最近(2025年10月頃から)、Epic Games Launcher にログインしようとすると、タッチキーボードが出現し、まともに入力できなくなる不具合が多発しています。
「メールアドレスやパスワードは何とか入力できるのに、2段階認証のセキュリティコード入力だけがおかしい」 「『1』と打っただけなのに『11111』と勝手に入力される」
そんな症状に悩まされていませんか? ネット上では「1文字ずつコピペする」という対処法も紹介されていますが、実はもっと簡単で、普通に入力できるようになる解決策を発見しましたので共有します。
発生している不具合の詳細
まず、症状のおさらいです。以下の状態に当てはまる場合、今回紹介する方法で解決できます。
- Epic Games Launcher を起動し、ログインしようとすると、タッチキーボード(TabTip.exe)が出現する。
- タスクマネージャーで強制終了しても、入力しようとすると出現する(自動的に起動される)。
- メールアドレスやパスワード欄は何とか入力できる。
- 【ここが致命的】 2段階認証(セキュリティコード)の入力欄で数字を打つと、チャタリングを起こしたように文字が連続入力されてしまう。(例:「1」を押すと「11111」と入力され、カーソルが勝手に飛ぶ)
- BackSpaceキーで消そうとしても、消せる場合もあれば消せない場合もある。Deleteキーでないと消せない場合がある。
根本的な原因は?
筆者は、この問題の根本的な原因は、タッチキーボード(TabTip.exe)自体にあるのではなく、Epic Games Launcher 側(EpicWebHelper.exe)にあるのではないか?と考えています。
※実際に TabTip.exe を旧バージョンに入れ替えて確認してみましたが、改善しませんでした。
例えば Windows 11 の更新プログラム KB5065789(2025年9月29日) および KB5066835(2025年10月14日) では、入力に関する修正を行っているので、全く関係ないとは言えません。
どちらが原因かは分かりませんが、今後の更新で解決することを願います。
入力問題を解決する 2つの方法
1.入力の仕方で解決する
メールアドレスやパスワードの入力欄をクリックすると、入力方式が必ず「あ」(かな)になります。これは、タスクバーの表示に関係なく「かな」入力になってしまいます。つまり、タッチキーボードが表示されているときは必ず「かな」入力になっているということです。
ここで一度「半角/全」キーを押すと、タッチキーボードが非表示になり、入力方式が「A」に変わるので、通常通り入力できるようになります。
問題なのが 2段階認証(セキュリティコード)の入力欄です。
筆者が発見した方法は、「半角/全」キーを一度押してからセキュリティコード 1つを入力、続けて「半角/全」キーを一度押してからセキュリティコード 1つを入力…これを繰り返します。
この方法で入力すると、セキュリティコード 1つを入力するたびに一瞬タッチキーボードが表示されてすぐ消えますが、正常に入力することできます。
2.スクリーンキーボードを「盾」にする
「バグる方のキーボード(タッチキーボード)」が出てこられないように、「安定した方のキーボード」を先に表示させておくのです。
Windows は、スクリーンキーボードが既に起動している場合、タッチキーボードを自動表示しない(抑制する)仕組みになっているようです。これを利用します。
スクリーンキーボードの開き方
もし Epic Games Launcher が既に開いている場合は、一度完全に終了させてください。Epic Games Launcher を終了せずにスクリーンキーボード開いても効果がありません。
1.Windows のスタートメニューを開き、「スクリーン」と入力して検索します。「スクリーン キーボード (アプリ)」が表示されるのでクリックして起動します。
2.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「osk」と入力して Enter を押します。すると、スクリーンキーボードが開きます。


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