今回は、Windows 11 のスタートボタンの上で右クリックした際に表示される「シャットダウンまたはサインアウト」で、「更新してシャットダウン」をクリックしても機能しない場合の原因を紹介します。
「更新してシャットダウン」をクリックしても再起動してしまったり、次回起動時に更新が完了していないことがあります。
「更新してシャットダウン」が機能しない原因
1.高速スタートアップ
「更新してシャットダウン」が機能しない原因は、一般的に Windows 11 でデフォルトで有効になっている「高速スタートアップ」が原因と言われています。
Windows Update の更新作業は、再起動が必要な場合と必要でない場合があります。
再起動が必要な場合に「更新してシャットダウン」をクリックすると、「更新してシャットダウン」が正常に機能せず、もしくは強制的に Windows Update が「更新して再起動」を実行してしまいます。
おそらく Windows 11 のバグであるか、Microsoft が意図的に行っていると思われます。
2.Windows Update の仕組み
最近は、Windows Update で更新プログラムをインストールした後に 2回再起動が必要な場合が多くなっています。
これが原因で、「更新してシャットダウン」をクリックしても一度目の再起動が必須であるため、自動的に再起動されてしまうようです。
Microsoft は、2025/09/29 に Windows 11 Insider Preview ビルド 26120.6760 (ベータ チャネル) をリリースし、このバージョンで「更新してシャットダウン」を実行しても実際には PC がシャットダウンされない可能性がある根本的な問題を修正しました。今後、一般向けに配信される更新プログラムでも修正が適用されるでしょう。
「更新してシャットダウン」が消えない場合
Windows Update が正常に完了した後でも「更新してシャットダウン」の項目が消えない場合があります。
これは Windows 11 のバグだと思います。(「高速スタートアップ」をオフにしている環境でも確認できました)
筆者は「更新してシャットダウン」の項目が消えない場合に、手動で「更新プログラムのチェック」を行うと項目が消えることを確認しています。
Windows Update の画面を開き、「最新の状態です」と表示されていても、そのまま「更新プログラムのチェック」をクリックしてください。
更新プログラムのチェックが開始し、しばらくすると「更新してシャットダウン」の項目が消えます。



コメント