今回は、Windows 11 にインストールされている各ストアアプリをコマンドで起動する方法を紹介します。
ご自身でバッチファイルの作成やプログラミングをする際に、ストアアプリをコマンドで起動したいという方もいるのではないでしょうか?
通常のアプリ(ソフトウェア)は、ショートカットのプロパティを開くと「リンク先」が表示されており、コピーをすることができますね。
この「リンク先」を「ファイル名を指定して実行」などに貼り付けてアプリを実行することができますが、ストアアプリの場合は「リンク先」がグレーアウトされていてコピーができません。
プロパティに表示されている「リンク先」を「ファイル名を指定して実行」などに手動で入力して実行しても
「’Microsoft.Windows.Photos_8wekyb3d8bbwe!App’ が見つかりません。」
というエラーが出て起動することができません。
Microsoft.Windows.Photos_8wekyb3d8bbwe!App
ストアアプリのリンク先をコピーする
ストアアプリのリンク先を手動で入力するのは面倒ですね。
ここでは、ストアアプリのショートカットを作成し、リンク先をコピーする手順を紹介します。
1.ショートカットの作成方法
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
shell:Appsfolder
2.「Applications」フォルダーが開きます。
ここには、インストールされているアプリのショートカットが表示されています。
3.ショートカットを作成したいアプリの上で右クリック>「ショートカットの作成」をクリックします。
4.「デスクトップ上に作成しますか?」と聞かれますので、「はい」をクリックします。
すると、デスクトップにショートカットが作成されます。

2.リンク先をコピーする方法
1.メモ帳を開きます。
2.先ほど作成したストアアプリのショートカットを左クリックし離さず、メモ帳の上に持って行き左クリックを離します。(ドラッグ&ドロップ)
3.すると、次の画像のような文字列が表示されます。
4.メニューの「編集」>「置き換え」をクリックします。
5.上のインプットボックスに半角のスペースを入力し、その下の「置換」には何も入力せず、「すべて置き換え」をクリックします。
6.すると、すべての半角スペースが削除されます。
7.例えばフォトの場合は、赤枠で囲った部分(プロパティに表示されていた「リンク先」)をコピーしてください。
ストアアプリをコマンドで起動する方法
では、「ファイル名を指定して実行」にコマンドを入力してアプリを起動してみましょう。
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力します。
shell:Appsfolder\
2.上記のコマンドの後に先ほどコピーした「リンク先」を貼り付けます。
フォトの場合、次のようになります。
shell:Appsfolder\Microsoft.Windows.Photos_8wekyb3d8bbwe!App
3.Enter を押してみましょう。
アプリが起動しましたね?同じ手順で、ご自身の好きなアプリを起動してみてください。
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