今回は、Windows 10 または Windows 11 でファイルやフォルダーをダブルクリックしても反応せず、右クリックメニューの「開く」からは通常通り開ける場合の原因と対処法を紹介します。
Windows 10 または Windows 11 では、通常はファイルなどをダブルクリックするとファイルが開くのですが、次の原因でダブルクリックが反応しなくなる場合があります。
ダブルクリックが反応しない(ファイルが開かない)場合の原因と対処法
1.マウス自体のクリックが反応しにくくなっている
マウス自体のクリックが反応しにくくなっている場合、ダブルクリックの間隔が長くなり反応しなくなる場合があります。
マウスを長期間使用している場合は別のマウスを使用するか、次のページを参考に修理をすると改善される場合があります。
マウスの左クリック「強く押さないと反応しない」を「セロハンテープ」で修理
2.マウスやキーボードに関するアプリ
マウスやキーボードに関するアプリをインストールしている場合、そのアプリが原因でマウスの動作がおかしくなることがあります。
一度アンインストールをして確認してみてください。
3.マウスのクリックする速度
マウスのクリックする速度は人によって違ってきます。
マウスのダブルクリックの速度(時間)は決まっており、一回目のクリックから 500ミリ秒以内に次のクリックをしなければダブルクリックとして認識されません。
マウスのダブルクリックの速度は次の設定で変更できます。
4.マウスの設定
ご自身で気付かないうちにダブルクリックの速度を変更してしまう方もいるようですので、一度確認してみてください。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL main.cpl @0
2.マウスのプロパティが開きますので、「ダブルクリックの速度」を確認してください。
ダブルクリックの速度は通常次の位置に設定されており、デフォルトでは 500ミリ秒に設定されています。
右側のアイコンをダブルクリックすると、ダブルクリックをするたびにフォルダーが開いたり閉じたりしますので、速度を変更して確認してみてください。
速度を速くすると、一回目のクリックから次のクリックまでの速度が短くなりますので、より速くダブルクリックをしなければ反応しなくなります。
速度を遅くすると、一回目のクリックから次のクリックまでの速度が長くなりますので、より遅くダブルクリックをしても反応するようになります。
速度の目盛りは、左から 900, 830, 760, 690, 620, 550, 480(デフォルトの場所), 410, 340, 270, 200ミリ秒となっています。
自分に合った速度が決まったら、「適用」ボタンをクリックしてマウスのプロパティを閉じましょう。
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