Windows 10 または Windows 11 を使用中、しばらく席を外したり、長期間サインインをしていない場合、第三者がサインインをしていないかが気になる方もいると思います。
Windows 10 または Windows 11 には、サインイン時にサインインの成功または失敗の情報を表示する「対話型サインイン」という機能があります。
この機能はデフォルトでは無効になっており、有効にするには設定が必要になります。
これにより、第三者による不正なサインインまたはサインインの試行を早期発見することが出来ます。
「対話型サインイン」を有効にする方法
レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。
- システムの復元ポイント作成方法及び復元方法
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- Win10 レジストリの予備知識|概念、開き方、レジストリの内部構成
※Windows 11 のレジストリも基本は同じです。
1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」入力して Enter を押します。
2.レジストリエディターが開きますので、次のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System
3.「System」の上で右クリックし、新規>「DWORD (32 ドット) 値(D)」をクリックします。
4.「新しい値 #1」の名前を「DisplayLastLogonInfo」に変更します。
5.「DisplayLastLogonInfo」を右クリックし、「修正」をクリックします。
6.値のデータに「1」と入力して Enter を押し、レジストリエディターを終了します。
7.一度サインアウトして効果を確認してみましょう。
対話型サインインの画面
ログインのパスワードを入力して Enter を押すと、対話型サインイン画面が表示されます。
初めて対話型サインインをしたので、「このアカウントに初めて対話型サインインしました。」と表示されています。
OK、または Enter を押すと通常通りサインインします。
2回目からのサインイン画面
2回目からは、次のようにサインインの成功とサインインの失敗が表示されます。
それぞれ日付、時刻が表示されています。
間違ったパスワードを入力してサインインの失敗があった場合
間違ったパスワードを入力してサインインの失敗があった場合、失敗した回数と時刻が表示されますので、不正なサインインの発見に役立ちます。
不正なサインインを防止するためには安全なパスワードを作成することが重要です。
Windows に限らず、WEBサイトなどのログインパスワードも複雑なものに設定しましょう。
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