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解決! Win11 アップデート後に「デスクトップのアイコン名の影が消えなくなる」

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今回は、2023/09/26 以降のアップデート「KB5030310」または「KB5031354」インストール後にデスクトップのアイコン名の影が消えなくなる問題の解決法を紹介します。

この方法は 1つのシステムファイルを以前のバージョンに置き換える作業を行いますので、自己責任で行ってください。

あくまでも今後のアップデートで解決されるまでの一時的な方法です。

OS:Windows 11 Home 22H2 64 ビット (22621.2428) – KB5031354 インストール済み

2023/10/27:

Win11 KB5031455 アイコン名の影が消えない問題を修正

2023/11/28:

デスクトップのアイコン名に影が付いて消えなくなる不具合が再発しています。

Win11 KB5032190 で確認されている不具合と対処法

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注意事項

1.この方法を実行する前に、Copilot を無効にする必要があります。

次のページで Copilot を無効にする方法を紹介していますので、初めに無効にしておいてください。

Win11 22H2 KB5031354 確認済みの不具合と対処法 対処法2. Copilot を無効にする

Copilot が有効である場合、エクスプローラーのアドレス部分にパスが表示されなくなり、アドレス部分をクリックするとエクスプローラーがクラッシュして終了してしまいます。

2.アップデート後に「デスクトップのアイコン名の影が消えなくなる」問題の解決法を行った後にシステムファイルの修復を実行すると、置き換えたファイルは元のバージョンに戻ります。

Win10/Win11 システムファイルの修復「システムファイルチェッカー」

3.次のアップデートで置き換えたファイルは元のバージョンに戻るでしょう。

アップデート後に「デスクトップのアイコン名の影が消えなくなる」問題の解決法

準備

まず以前のバージョンのファイルを入手するために、Windows 11 の ISO ファイルをダウンロードする必要があります。

さらに、ISO ファイルを解凍するために 7-zip をインストールしておきます。

Windows 11 の ISO ファイルのダウンロードと 7-zip のインストール

1.次のページを開き、Window 11 用の「mediacreationtool.exe」をダウンロードします。

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11

※「Windows 11 のインストール メディアを作成する」の下にある「今すぐダウンロード」をクリックします。

Windows 11 のインストール メディアを作成する

2.ダウンロードした「mediacreationtool.exe」を実行します。

3「.ユーザーアカウント制御」が表示されますので、「はい」をクリックします。

ユーザーアカウント制御

4.「適用される通知とライセンス条項」が表示されますので、「同意する」をクリックします。

Windows 11 セットアップ – 適用されるライセンス条項

5.「言語とエディションの選択」が表示されますので、そのまま「次へ」をクリックします。

Windows 11 セットアップ – 言語とエディションの選択

6.「使用するメディアを選んでください」で「ISO ファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。

Windows 11 セットアップ – 使用するメディアを選んでください

7.保存場所を選択し、「保存」をクリックします。

Windows 11 の ISO ファイルのダウンロードが始まりますので、その間に次のページから 7-zip をダウンロードしてインストールしておきます。

https://7-zip.opensource.jp/download.html

※通常は「64ビット Windows x64」

https://7-zip.opensource.jp/download.html

8.Windows 11 の ISO ファイルのダウンロードが完了したら、「完了」をクリックして「mediacreationtool.exe」を終了しておきます。

ファイルを取り出す

ファイルを取り出す前にデスクトップに「Shell32-1635」というフォルダーを作成しておいてください。

「Shell32-1635」フォルダーに取り出したファイルを保存します。

1.先ほどダウンロードした Windows 11 の ISO の上で右クリック>その他のオプションを確認>7-Zip>「開く」をクリックします。

ISO ファイルの右クリック

2.「sources」フォルダーを開きます。

3.サイズの一番大きいファイル「install.esd」をダブルクリックで開きます。

4.「1」,「2」,「3」などのフォルダーが並んでいますので、お使いの Windows 11 のバージョンに合ったフォルダーを開いてください。

1 = Windows 11 Home
3 = Windows 11 Pro

※2023/10/17 時点での Windows 11 の ISO ファイルには「Shell32.dll」のバージョン「10.0.22621.1635」が存在します。今後の更新でファイルの入れ替えがされると予想します。

5.フォルダーを開いたら、さらに Windows > System32 と開き、「Shell32.dll」を探してください。

Windows.iso\sources\install.esd\1\Windows\System32\

6.「Shell32.dll」が見つかったら、「Shell32.dll」をクリックして離さず、「Shell32-1635」フォルダーに持っていきクリックを離します。(ドラッグ&ドロップ)

Windows.iso\sources\install.esd\1\Windows\System32\Shell32.dll → 「Shell32-1635」フォルダーへドラッグ&ドロップ

これで「Shell32.dll」のコピーは終わりましたので、7-zip を終了します。

コピーした「Shell32.dll」のプロパティを見ると「10.0.22621.1635」となっています。

shell32.dllのプロパティ

バッチファイルの作成

次のページを参考に、「Shell32-1635」フォルダーにバッチファイルを作成し、下記の内容をコピーして貼り付け、保存してください。

バッチファイルとは?バッチファイルの実行方法

バッチファイルの内容(shell32.dllの置き換え.bat):

@echo off
Takeown /f "%windir%\System32\shell32.dll"
ICACLS "%windir%\System32\shell32.dll" /grant %username%:F
ren "%windir%\System32\shell32.dll" shell32.dll.bak
copy %~dp0\shell32.dll "%windir%\System32\shell32.dll"
pause

バッチファイルの実行

1.「Shell32-1635」フォルダーにバッチファイルと「Shell32.dll」があることを確認してからバッチファイルの上で右クリック>「管理者として実行」をクリックします。

2.ユーザーアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックします。

3.次のように表示されたらコマンドプロンプトを終了し、PC を再起動してください。

C:\Windows\System32 フォルダーには「Shell32.dll」と「Shell32.dll.bak」が表示されます

※一部のセキュリティーソフトがバッチファイルの実行を阻止する場合があります。

サインインをしたら「システムのプロパティ」のパフォーマンスオプションで「デスクトップのアイコン名に影を付ける」のオン、オフが適用されるようになります。

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