう。
3.自動メンテナンス
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「wscui.cpl」と入力して Enter を押します。
2.「セキュリティとメンテナンス」が開きますので、「メンテナンス」をクリックします。
3.「メンテナンス設定の変更」をクリックします。
4.「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックを外し、OK をクリックします。
Windows では、「メンテナンス タスクの実行時刻」に自動でメンテナンスを開始します。
その際に、PC がスリープ状態であっても、「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」にチェックが入っている場合は、自動的にスリープを解除してメンテナンスを開始します。(PC がスリープ解除に対応している場合)
上記の設定で自動メンテナンスを停止した場合、PC のパフォーマンスが徐々に低下していく場合があります。
その場合は、Windows 11 のパフォーマンス低下を回復する方法を参考に、手動で自動メンテナンスを行ってみてください。
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