Microsoft は、2024/12/18 に一部の環境（Windows 11 バージョン 24H2 をインストールした PC）で内蔵スピーカー、Bluetooth 接続のスピーカーやヘッドセットが機能しなくる不具合が発生していると発表しました。
また、ファーストパーティ アプリケーションとサードパーティ アプリケーションの両方がこれらのデバイスを認識しなかったという報告もあったようです。
この問題は、cridspapo.dll ファイルを含む Dirac Audio を搭載した一部のデバイスで確認されています。
※Dirac Audioは、オーディオの明瞭度と精度を向上させるデジタルサウンド改善技術です。
そのため、影響を受けている PC は、音が出ないという状態となっています。
現在 Microsoft とドライバーの製造元は協力し、新しいドライバーのリリースに向けて取り組んでいます。
問題が解決されるまでは、影響を受けるデバイスを搭載した PC には Windows Update 経由でのバージョン 24H2 の提供はされません。
※Microsoft は、手動での 24H2 への更新はしないことを推奨しています。
新しいドライバーがリリースされると、PC メーカーのサイトまたは Windows Update の画面からドライバーを更新することができるようになります。
ドライバーが更新されると、順次 Windows Update 経由でのバージョン 24H2 の提供が開始されます。
Microsoft が発表したのが 12/18 ですので、既に 24H2 に更新している環境では内蔵スピーカー、Bluetooth スピーカー、Bluetooth ヘッドセットなどが機能していないのではないでしょうか？
現在 Microsoft は、この問題を解決するための一時的な方法などを提供していませんが、「Dirac Audio」の機能を「オフ」にすることで解決できる可能性があります。
スタートボタンをクリックしてスタートメニューを表示し、右上の「すべて」から「Dirac Audio」探して起動し、「Dirac Audio」の機能を「オフ」にします。
今回の根本的な原因は、Windows 11 24H2 ではセキュリティが強化されており、脆弱性に対処するために一部の古いドライバーをブロックしているためでしょう。
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