KB5062553 と Windows セキュアブート証明書の有効期限について

Microsoft は、2025/07/08 に Windows 11 バージョン 24H2 の更新プログラム KB5062553 をリリースしました。

KB5062553 には、2025/06/26 にプレビューリリースされた KB5060829 が含まれており、機能の更新や既知の問題の修正も含まれています。

KB5062553 では、主に下記の 3つの問題が修正されました。

  • [グラフィック]​​​​​​​ 修正:この問題は、2025年6月のセキュリティ関連以外の更新プログラム(KB5060829 )がインストールされている場合にのみ発生します。ゲームの解像度がデスクトップの解像度と一致していない場合、 ALT + Tabキーで特定のゲームをフルスクリーン排他モードで切り替えた後、再びゲームに戻ると、ゲームコンテンツとカーソル位置が同期しなくなることがあります。
  • [マルチメディア] 修正:このアップデートでは、通知音が再生されない問題が修正されています。影響を受ける音には、画面上のアラート、音量調整、サインイン時の音が含まれます。
  • [Windows ファイアウォール]修正: この更新プログラムは、セキュリティが強化された Windows ファイアウォールのイベント ビューアーにイベント 2042 として記録される問題に対処します。イベントは「構成の読み取りに失敗しました」というメッセージと「さらにデータがあります」というメッセージで表示されます。この問題の詳細については、Windows 正常性ダッシュボードの「Windows ファイアウォールのエラー イベントが記録される」を参照してください。
Microsoft – Google 翻訳


上記の 3つ以外にも、今現在 KB5062553 のページを見てみると、既知の問題に「Microsoft は現在、この更新プログラムに関する問題を認識していません。」と記載されており、少し前から問題となっていた「Notoフォントの問題」の記載がありません。

KB5062553 では、正式に公表されていませんが、「Notoフォントの問題」も修正されているようです。

筆者の環境で KB5062553 をインストール後に確認をしてみましたが、特に問題は発生していません。

目次

Windows セキュアブート証明書の有効期限について

1つ、KB5062553 のページを見て気付いた方もいると思いますが、ページの冒頭に「ほとんどの Windows デバイスで使用されているセキュアブート証明書は、2026 年 6 月から有効期限が切れます。」という記載があります。

Windows セキュアブート証明書の有効期限について

重要:ほとんどの Windows デバイスで使用されているセキュアブート証明書は、2026 年 6 月から有効期限が切れます。期限内に更新されない場合、一部の個人用デバイスおよびビジネス用デバイスの安全な起動に影響が出る可能性があります。混乱を避けるため、ガイダンスを確認し、事前に証明書を更新することをお勧めします。詳細と準備手順については、 「Windows セキュアブート証明書の有効期限と CA の更新」をご覧ください。

Microsoft – Google 翻訳

何かしなければいけないのか?有効期限が切れたら Windows が起動しなくなる?と心配している方もいると思いますが、一般家庭で使用している Windows 11 であれば心配いりません。

Microsoft は、次のように言っています。

Home、Pro、または Education エディションを実行する Windows 10 または Windows 11 デバイスを使用しており、Microsoft から自動的に更新プログラムを取得している場合 (ほとんどのユーザーと同様に)、はい、これはデバイスに適用されます。 

つまり、新しい証明書は、通常の Windows Update を通じて各デバイスに配信(自動的に更新)されます。

そのため、ほとんどのユーザーの方は、特別な対応をする必要はありません。 

ただし、セキュア ブートが有効になっていることが条件です。

セキュア ブートが有効かどうかを確認する方法

1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「msinfo32」と入力して Enter を押します。

2.「システム情報」が開きますので、「セキュアブートの状態」の右側を確認してください。

システム情報

※ Windows セキュアブート証明書の更新時に Windows が起動できなくなる可能性あり

Microsoft は、Windows セキュアブート証明書の更新時に起こりうる可能性として、次のように言っています。

残念ながら、場合によっては、デバイスが起動しなくなったり、新しい証明書を受け取った際にBitLockerの回復状況が発生したりすることがあります。

つまり、Windows セキュアブート証明書が更新されたとき(Windows Update 完了後)に、Windows が起動できなくなったり、BitLocker 回復の画面が表示される場合があるということです。

ユーザー側が困るのは、いつ証明書が更新されるかわからないという点ですね。有効期限が切れる直前なのか、もっと前に更新されるのか…

Microsoft は、次のように言っています。

新しい証明書の更新は、2026 年 6 月まで段階的に継続されます。Microsoft は、スムーズで安全な移行を確実にするために、まず Home および Pro エディションのシステムから開始します。

問題が発生した場合の対処法は、次の 2つです。

  • Windows が起動できなくなった場合はセキュアブートを無効にする
    • セキュアブートを無効にする際に問題が発生した場合は、メーカーへの問い合わせを推奨しています
  • BitLocker 回復の画面が表示されたら 48桁の回復キーを入力する
BitLocker 回復キーを調べる方法

Microsoft アカウントで Windows にサインインをしている場合、BitLocker を有効にするとアカウントに回復キーが保存されます。

1.お使いのブラウザーで Microsoft アカウントにサインインし、「デバイス」>現在使用しているデバイスの「情報 & サポート」を開きます。

スマートフォンや別の PC、ネットカフェなどを利用してサインインしてください。

Microsoft アカウントのページ
Microsoft アカウントのページ

2.「BitLocker データ保護」の下にある「回復キーの管理」をクリックします。

全デバイス
全デバイス

3.すると、BitLocker 回復キーが表示されます。

「キー ID」は、BitLocker 回復画面に表示された回復キー ID の最初の 8桁の英数字です。その右側の回復キーが 48桁の BitLocker 回復キーになります。

推測ですが、Windows が起動できなくなるのは、「2025/06/10~11 以降、Windows 10 または Windows 11 を使用している特定のメーカー(GIGABYTE、富士通、マウスなど)の PC で Windows Update 後に起動できなくなる問題」と同じように、特定のメーカーでのみ発生する可能性があるのではないでしょうか。

BitLocker 回復に関しては、BitLocker を有効にしている環境すべてで表示される可能性があります。

次のページでは、自動的に BitLocker が有効になるのを防ぐ方法も紹介しています。過去に複数のユーザー環境で勝手に BitLocker が有効になる不具合が発生していますので、気になる方は参考にしてみてください。

なぜ?Win10/11 Homeでも「BitLocker回復」と表示される理由

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この記事を書いた人

日々の PC 操作から生まれた疑問や、「もっとこうしたい」という想いを原動力に、2008年頃から現在に至るまで Windows の知識を独学で追求してきました。試行錯誤を重ねて見つけた「なるほど!」な技や、困った時の解決策を、皆さんの PC ライフに役立ててほしい一心で発信しています。

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