昨日、メインで使用している PC Windows 11 Home バージョン 23H2 で「Windows 11, version 24H2 が利用可能です」という通知が来ましたので更新をしてみました。
すると、以前バッチファイルを使用して有効化していた Hyper-V が消えてしまいました。
「Windows の機能の有効化または無効化」にも Hyper-V の項目はなく、「C:\Windows\System32」フォルダーにあるはずの「virtmgmt.msc」も削除されていました。
そのため、タスクバーにピン留めしていた「Hyper-V マネージャー」のアイコンも真っ白になります。
Hyper-V が消えてしまった原因は、Microsoft が「Hyper-V の役割を Windows 10 Home または Windows 11 Home にインストールすることはできません。」と言っているように、元々 Windows 11 Home では Hyper-V が使用できないようになっているためでしょう。
消えた Hyper-V を元に戻す方法
1.消えた Hyper-V を元に戻すには、もう一度 Hyper-V を有効化するバッチファイルを管理者として実行する必要があります。
pushd "%~dp0"
dir /b %SystemRoot%\servicing\Packages\*Hyper-V*.mum >hyper-v.txt
for /f %%i in ('findstr /i . hyper-v.txt 2^>nul') do dism /online /norestart /add-package:"%SystemRoot%\servicing\Packages\%%i"
del hyper-v.txt
Dism /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Hyper-V-All /LimitAccess /ALL
2.Hyper-V 有効化の処理が完了すると再起動をするかどうかを聞かれますので、キーボードの「y」を押すとすぐに PC が再起動されます。
3.PC が起動したら、「Hyper-V マネージャー」を実行してください。
「Hyper-V マネージャー」のショートカットアイコンを削除してしまった場合は、Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、次のコマンドを入力して Enter を押します。
%windir%\system32\control.exe /name Microsoft.AdministrativeTools
すると、「コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\Windows ツール」が開きます。
この中に「Hyper-V マネージャー」がありますので、ここから起動してください。
※アイコンを右クリックしてタスクバーにピン留めすることもできます。
4.「Hyper-V マネージャー」が起動しますが、更新前に作成していた仮想マシンはすべて削除されています。
わかりやすく言うと、実際には仮想マシンのファイルすべてが削除されてしまったのではなく、仮想マシンのリストが削除されただけです。
5.作成済みの仮想マシンを元に戻すために、右側の「仮想マシンのインポート」をクリックします。
6.「開始する前に」が表示されますので、そのまま「次へ」をクリックします。
7.「フォルダーの検索」が表示されますので、「参照」をクリックします。
8.「フォルダーの選択」が表示されますので、仮想マシンの「Virtual Machines」というフォルダーが含まれる場所を開き、「フォルダーの選択」をクリックします。
9.「フォルダーの検索」に戻りますので、「次へ」をクリックします。
10.「仮想マシンの選択」が表示されますので、インポートする仮想マシンを選択して「次へ」をクリックします。
11.「インポートの種類」が表示されていますので、デフォルトで選択されている「仮想マシンをインプレースで登録する (既存の一意な ID を使用する)」のまま「次へ」をクリックします。
12.「インポート ウィザードの完了」が表示されますので、内容を確認して「完了」をクリックします。
すると、仮想マシンが元に戻ります。
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