Windows 10 や Windows 11 でファイルを圧縮・解凍するソフト「7-zip」を使用しているユーザーは少なくないと思います。
一部のユーザーは経験したことがあるかと思いますが、インターネット上からダウンロードした圧縮ファイルを「7-zip」を使用して開く際に、非常に時間がかかると感じたことはありませんか?
このページでは、7-zip で圧縮ファイルを開くと異常に時間がかかる原因および「開いているファイル – セキュリティの警告」が表示される仕組みを解説したいと思います。
「開いているファイル – セキュリティの警告」が表示される仕組み
インターネット上やメールに添付されたファイルなど、自分の PC 以外の場所からダウンロードしたファイルを実行する際に、Windows はセキュリティの警告を表示するようになっています。
これは、Windows のセキュリティ機能の一つであり、「Mark of the Web (MOTW)」と呼びます。
わかりやすく言うと、インターネットからダウンロードしたファイルに付けられる「印」のようなものです。
この印が付いていると、ファイルを開く際に警告が表示されたり、安全性が確認されるまで機能が制限されたりします。
これにより、悪意のあるファイルからコンピュータを保護する重要な役割を担っています。
なぜ 7-zip で圧縮ファイルを開くと時間がかかるのか?
7-zip で圧縮ファイルを開く際に「印」が付いていると、Windows セキュリティの機能「Microsoft Defender SmartScreen」が働き、ファイルが安全であるかどうかをチェックします。
Microsoft Defender SmartScreenとは?
Microsoft Defender SmartScreen は、フィッシング詐欺やマルウェア(悪意のあるソフトウェア)からユーザーを保護するために、Microsoft が提供するクラウドベースのセキュリティ機能です。
主に、Webブラウザの Microsoft Edge や Windows オペレーティングシステムに深く統合されています。
そのため、開くまでに時間がかかってしまうのです。
ファイルのサイズが小さい場合は気にならないのですが、ファイルのサイズが数GB と大きくなると、非常に時間がかかってしまいます。
「Mark of the Web (MOTW)」は、次のページの方法で解除することができますので、問題がないと判断した場合にのみ解除をしてください。
Win10/Win11 解決!「Windows によって PC が保護されました」

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