2023/12/12 にリリースされた Windows 10 バージョン 22H2 の更新プログラムの更新時に「この更新プログラムをインストールできませんでした。もう一度お試しください。0x800700d。」というエラーが表示される不具合が発生しています。
9月、10月の更新でも同様のエラーが出ておりましたが、Microsoft は既に解決していました。
しかし、今回の KB5033372 でエラーが再発しているようです。
0x800700d の意味は「ERROR_INVALID_DATA」(無効なデータがダウンロードされたか、破損が発生したことを示します。)になります。
0x800700d エラーの解決法
解決法1
コマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
Dism /online /cleanup-image /RestoreHealth
コマンドプロンプトの開き方(管理者として実行):
Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き「cmd」と入力し、Shift + Ctrl キーを押しながら Enter を押してください。
コマンドを実行すると処理が開始しますので、そのまましばらくお待ちください。
処理が完了したら Windows Update を実行してみましょう。
解決できない場合は「解決法2」をお試しください。
解決法2
0x800700d エラーを解決するには、ローカルグループポリシーエディターを使用します。
Windows 10 Home の方は、デフォルトではローカルグループポリシーエディターが使用できませんので、次のページを参考にローカルグループポリシーエディターを有効にしてください。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力して Enter を押します。
2.ローカルグループポリシーエディターが開きますので、ローカル コンピューター ポリシー>コンピューターの構成>管理用テンプレート>「すべての設定」を開きます。
3.右側の欄にある「オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する」をダブルクリックで開きます。
4.この機能はデフォルトで「無効」になっていますので、「有効」を選択し、左下の「Windows Server Update Services (WSUS) の代わりに、Windows Update から修復コンテンツとオプションの機能を直接ダウンロードする」にチェックを入れ、OK をクリックします。
5.「オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する」が有効になったのを確認したらローカルグループポリシーエディターを閉じてください。
これで設定は完了しましたので、Windows Update の画面を表示し、更新のチェック(再試行)をしてみましょう。
※ローカルグループポリシーエディターで設定した「オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定する」は、更新が完了し PC を再起動すると「無効」に戻ります。
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