今回は、Windows 10/11 のタスクスケジューラに登録したタスクをバックアップおよび復元する方法を紹介します。
例えば、Windows 10/11 をクリーンインストールした場合やパソコンを買い替えた場合、追加したタスクはすべて消えてしまいますね。
再度同じタスクを追加するのは面倒だという方は、今回紹介する方法でバックアップしておくと簡単に復元することができますので、参考にしてみてください。
タスクスケジューラに登録したタスクをバックアップする方法
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
taskschd.msc
2.タスクスケジューラが開きますので、左側の「タスクスケジューラ ライブラリ」をクリックします。
3.バックアップしたいタスクの上で右クリック>「エクスポート」をクリックします。
4.「名前を付けて保存」が表示されますので、保存したい場所を開き、「保存」をクリックします。
これでタスクのバックアップは完了です。
バックアップしたタスクは拡張子が「.xml」となっており、メモ帳で開くと次の画像のような内容になっています。
バックアップしたタスクを復元する方法
1.タスクスケジューラから復元する
1.Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
taskschd.msc
2.タスクスケジューラが開きますので、左側の「タスクスケジューラ ライブラリ」の上で右クリック>「タスクのインポート」をクリックします。
3.すると、「タスクの作成」が表示されますので、OK をクリックするとタスクの復元は完了です。
2.コマンドで復元する
1.スタートボタンを右クリックし、「ターミナル(管理者)」を開きます。
2.次のコマンドを入力して Enter を押します。
schtasks /create /XML "XMLファイルのパス" /tn "タスク名" /F
例えば、「E:\test\test」フォルダーに保存されている「7-zip の更新の有無をチェック.xml」であれば、コマンドは次のようになります。
schtasks /create /XML "E:\test\test\7-zip の更新の有無をチェック.xml" /tn "7-zip の更新の有無をチェック" /F
「XMLファイルのパス」および「タスク名」は、ダブルクォーテーション「”」で囲むようにしてください。
ダブルクォーテーションで囲まなかった場合、名前やパスにスペース(空白)が含まれているとエラーが出てコマンドが実行できません。
登録したコマンドをすぐに実行する
登録したコマンドをすぐに実行したい場合は、次のコマンドを入力して Enter を押します。
schtasks /run /TN "タスク名"
タスク名が「7-zip の更新の有無をチェック」であれば、次のようになります。
schtasks /run /TN "7-zip の更新の有無をチェック"
コメント