今回は、Microsoft Edge の更新が出来ずに「更新プログラムの確認中にエラーが発生しました: コンポーネントを作成できませんでした(エラーコード 3: 0x80040111 — system level))。」と表示される場合の解決法を紹介します。
実際の症状
つい先ほど Microsoft Edge を手動で更新をしようと設定画面を開くと、ユーザーアカウント制御「Microsoft Edge の更新」が表示され、「はい」をクリックしても、何度もユーザーアカウント制御が表示され続けるという現象が起きました。
ユーザーアカウント制御「Microsoft Edge の更新」は合計 6回表示されました。

その後に「Microsoft Edge について」をクリックすると、もう一度ユーザーアカウント制御が表示されます。

そしてバージョン情報を見ると「更新プログラムの確認中にエラーが発生しました: コンポーネントを作成できませんでした(エラーコード 3: 0x80040111 — system level))。」と表示されています。
Microsoft Edge のバージョンは「109.0.1518.61 (公式ビルド) (64 ビット)」です。

試したこと
1.ネットワークの再接続
インターネットを一度切断し、再度接続してからもう一度 Microsoft Edge を実行してみましたが、解決できませんでした。
2.PC の再起動
PC の再起動をしてから Microsoft Edge を実行しても変わりません。
3.「アプリと機能」から Microsoft Edge を修復
Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコードを入力して Enter を押します。
ms-settings:appsfeatures
アプリと機能が開きますので、Microsoft Edge を選択して「変更」をクリックします。

ユーザーアカウント制御が開きますので、「はい」をクリックします。

「Microsoft Edge の修復」が表示されますので、「修復」をクリックします。

修復が終わると Microsoft Edge が自動で開きます。
しかし、これでも解決しません。
4.Microsoft Edge の再インストール
「アプリと機能」ではアンインストールできませんでしたので、Microsoft Edge をダウンロードしてインストールします。
www.microsoft.com/edge のページへ行き、下の方にある「デバイス用にダウンロード」をクリックします。

Windows の下の「ダウンロード」をクリックしてダウンロードします。

ダウンロードした「MicrosoftEdgeSetup.exe」を実行すると、インストール完了後に自動で Microsoft Edge が開きます。
しかし、やはり設定画面を開くと同じようにユーザーアカウント制御が表示され、更新が出来ません。
5.レジストリ値の削除後 Microsoft Edge のインストールで解決
レジストリの操作を間違えるとシステムが起動できなくなるなど不具合が起きる可能性があります。
事前にシステムの復元などでバックアップを取り、自己責任で行うようお願いします。
Microsoft Edge に関するレジストリ値の削除後に Microsoft Edge のインストールをすることで解決しましたので、手順どおり行ってみてください。
1.Windowsキー + R を押して、「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」入力して Enter を押します。
2.レジストリエディタが開きますので、次のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\EdgeUpdate\Clients\{F3C4FE00-EFD5-403B-9569-398A20F1BA4A}
この「{F3C4FE00-EFD5-403B-9569-398A20F1BA4A}」キーを右クリックし、「削除」をクリックします。


キーの削除が終わったらレジストリエディタを終了し、先ほどの 4番でダウンロードした「MicrosoftEdgeSetup.exe」を実行してインストールをします。
インストール後に Microsoft Edge が開きますので、設定画面を開きましょう。

すると、ユーザーアカウント制御の画面は表示されず、「Microsoft Edge は最新です。」と表示されます。
今回は苦戦しましたが何とか解決できました。皆様のお役に立てれば幸いです。
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