今回は、スリープが勝手に解除されてしまう場合の解決法を紹介します。
少しパソコンを離れる際、または夜寝る際にスリープにすることがあると思いますが、場合によってスリープにしてるにもかかわらず、何も触っていないのに勝手にスリープが解除されてしまうことがあります。
時にはモニターは真っ黒なまま CPU ファンが回っていることもあり、キーボードやマウスのボタンを押しても反応しないことがあります。
何故勝手にスリープが解除されてしまうのか
Windows 10、Windows 11 には、タスクスケジューラというものがあり、Windows の起動時または定期的に実行するタスクがスケジュールされています。
一部の重要なタスクは、実行時にタスクを実行するためにスリープを解除するものがあります。
こちらの画像を見るとわかるように、「タスクを実行するためにスリープを解除する」という項目にチェックが付いています。

これらのタスクが実行されてもスリープが解除されないように、電源の設定を変更していきます。
重要なタスクとは
重要なタスクとは、Windows Update や Windows のバックアップなどです。
これらの重要なタスクがスケジュール通り実行された時に、スリープ状態にあると自動でスリープを解除してタスクを実行します。
今回紹介した方法で勝手に再起動することを阻止できますが、長時間パソコンを使用しない場合は、すべての作業を保存し、シャットダウンすることをおすすめします。
長時間のスリープや休止状態は、稀に思わぬ不具合が発生することがあります。
スリープが勝手に解除されてしまう場合の解決法
Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「powercfg.cpl」と入力して Enter を押します。
電源オプションが開きますので、チェックされているプランが現在設定されているプランなので、右側にある「プラン設定の変更」をクリックします。

「詳細な電源設定の変更」をクリックします。

「スリープ」をプラスマークをクリックして開くと「スリープ解除タイマーの許可」がありますので、プラスマークをクリックして開きます。
画像を見ると、「電源に接続」が「重要なスリープ解除タイマーのみ」となっていますね。

これを無効に変更して OK をクリックします。

ほとんどの場合これで解決できますが、一部の環境では効果がない場合もあります。
電源オプションの設定でも解決できない場合
電源オプションの設定でも解決できない場合、「自動メンテナンス」の設定を変更してみましょう。
Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「wscui.cpl」と入力して Enter を押します。

セキュリティとメンテナンスが開きますので、「メンテナンス」をクリックします。

「メンテナンス設定の変更」をクリックします。

「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックを外し、OK をクリックします。

「自動メンテナンス」では、「メンテナンス タスクの実行時刻」に設定した時刻に自動でメンテナンスを開始しようとします。
その際に「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」にチェックが入っていると、スリープを解除してメンテナンスを開始します。
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